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<週報:6.21-6.27>初めての「ごめんね」を聞いた日に感じた、喜びと罪悪感

息子から、初めての「ごめんね」が出た。

彼は「ごめんね」が嫌いだ。同い年くらいの子どもを持つ知り合いの親たちに聞いてみたところ、個人差はあれ、「ありがとう」より「ごめんね」が嫌いな子が多いようだ。我が家の場合、例えば急に乱暴に叩かれて叱るとき、「痛い!痛かったよ。ごめんねは?」と言うと、叱っている内容よりも「ごめんね」の方に反応して機嫌が悪くなってしまい、泣いて、頑として謝らない。本人としては、わかる言葉もまだ少ないので、どちらかというと「ごめんね」で初めて叱られていることを認識するのかもしれない。

彼の初めての「ごめんね」を聞いたのは、ある日の夕食後だった。ご飯の後、ずっとコップに入った水で遊んでいて、早く飲みなよ、食べている時に遊ばないよ、と言ってもニヤっと笑って遊び続ける。そうこうしているうちに、こぼした。私としては、想定通りだ。だから言ったじゃん、という気持ち。仕事で疲れていた私は、諦めに近い気持ちで「ほら、こぼれちゃったよ。もうご飯終わりにしよう」と食事用の椅子から息子を下ろした。
泣くかと思いきや、水が思ったよりも盛大にこぼれてしまったのか、彼は静かに椅子から下ろされたかと思うと、トボトボとリビングの方に歩いて行ってこぼれた水を拭く私の背中に「ごえんね」と言った。おそらく「ごめんね」の意味なのだと思う。保育園では言ったことがあったかもしれないが、私が聞いたのは初めてだった。

最初、聞き間違えかと思ったし、言われるとも思っていなかった言葉にすぐ反応できなかった。「ごめんね」らしき言葉を言われたぞ?と思って振り返ると、しょんぼりした彼が少し離れたところで立っていて、もう一度「ごめんね」と言った。
「ごめんねって言えたの?! 偉いねえ!!」私は咄嗟に感激してまずは褒めちぎった。キョトンとする彼の元に駆け寄って、ハグしてもう一度、「偉いねえ」と言った。

その時は、単純に感激が押し寄せてきてそう行動してしまったが、後から急に罪悪感や疑問が押し寄せてきた。

  • なぜ彼は急に「ごめんね」と言ったのか?私や夫がいつも「ごめんねは?」と強要しているから?仕事で疲れていた私があまりに冷たかったからなのでは?

  • 反射的に感激して褒めちぎってしまったけど、良かったのか?「とりあえず親が怒っている時は謝る」という行動に繋がったりしないか?

などなど。
素直にただ子どもが初めての「ごめんね」を言えたことを喜んで良いものか、と一度思ってしまうと、そんなことをひたすらぐるぐると考え始めてしまった。

私が子に、「ごめんねは?」と言い聞かせていたのには、自分がそう言われて育った覚えがあったということもある。幼い頃から、父に「ありがとう」と「ごめんなさい」が言える人間になりなさい、と言われて育った。
この言葉自体は、良い教えだったと思うし、「親の教え」として良い言葉だと思う。ただ、捉え方を変えると、例えば「とりあえず『ごめんなさい』を言っておいた方が良い」という方向にも聞こえる気がしていて、現在においては、それは日本文化の(日本人の?)悪い部分な気もしてくる。コミュニケーションを円滑に進めるための「ありがとう」と「ごめんなさい」は大人になった時に一つの技術だけれど、人の顔色ばかり伺って、「ごめんなさい」と反射的に言ってしまうような子どもには、なって欲しくない。

そんなことを改めて考え始めると、子どもを叱るときに「ごめんねは?」ということは、果たして正しいのか、などとも思ってはみたものの、一旦今は、「どんな時に『ごめんなさい』を言った方が良いのか」を教えるためにも、一度続けてみることにしようと思う。というのも、いつになく大袈裟に褒めちぎってしまった気がしていたので、彼が何でもかんでも「ごめんね」と言うようになったらどうしよう、と心配していたのだが、彼は一向に次の「ごめんね」を言う気配はないのだ。今のところはこの一回きりであれば杞憂に終わりそうだ。

ただ、これから先、色々な場面で彼と会話をちゃんと積み重ねていくことが、大事なのではないかと思っている。彼には、遠い未来で、心のこもった「ありがとう」と「ごめんなさい」が言える人になって欲しいと思っている。


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kanoka(雑魚ママ) お読み頂きありがとうございます!育児と仕事の毎日は常に綱渡り。同じ立場のママさん達に笑ってもらえるような日常を綴っています。 宜しければぜひ、スキやフォローをお願いします!もしサポートをいただけたら泣いて喜びます。

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