かぶ子: 新NISAで積み立て始めたのに、画面が真っ赤になってる人に読んでほしい話
■ スーパーのパート仲間が泣きそうな顔をしていた
先週、パート仲間のミキちゃん(32歳)がお昼休みにスマホを見て固まってたの。
「かぶ子さん、これ見て……」
画面にはSBI証券のNISA口座。オルカンを毎月3万円積み立てて1年半。入金54万円に対して、評価額が46万円。マイナス8万円。画面が真っ赤。
「やっぱり投資なんかやるんじゃなかった」
あたしはミキちゃんにこう言ったの。
■ マイナス8万円は「損」じゃなくて「値札」
スーパーで考えてみて。
いつも買ってる洗剤が298円。それがある日398円に値上がりしたとするでしょ。「高いなあ」と思って買うのをやめる人もいれば、「必要だから買う」人もいる。
でもね、次の週に248円に値下がりしたらどうする? 「安い! まとめ買いしよ」ってなるでしょ。
積立投資って、毎月決まった日に同じ金額で買い物するのと一緒なの。高い日もあれば安い日もある。関税ショックで値段が下がった今は、同じ3万円で先月より多く買えてるのよ。
ミキちゃんの画面の赤い数字は「損した」じゃなくて、「今の値札」。まだ売ってないんだから、損も得もしてないの。
■ あたしが2020年に見た景色
あたしも似たような経験がある。
2020年3月、コロナで株がドーンと落ちたとき。あたしの口座も真っ赤だった。スーパーのトイレットペーパーが消えた週に、資産の25%が消えた。
でもあたしは売らなかった。理由は1つ。「スーパーには明日も客が来る」って知ってたから。
人は暴落しても食べるし、洗濯するし、シャンプーを買う。スーパーの棚が空になっても、1ヶ月後にはトイレットペーパーが戻ってきたでしょ。株も同じ。
2020年3月に売らなかった人は、1年後に元の値段を超えてた。あたしもそう。
■ 「やめる」と「止める」は違う
ミキちゃんに言ったのは、「やめなくていい。でも止めてもいい」ってこと。
ちょっと分かりにくいわよね。
「やめる」は、今持ってるのを全部売って、NISAをやめること。これは最悪手。安く売って損を確定させるだけ。
「止める」は、積立を一時停止すること。持ってるものはそのまま。心が落ち着かないなら、毎月3万円を2万円に減らすとか、1ヶ月だけ休むとか。それは全然アリ。
大事なのは「安い時に売らない」こと。高い時に買うのは仕方ない。でも安い時に売るのは、スーパーの半額セールで商品を棚に戻すようなもの。もったいないの一言よ。
■ じゃあ何をすればいいか
1つだけ。自分が何を買っているか確認すること。
ミキちゃんは「オルカンを買ってる」と言ったけど、中身を知らなかった。
オルカンの中身って、Apple、Microsoft、NVIDIA、Amazon……世界中の会社が入ってるの。ミキちゃんが毎日使ってるiPhoneのApple。Amazonで買い物してるでしょ。Googleで検索してるでしょ。
その会社の株を持ってるの、ミキちゃん。
この会社が全部潰れると思う? 思わないでしょ。だったら、今の赤い数字は「安く買えるチャンス」なの。
■ ミキちゃんのその後
翌日、ミキちゃんが「かぶ子さん、積立はそのままにする」って。
「でも毎日口座を見るのはやめる。月に1回だけ見る」
それが正解。スーパーの値札だって毎日は見ないでしょ。チラシは週に1回チェックすればいいの。投資も同じ。
あたしは株歴30年だけど、暴落は5回経験してる。毎回「もう終わりだ」と思った。毎回、終わらなかった。
関税ショックも、半年後には「あの時買っておけば」って言ってる人が出てくるわよ。あたしには見えるの。スーパーの棚と一緒で、品物は必ず戻ってくる。
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※この記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いいたします。
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