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自認とは呪いだし魔法だし転生もできるし

「自認が自転車なので…」「自認が猫だと言ってる女が…」「自認が美少女なのにおじさん扱いされて傷ついた」などなど、最近”自認”という言葉がカジュアルに使われていますよね。
”自分で認める”という辞書通りの意味ではなく、本当は違う(かもしれない)けど自分ではそう思っているギャップが面白いのですが、同じような意味の”自称”よりも強く信じている感じがあります。

客観的に見れば、自転車も猫も美少女もすぐに「違うじゃん」で笑えるけど、自分のこととなると笑えないかも…と思いました。


Podcast「ほんのれんラジオ」テーマ:見た目ってどこまで大事?

30~40代の女性編集者がテーマを決めて深堀していくポッドキャストで最近聴き始めてハマっています。
5月6日に配信された「38-1.見た目で人生決まる?アラフォー女子のルッキズム」の中のウメ子さんのエピソードが衝撃的でした。

中学生の時からニキビが酷くて、ずっと「私なんかがキレイになってはいけない」と自分で思うくらいに拗らせていた。
しかし大学生のときに意を決してエステサロンに駆け込んで「ニキビとニキビ痕が酷いんで、どうにかして欲しいんです」と言うと、サロンのお姉さんにこう言われた。

「ニキビなんてありませんけど???」

38-1ウメ子さんのエピソードを要約

えっ???

本当に、ウメ子さんの顔にはニキビがなかったそうです。
「私はニキビがあって醜いのだ」と言うイメージを持って中高大学生の8年間くらい自分の顔を鏡で見ていたそうです。

怖っ!!!と思ったものの今振り返ると、しなくてもいいダイエットをしたり、比べなくてもいい顔のパーツを気にしたりと、私も自分で自分に呪いをかけていたなぁと我に返りました。

絲山秋子「袋小路の男」

「沖で待つ」の映画化を目にして、絲山作品を読み返しています。
特に好きなのがこの「袋小路の男」です。

表題作「袋小路の男」は“私”が“あなた=小田切孝”を語る話です。高校生のときからずっと思い続け、12年たっても指一本触れたことがない関係で、魅力的過ぎるダメ男に振り回された日記のような一人称のあなたを想い続ける報われない恋の話。

続く「小田切孝の言い分」は「袋小路の男」を客観的に三人称で書いた作品になっています。ここで読者は初めて“私=大谷日向子”の名前が分かり、かなり盲目的で色々とやらかしていることを知ります。

2004年に刊行された作品ですが、これは大谷の“推し活”だなと思いました。推し(=小田切)に時間も労力も捧げるけれど二人の関係に進展はありません。とはいえ大谷は、ちゃんと働いているし彼氏もいて現実世界を生きています。

報われない片思いを美しい恋物語にして自分を救ってあげることも、自認の魔法だと思いました。

Podcast「深津貴之のGUILD TALK」ゲスト:バーチャル美少女ねむ

深津さんがゲストを招いて対話するPodcastで、バーチャル美少女ねむもVTuberのことも全然知らない世界だったので、「勉強になります!」って感じでした。
ねむちゃんはイラスト&ボイスチェンジャーで”美少女”なのですが、中の人は(自分でおっしゃっていましたが)”いい歳の男性”です。(想定するにアラフィフ?)

VRチャットは外見の言い訳(「イケメンに限る」など)が一切通用しない、能力だけで勝負する世界。だから、今まで自分が蓄えてきた人間的成長や能力を持って美少女に転生したら無敵になれると思う人と、今の肩書を剥ぎ取られたら自分に何も残らないから怖いと思う人がいる。
異世界転生もので例えると、何者でもない自分が転生したら何者でもない且つ、積み上げのない自分になるから現実よりハードモードな設定になるだけ。

VTuberが唱える人類のアイデンティティ論から一部を要約

VRの世界では自認だけで新しい自分を始められるのか…
私が異世界転生したらイージーモードになるのかハードモードになるのか考えてしまいました。

まとめ

自認で呪いをかけることもできるし、推している自分に没頭して人生を楽しくすることもできるし、異世界で無双することもできます。

なんてことを言ってる私の自認は日記なので(笑)、起きたことや感じたことを記録して、気が向いたら後から読み直して、ゆっくりこっそり整えたり考えてたりnoteにしたりしていきます。

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