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断捨離上手になりたい


小さい頃はおもちゃなど、
なかなか買ってもらえない家庭環境でした。

サンタも一度来たことがあるくらいで、
枕元には一台のミニカー。


18歳になると運転免許がほしくて、
自分でローンを組んで教習所に通ったり、

勢いそのままにマイカー(スポーツカー)が欲しくて、中古車雑誌を穴が開きそうになるまで読み漁り、
これまた無理をして、ローンで買ってみたり。

9ヶ月ほどして、事故に遭い廃車。
ローンだけが残ったり…

大学中退するくらい、
コンビニの夜勤と、
うどん屋のバイトに明け暮れたりしました。

そして、
そのままの勢いで、
ごみ収集の会社に入社。
20歳で社会人になりました。


社会人になり、お給料がもらえるようになっても、
特に欲しいものがあるわけもなく、

ほとんどの給料は友人たちとの飲み代などに消えました。

25歳くらいで、
猛烈に勉強して人生変えたい欲求に遭遇し、

それまでは「本」なんてクルマ雑誌くらいしか
みたことがなかったぼくが、

毎週、書店に行ってはビジネス書や、
自己啓発本の類を買い漁るようになりました。

10年以上、本を読むことは続いていて、
読むジャンルもどんどん幅が拡大中です。

毎月5冊前後、多い時には10冊以上買うので、
家の中はとにかく本まみれです。

全部を通して読んだ本ばかりではありませんし、
まだ読めていない本もあれば、
何回もリピートしている本もあります。

近々引っ越しをしたく、家中の片付けを進めています。

昔に家が競売に出され無くなった時に、
モノに執着しても、
強制的または、
いずれ遅かれ早かれなくなるのを肌感覚として理解しているので、

基本、体一つでパッと移動できるよう、
極力モノは持ちたくありません。

けれど、図書館のような家に憧れがあるので、
本だけは全部持っていくつもりにしています。

それくらいなので、
ぼくのモノの断捨離は、することが多くはありません。

環境を変える前に、今時間をかけてでもやりたいのは、
人間関係と思考の「断捨離」です。


「人間関係リセット症候群」なるものを、
昔ニュースの特集か何かでみたことがあります。

症候群まではいかないにしても、
少し理解できる自分がいます。

「浅く広く」や「深く狭く」とは、
よく例えられる人間関係。

若い時は「友達100人出来るかな」精神に則り、
誰とでも仲良く出来ることが、
自分の価値だと思っていたりもしました。

けれど、いい年齢になると、
自分が広げられる人間関係の限界を知りました。

年齢とともに自分の中の大事にしたい「価値観」が育ってくると、
自然と合わなくなる人間も出てきました。

無意識に「合わせる」自分の癖みたいなものも、
この時に自覚しました。
やめたくても、簡単にはやめられないクソみたいな癖。

そこから10年で、結婚したり、転職を数回したり、
環境が変わるたび、人並みに、
新しい人間関係に悩まされました。

半自動的に当たり障りのない人間になれるどころか、
どちらかと言えば好意的に歓迎されることの方が、
圧倒的に多かったために、
普段、自分の本心は奥底に眠らせがちでした。

ぼくのようなタイプの人間は、
一定の期間で、しっかり立ち止まって、
自分を振り返り、
「断捨離」をしなければ、
ただただ人間関係がしんどくなるのです。

自分を無意識にでも取り繕っている状態で出会い、
うわべだけを積み重ねたような人間関係や、

多勢に無勢で、自分の意見は言わず、
周りに合わせるだけで、相手の意見や本質まで考えずに攻撃してくる人や、

こうあるべき!論者。

若い時に、
「来るもの拒まず、去るもの追わず」
を聞いた時は、

「なんて受け身で寂しい考え方なんだ」
と思ったりしましたが、

今となれば、
この考え方も身に付けたくはあります。

ぼくは、
「人間関係は自ら勝ち取るもの」精神で、
自分から心で、いつも、
誰にでもぶつかっていっていました。

基本的な考え方は今も変わらないのですが、

この考え方だけだと、
人間関係に「効率」はおかしいですが、
心の効率が悪すぎます。

雑草育ちの強いメンタルを持っているはずのぼくでも、
心折れて、雑草ですら枯れそうになることが多いです…

「相手のことを自分のことのように考えて行動できる人間ばっかりやったら、そりゃ戦争にならんか」

と近頃は自分を変に納得させようとしています。

結局、人間、
頭は一つで腕は二つ。

ひとりの人間が抱えられるものなんて、
決して多くはないはずです。

はじめから、限界があるのだから、
無理に全てを抱える必要はないのかな、

などと、
40歳を目の前にぼくは、
思考を整理整頓、
断捨離をして、

新たな環境に向かうため、
心と頭に「余白」を設けるのでした。

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