16タイプの枠に収まらない人は普通に存在する
類型論の考え方について
世の中には性格診断ツールなるものが星の数ほど存在しますが、自分の性格傾向を大まかに把握できるためわかりやすいというメリットがあるのが類型論です。類型論の性格診断はその人自体の性格を特定のタイプに当てはめるのではなく「このnタイプの中で最も高いのがこれ」、あるいは「この人の性格をaという性格診断のタイプの中で分類するとすればこれ」という考え方によって成り立っています。
ざっくり言えば16タイプ性格診断もエニアグラムもソシオニクスも学校のクラス分けみたいなものです。学校のクラスの中には何人もの異なる性格の学生がいますが、自然とそのクラスの特徴が次第に出てきます。1組はチャラい、5組は陰キャが多い、などの共通認識があっても詳しく見ていくと1組にも普通にチー牛みたいな学生はいるし5組にも不良っぽい学生はいる。同じENTPの中にもよく言われるような口達者な人もいれば普通に話すだけでどもるようなコミュ障のような人もいる。これは「あいつは5組にいるから陰キャ」というロジックが成立しないのと同じで心理機能の観点から考えるとTi-Feの全体の合理性追求型で最も自然に使われているのがNeなのが ENTPであるだけで別にENTPだから論破得意とか名探偵コナンのように頭がキレるわけではありません。
分類はできるが診断はできない
従って類型論においては性格の「分類」はできるが「診断」はできない、というのが私の考えです。人間の性格自体が一言で語るのは不可能で、あまりにも多面的すぎます。それを「あなたはAの性格です」などと断定するのは不可能です。これは他者からの判断を仰ぐ場合もそうで、あくまでもその人から見た性格に過ぎず、それによって自分の性格を確定させる事はできません。そういう意味で類型論の性格診断はあくまでもクラス分けに過ぎないのです。
公式MBTIが「診断をしない」スタイルを取っているのも恐らくそのためで、クラスの候補を挙げる事はできるがその人の性格の全てを見る事ができないためタイプを確定させる事ができないのです。一部で性格タイプを確定しない公式MBTIを批判する人もいますが、類型論の特性上、確定しないのではなくできないというのが正しいでしょう。能力や理解度の話云々ではなく、誰にもタイプを確定させる事≒診断はできないのです。デスノートのルールと同じように今東京にいる人が5分後にシンガポールで交通事故を起こす事はできないのと似ています。
自分の16タイプについて改めて考察する

これは私の最近のメンタズルの診断結果ですが、内向機能が全てプラスでTe,Fe,Seがマイナスとなっています。これの診断結果としてはINFJですが、INFJの心理機能の並びとされるNi> Fe>Ti> Seとは似ても似つきません。もっとも16タイプの決まり方も心理機能の強弱と言うよりはどのように使われるかが重要であると個人的には考えていますが。
私のNi>Ti>Fi>>>Ne=Si>>Te≧Fe>>Seという無秩序な心理機能の並びだと16タイプに分類するのは不可能です。ただ自分の中でFi-Teの自分にとっての合理性を追求するかTi-Feの全体の合理性を追求するかの観点で言えば前者の傾向が強く、Niが最も自然に使われており、自分の体調の限界にギリギリまで気づかないあるいは過敏になりすぎる事などからSeが無意識の領域に追いやられやすい事から恐らくINTJだろうと考えているに過ぎません。ちなみに私のエニアグラムのタイプは4w5、トライタイプ△459という事で外から見たらINFPっぽさの方が上回るかもしれません。
敢えて私の性格タイプを表記するとすればこのような感じでしょう。
Fi-INTJ、Ni-Ti-Fi型、分類不能型INTJ(Ni-Fi-Ti-Se)、Ni-INFP、Ni-Fi式のNF型、Ni-Ti式のNT型、視野狭窄型INFP(Fi-Ni-Si-Te)、自己完結型(Niにより外部を疑いその中身を仮定しTiにより検証しFiにより何を信じるべきか、好むべきかを考える所から)
まとめ
今回は類型論の新しい活用方法について考えました。必ずしもアルファベット4文字に捉われる必要は無いと考えた事とメンタズルのような心理機能診断を応用して新しい性格タイプを考案したいと考えたため執筆に至りました。本来この手の類型論の性格診断は自分の性格をわかりやすく把握するためのものとしての利用が主旨だったであろうにも関わらず、タイプを確定する事が目的のようになってしまっていたため、その反省から多角的な視点で捉える方法について考えました。
私のようにメンタズル等の心理機能診断を受けると16タイプのいずれのテンプレにも当てはまらないような結果が出る人は結構多いのではないかと思います。そんな時は16タイプに縛られず新しいタイプを生み出すのも面白いのではないでしょうか。
※この記事はあくまでも「16タイプ性格診断」に関する個人の考察であり、MBTIとは一切関係ありません。
