跳ねることりと、余白のある時間
先日、少し足をのばして、景色のきれいな場所でランチをしました。
ゆっくりとした時間が流れる中、聞こえてくるのは、鳥のさえずり。
時おり、ぴょんぴょんと地面をはねる小さなことりの姿が目にとまり、
おしゃべりも忘れて、その様子をずっと見ていたくなりました。
その場には特別な何かがあるわけではなく、
ただ、美味しいごはんと、美しい景色と、自然の音があるだけ。
でも、不思議と心がすーっと整って、
ひらいていくような感覚がありました。
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あらためて思います。
私たちの日々は、たくさんの「音」や「情報」に囲まれていて、
ときどき、自分の感覚がどこかに行ってしまいそうになる。
でも、自然の中に身を置いて、
風の音や鳥の声に耳をすませていると、
すこしずつ、五感が戻ってくる気がします。
「感じる力」が、静かに戻ってくるような。
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インテリアのしごとも、少し似ています。
何を置くか、どう見せるかよりも、
“どんな空気が流れているか”を大切にしたい。
光の入り方、風の通り道、視線の抜け。
モノとモノのあいだに、どれくらいの「余白」があるか。
植物がどこにあって、どんな気配をつくっているか。
空間もまた、感じるものであり、
その感じ方は、日々の暮らしと、心の状態と、つながっています。
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ぴょんぴょん跳ねていた、あのことりの姿。
あの時間が、私にそっと教えてくれた気がします。
「暮らしも、インテリアも、余白があるから心が動くのだ」と。
忙しい毎日の中にも、
少しの間、立ち止まって心をひらく時間がありますように。
そんな “小さなしあわせ” を、空間を通して届けていけたら──
あらためて、そう思った日でした。
