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肺炎球菌ワクチン、もう打ちましたか?〜呼吸器専門医がやさしく解説します(2026年版アップデート)〜

🔸目次

  • はじめに|肺炎は高齢者にとって重大な病気

  • 肺炎球菌とは?|感染症の主な原因菌のひとつ

  • 肺炎球菌ワクチンとは?|2種類あるワクチン

  • 接種対象者とタイミング|定期接種の変更点

  • よくある質問Q&A

  • まとめ|自分と大切な人を守るために


はじめに|肺炎は高齢者にとって重大な病気

肺炎は日本における主要な死亡原因のひとつです。高齢になるほど肺炎で命を落とすリスクは高くなります。

その中でも「肺炎球菌」は、重症化しやすい重要な原因菌です。

この肺炎球菌感染症を予防する方法のひとつが、ワクチン接種です。


肺炎球菌とは?|感染症の主な原因菌のひとつ

肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)は、

・肺炎
・中耳炎
・副鼻腔炎
・髄膜炎
・敗血症

などを引き起こす細菌です。

特に65歳以上や基礎疾患のある方では、感染すると重症化しやすく注意が必要です。


肺炎球菌ワクチンとは?|2種類あるワクチン

肺炎球菌ワクチンには、主に次の2種類があります。

🔸PCV20(プレベナー20)

20種類の型に対応した結合型ワクチンです。

・免疫の記憶がつきやすい
・効果が持続しやすい

👉 2026年4月(令和8年度)からは定期接種がPPSV23⇒PCV20に変更されます


🔸PPSV23(ニューモバックスNP)

23種類の型に対応した多糖体ワクチンです。

・広い型をカバー
・ただし免疫の持続はやや弱い

👉 これまでは定期接種に使われていましたが、今後はPCV20へ移行します


接種対象者とタイミング|定期接種の変更点

現在の基本は以下の通りです。

🔸定期接種

・65歳の方
・60〜64歳で重い基礎疾患がある方

👉 今後はPCV20を1回接種


🔸接種を検討してほしい方

・65歳以上の高齢者
・COPD、喘息、間質性肺炎などの呼吸器疾患
・糖尿病、心疾患、腎疾患
・免疫力が低下している方


よくある質問Q&A

Q. 接種すると必ず肺炎を防げるの?

A. すべての肺炎を防げるわけではありませんが、
重症化や死亡リスクを下げる効果が期待されます。


Q. すでにPPSV23を打っていますが、どうすればいいですか?

A. とても重要なポイントです。

👉 PPSV23を接種済みでも、可能ならPCV20を追加接種することが推奨されます(※ただし自費になります)

・目安:1年以上あけてPCV20を1回接種

理由:
・PPSV23は免疫の持続が弱い
・PCV20は免疫の質が高く、長く効く

👉 つまり
「PCV20で免疫を底上げする」イメージです

Q. 副反応はありますか?

A. 接種部位の腫れや軽度の発熱などがありますが、
重篤な副反応はまれで、安全性の高いワクチンとされています。


まとめ|自分と大切な人を守るために

肺炎は高齢者にとって、命に関わる病気です。

そして今、肺炎球菌ワクチンは

👉 「PPSV23の時代」から「PCV20の時代」へと変わりつつあります

・これから接種する方 → PCV20を1回
・すでにPPSV23を打った方 → PCV20の追加を検討

肺炎球菌ワクチンは、自分と大切な人を守る“備え”です。

気になる方は、ぜひかかりつけ医に相談してみてください。


📌 ※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診療判断は医師にご相談ください。

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