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母としての50日が終わった①授乳編

子が誕生して50日が経った。
つまり、母として生きて50日が終わった。
毎晩スマホを顔に落としそうになりながら、たまに落としながら、育児記録アプリ、ぴよログ内の日記をつけている。なのでこの50日、記録を遡ればちゃんとその日を生きたことがわかる。でも、記憶を遡ろうとしても全然うまくいかない。だから記録するしかない。

昨日あたりから息子となんとなく意思疎通ができるようになった気がする。泣き方や表情、たまに出る声で、今どんな感じなのか、なにを求めているのかがわかるような。こっちの言ってることも、もちろんそのまま伝わってるわけではないけど、よく聞いている顔をしていて、嬉しいときは笑って悲しいときは泣いているのがわかる。子の成長と母の成長がこのタイミングで運良くぴたっとハマったのかもしれない。
ここからまたぐんと成長していってしまったら、この50日を“大変だけどかわいかった”としか振り返れない気がして、それがとてももったいないように思う。
だからそう、記録するしかない。

率直な気持ち

産前に思っていた、お世話=めちゃくちゃ大変 というのは、お世話の解像度が低すぎたせいもあるけど、全然違っていた。
生後2日目の深夜、人生が始まったばかりなのに顔を真っ赤にしてこの世の終わりかの如く泣き叫ぶ息子を抱きながら、本当にどうしたら良いかわからなかったあの数分が今振り返ってもこれまでで一番辛く大変だった気がする。助産院の先生に、抱き方が悪いんですかね、、と聞いたら、そういうことではなく母乳が出ていないからお腹が空いていただけで、先生に焦るな焦るな、と言われながら糖水を飲ませてもらって少しずつ落ち着く息子を見て、このまま母乳が出なかったらどうしよう、退院してからの夜をひとりで乗り越えられるのか、ととても心配になったことを覚えている。

でも50日経ってみたら、パートナー不在の日、実家にも頼らずひとりで、いや2人で、日中アパートで過ごして夜寝て朝起きて出かける、ということまでできるようになった。驚きだ。
赤ちゃんのお世話はやったらやっただけできるようになる。シンプルにそう思う。もちろん子はどんどん成長するのでずっと同じやり方は通用しない。でも、授乳もオムツ替えも抱っこもあやすのも、やったらやっただけできる・わかるようになり、産前に思っていたような、ただただ大変……つらい……という感じではなかった。(まだやることが少ないだけというのもあるけど)

授乳好き

乳首が完成するまでは正直なかなか気の進まない行為だったけど、今は一番幸せな時間といっても良いくらい、私は授乳が好きになった。これも驚き。
2週間健診で、吸われる度に擦れてる感じで痛いと話したら、助産師さんが「乳首の完成までは100日かかると言われてるんです」と言ってきて、え???100日って3ヶ月???え??無理では??と思ったんだけど、ありがたいことに1ヶ月も経たずに完成してくれたので、今ではいつでもおっぱいあげられるよ〜という気持ち。乳首の完成というのは、乳首の皮膚が強くなることらしい。もう痛くない。母体すごい。
間隔がわりと開いてから飲むときは大きい口を開けて上手に咥えられるのに、そこまでお腹空いてないけどグズってて授乳間隔が狭いときはペロペロしたりチュパチュパしてすぐには咥えられないところ、片方飲んで強制終了させられると不服そうな顔してちょっと泣くところ、両方飲み終わったらもう大満足で口を開けようとしても唇がぎゅって閉じてるところ、最近はゴクゴク音を立てながら飲むところ。全部全部生きてるー!!という感じでかわいい。とにかく授乳中の横顔が愛おしくてたまらない。
ここ2週間くらいはまとまって飲めるようになってきて、1日の授乳回数が12〜15回→7〜9回に減った。産前にプレ親学級で習った【3時間おきの授乳】は産後1ヶ月半でやっと現実となった。長い道のり。

まさかの完母

産前、パートナーとできるだけ一緒に(分担して)子育てしたいと強く強く思っていた私は、母乳推奨の助産院にも関わらず、できれば混合にしたいと思っていた。ミルクなら誰でもあげられるから自分が育児でしんどくなるリスクを軽減できるし、お出かけもしやすいんじゃないかと。酒も飲みたくなるかもしれないし。
でもフタを開けてみたら、産後2ヶ月ほどはパートナーがちょうど出張が多いタイミングでワンオペばかり、退院日に母乳だけでもいけるようになった、などの理由で結果的に完母になった。退院前日は4gしか出ていなかったのに、退院当日は16g出て驚いたことをよく覚えている。ちなみに今は調子がよければ100gほど。あとは、助産院で数回ミルクを足したとき、ミルクの準備と片付けが面倒くさがりの自分には到底無理だなと強く感じたことも理由。というかまあほぼそれが理由です。母乳が本当に足りるか心配で退院翌日にポチった哺乳瓶は一度も使われないまましまってある。
母乳は子が欲しがるときに欲しがるだけあげて良いこと、上手く飲めてればゲップがマストではないことも自分的にはラクだった。あと外出時の荷物が授乳ケープだけで良いことも。
歯が生えてきたとき痛いのかなとか、卒乳うまくできるかな、などの心配はあれど、どちらもまだ先のことなので今はいったん置いておく。
デメリットは、酒が飲めないこと、約3時間以上は子どもと離れられないこと(搾乳という手もあるけどそれすら面倒に感じてやったことない笑)、ある程度食事に気をつけなければならないこと、エネルギー消費が激しいこと(1日約500kcal)。
こうして書き出してみると、一長一短か。あ、体重がするする減っていくのは嬉しいことだった。産前は妊娠前+13kg、今は+4.5kgくらい。でもこのプラス分がそのまま減っていくとはあまり思えないので戻したいなら運動しないとかもしれない。まあそのうち走るから良いでしょう。

胎動の答え合わせ

産後19日目、授乳していて泣きそうになった瞬間があった。妊娠中にキックやパンチではなく、とても繊細な、まるで子がお腹の淵に沿ってピアノを弾いているかのような(またはミミズが這っているかのような笑)胎動を感じていたのだけど、それと同じ感覚が胸の脇あたりにあり、見てみると子どもの細い指が私の肌の上を動いていた。ああ、あの胎動はやっぱり手の指だったんだ、目の前のこの子が本当にお腹の中にいたんだ、と思ったらとてもとても愛おしく、こんな形で胎動の答え合わせができると思っていなかったのでなんとも不思議で特別な気持ちになった。


授乳に纏わる話だけで2,000字を超えてしまったので一旦ここまで。
次回、オムツ替えと沐浴について書けたらと思います。

つづく

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