ソは蘇生のソ、ならばファは

マリンバ、シロフォン、グロッケンのパート譜を読む。
マリンバは低い音から高い音まで幅が広い。低音はへ音記号で書かれている場合もある。ヘ音記号も不慣れなので、ド、シ、ラ、ソ.......と指でたどって読む感じ。ただ、今、マリンバは楽器自体を持っていないので、シロフォンで代用して弾ける範囲はわずかしかない。
シロフォンとグロッケンは高い音が多い。この高い音のところは弾く必要があるから丁寧に読まなければならない。
五線譜の第五線に貫かれているのがファ、第五線の上にちょんと乗っかっているのがソ。このファとソが頭の中で交錯し、区別がなかなかつかなくて往生していた。何で毎度毎度、これしきの音の区別がつかんかなと悔しさに唸りながら読んでいたら、ある時、ソの音符が水面の上に顔を出して息つぎをしている顔のように見えた。(あ、ソは蘇生のソだ)と直感した。それから、ファとソの区別がつくようになった。
夫にこの話をしたら「じゃあファはどうなんだ」と訊かれた。それは考えていなかった。第五線に貫かれているファは……溺れて、息ができなくて、ふわぁーっとパニック状態になっている、ではダメか。仮にそうだと決めて見れば、ファはソよりも今のわたしにより親しい音のように思えるのだが。

いいなと思ったら応援しよう!