四つ葉のクローバーは、踏みつけられたり傷ついた時にできる突然変異だって聞いたけど、知らない?
と、彼が、言う。
昔は、ぱっと見つけられたんだけどな。
と、また、呟くように言った。
そうなの?
と、私。
らしいよ、
と、彼。
難しいことはわからない。
でも、彼がそう言うのだから、そうなのだろう。
そう思って四つ葉のクローバーを探すと、なんだか、涙が溢れてきた。
溢れる涙を食い止めようと必死になるが、ぽとりぽとりと流れ出る。
なぜだろう。
こんな時に。
こんな何にもないただのありふれた時間に。
彼が、私が泣いているのを見て、
疲れたね。
と、笑った。
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