フォーミュラeが楽しすぎた
ビッグサイトのフォーミュラカーレース、『FORMULA e』に行ってきました。
東京開催は3回目、私は去年から観に行っています。
「F1というものの存在は知っている」という人向けのざっくり説明
F1は三重県の鈴鹿サーキット(ときどき静岡の富士スピードウェイ)で開催される、最高峰のカーレースです。
何をもって最高峰と呼ばれるのかについては割愛します。とりあえず「そういうもの」として飲んでください。
そのフォーミュラレースの電気自動車部門として、2014年から始まったのがフォーミュラeです。初年は
アイルトン・セナの甥
アラン・プロストの実子
ネルソン・ピケの実子
などがドライバーとして参戦し、ネルソン・ピケJrが初代チャンピオンになりました。
「次世代のフォーミュラレース」として、何というか非常にシンボリックな人選ですよね。「GX ACTION」の文脈で、地球温暖化対策ショーとしての役割も期待されています。
「つまりF1の下位互換ってこと?」と思ってる人向けのプレゼン
次世代のフォーミュラレース……というと「F1のジュニア大会」に見えるかもしれません。実際F1マシンの電化も進んでますし。
フォーミュラeのマシンは、エンジンを持たず、巨大なバッテリーを積んで走ります。車体重量はF1マシンより100kg近く重く、トップスピードは来期の「第4世代」マシンで335km/hです。


フロントノーズが持ち上がってて浮き上がりそうなんだけどその中に変なペラがいっぱいあるから多段式でダウンフォース生まれるようにしてるんでしょうかね? 来年からはトップスピードも上がるし、バンピーな市街地コースでのノーズアップのリスクを考えると上から押し付けるだけのエアフローよりベクトルの引き算するようなデザインのほうがベターなのかもしれませんねあまり詳しくないので自信はありませんが……(オタクの早口)
クリーンエネルギーと静音をウリに、東京では市街地レースを開催しています。ビッグサイト周辺道路の2.5kmがコースになります。
あのエキゾースト音に代わるのがインバータ音です。侮るなかれ、スターティンググリッドで「フィィーーーーン!」って鳴り始めた瞬間に、あっこれフォーミュラレースだ!! と感じられると思います。
そして「燃費」ではなく「電費」の駆け引きがあります。100%から0%ギリギリまで使って走り切りたいわけです。特にレース終盤のバッテリー残量2%を切ったあたりからがマジで面白い。
また、F1におけるDRSに近い「アタックモード」があります。これは一定条件下で一時的にモータの出力上限を上げられるモードです。視覚的な演出もあるのでDRSの例の「パカッ」で「来た来た来たーー! 行っけぇ~~~~!!」ってなるあの感じも楽しめます。
F1同様、レースのルールも毎年変わります。ルール変更には当たり外れがありますが……私は去年のほうが好きだったかな。
今年に新設された強制ピットインルールは、レース序盤を数珠つなぎの持久戦にしてしまっていました。
今年の東京大会では、序盤の膠着状態気味なところでセバスチャン・ブエミがなかなかチャレンジングな戦法に出てくれて、それで会場が大盛り上がりしました(ブエミここにいるんですよー!)
「で、肝心のレースは面白いの?」と気になってる人向けのラブコール
おーーーっもしろいですよ!マジで!
前述した通り「F1とは違う、確かにフォーミュラカーレース」であるのに加え、
バトルアニメ感のあるレースルール、
羽田からも成田からもバス1本で来れちゃう便利さ、
ビッグサイト東棟での「ファンビレッジ」無料解放などなど、
気軽に遊べる入門編としての楽しさもあります。
とくに今年は暑かったので、予選はグランドスタンドではなく、ファンビレッジ内の巨大モニタで見ていました。ファンビレッジはチケットがなくても入れるので、つまりパブリックビューイングが無料開放されている状態なのです。近隣住民にとっては「天国か?」みたいな環境です。
クッションソファでダラダラ寝転がったりキッチンカーでビールと串焼き肉買ったり。フェスらしい「ゆるさ」の余白があるのも嬉しい。

レース観戦といえば過酷なものだと思っていた身には、あまりに快適。リップスライムも世代なので嬉しかったです……(夫は世代がずれるため無反応でした、さみしー)
F1級のびっくりセレブが来ている様子はありませんが、意外なひとがカメラに抜かれてたりしています。
去年はホームストレートに何故かファフ・デクラーク(ラグビー南アフリカ代表選手)がいました。

レース展開も、フォーミュラカーレースが好きな人であれば満足できる内容だと思います。
サイド・バイ・サイドからのオーバーテイクも、テール・トゥ・ノーズの駆け引きもマシントラブルもある中でレースが進み、終盤には全選手のバッテリー残量が1%代に入ります。そこからがもう、猛烈にアツい。
大人ならきっと知ってる、パソコンの充電が限界スレスレの中で仕事のメールを打ってる時の緊張感が蘇ってきます。
カーバッテリーなので、減速で回生がかかります。バッテリー残量はモニターにリアルタイム表示されるので、回生がかかると0.2%→0.3% みたいな微妙に回復しているのが分かります。
眼前で起きている激アツの競り合い。このかっこいいクルマたちによる、バッテリー残量0.2%の攻防。
この「身に覚えのある緊張感」は、かなりクセになります。
土曜日の決勝では、最終コーナー後のストレートでバッテリー残量のチキンレースを制した選手が優勝しました。前方のマシンが残量0.1%になった瞬間にガクン! とスピードを落とした、その一瞬でオーバーテイクを成功させ、勝利を掴んでいました。
わが家のすぐ後ろに座っていた、おそらく初観戦の男性グループが
「おもしろいなこれ……いやおもしれーな!?」
っておおはしゃぎしてたのが印象的でした。そうなのよおもしれーのよこのレース!
2027年はシーズンフィナーレの舞台になる!
2027年の開催カレンダーも発表されており、東京大会はなんとシーズンフィナーレ……つまり年次チャンピオンが決まる最終戦の舞台になります!
東京開催もいつまでやってくれるのかわかりません。
誘致当初は今年までだった気がするので、延長してくれたのかもしれません(嬉しい)。
とりあえず来年もアツそう。どんどんチケットが取りにくくなっていきそうなのは不安ですが、来年も観戦したいですね。いやーーー面白かった! 今から楽しみです!
常夏~の楽園ベイベー♪
ココナ~ツとSunshine crazy♪
持ってく明日の朝までSummer day♪
罠ハマるone time! たまんねーな wow wow wow♪
