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【重心を捉える】自分の重心を知識的にも感覚的にも知ろう!【重心移動講座①】

重心移動に関しての質問は
本当によく受けます
それだけ悩んだり難しいと感じる方が
多いテーマですね

なので、ちょっと基本的なところから
徹底的に動画化してみようってことで
今回はその1回目になります
全部で何回くらいの動画になるのかも
特に決めてないですが、まぁかなりの数に
なるんじゃなかろうかと思います

そして今回の記事は
こういうコメントを頂いたので
そこと絡めて記事にしていきます
頂いたコメントはこちら↓

まず、これだけは言っておかなくては
いけないことなのですが

アイコンと名前がかっこいい!
もうこれは幾度となく死線を
潜り抜けてきた感じのやつですよね!
頭に緑の饅頭っ子を乗っけている
変なアイコンの奴とは大違いです

そして、内容ですが
ポイント部分にはマーカーを
打とうかと思いましたが
そうするとほぼフルマーカーに
なりそうなくらい色んな面白さが
詰まっているので
是非全文をご一読くださいな

✅丹田は重心なのか?

まず、丹田(たんでん)とは何か?と言いますと
こういう風に表される事が多いです

一般的には『丹田』という言葉だけの場合は
上記の『下丹田』を指している事が
多いですかね
『臍下丹田(せいかたんでん)』と
言われることもあります

そしてすごく簡単に言うと
『丹』はエネルギーや力を表していて
『田』はそれを生み出す場所を表しています

なので、丹田というのは
『力を生み出す場所』という意味がある
と思ってもらえればいいですね

で、今回の動画で『重心』というのは
『大きなエネルギーを 
作り出すことができる場所』
と言いました
そうなりますと
丹田と重心は同じもの
という風に考えることも可能です
実際に上・中・下の丹田の位置は
頭部・胴体・カラダ全体の重心位置と
かなり近い場所で表されていることも
多いです

ただ、結論を言いますと
丹田=重心ではない
という風に考えておく方がよいかと思います

正確に言うのならば
『わからない』というのが
1番適切かもしれません

丹田というのは『感覚点』です
極端に言えば、そこには
一切何もなかったとしても
本人が感覚的に何か『ある』と
感じたのであればそれは存在することになります

一方で、重心というのは
“力学において、空間的広がりをもって質量が分布するような系において、その質量に対して他の物体から働く万有引力(重力)の合力の作用点であると定義される点”
という風に定義されたものです
なので仮に、本人が感覚的に
ここに重心が『ある』と感じたとしても
そこには重心は『ない』というようなことが
起こってくるわけですね

更に言うと、一応丹田にも
語源や定義はありますが
そこにもう感覚的、概念的、あるいは
主観的な説明が入っているので
誰しもに共通する客観的なものではない
ってことになります

なので、人によっては『気』などの
いわゆる未知のエネルギーが集まる場所、
作り出す場所を丹田と言う人もいますし
自分の重心位置を感覚的に捉えたものを
丹田と言っている人もいる、ってことですね
後者の人であれば丹田=重心と
言っていたとしても問題はないわけです

✅丹田と重心の違い

じゃあ上記のことを踏まえて
もう一度頂いたコメントを見ていきましょう
ポイントを僕なりに要約します

①武術の達人は、自身の丹田(重心)を
上げたり下げたりする
②その際に体は表面上ほとんど動いていない
(※支持基底面やカラダの各パーツの重心位置も
見かけ上大きな変化をしていない)
③やっぱり丹田は重心とは別物なのか?
④それとも見かけ上の動きはなくとも

筋肉の緊張などで重心は上下に移動するのか?
といった感じでしょうか

もっとざっくりと言うのなら
カラダを一切(ほとんど)動かさずに
カラダの重心を上下に
動かすことは可能なのか?

みたいなことですかね

先に答えを言いますと
ほぼ不可能です

『ほぼ』と保険をかけたような言い方を
しているのは、頂いたコメントには
『ほとんど』体を動かさずにと
書いているので
『わずかに』動いたのであれば
わずかに重心は動かせるかと思いますが
一切カラダを動かさずに重心位置を
上下に移動させるということは不可能です

最もわかりやすいのは
体重計に乗ってみるとします
そして乗った時のままの姿勢で
カラダは一切動かしません
この条件でもしカラダの重心を
下に移動する(落とす)ことができたなら
位置エネルギーの変化で
体重計の数値は必ず増加します
逆に勢いよく上に移動させられたなら
軽い数値になるかもしれません

つまり体重計に乗って
カラダを全く動かさずに
表示される体重を軽くしたり重くしたり
できるのか?ってことですね
不可能ですよね
また、カラダの形は変えずに
全身の筋肉を緊張させたりしても
体重計の数値は変わらないはずです
筋肉の緊張が原因で直接的に
重心が上がったり下がったり
することもないってことですね

なので、カラダの動きを一切出さずに
カラダの重心位置を変化させることは
不可能だと思ってください

ただ、ここですっごく大切なのは
コメ主さんは
重心が動いたとしか思えないようなことを
武術の達人を通して実際に実感・体感

しているんですね

カラダを動かさずに体重計の数値を
変えることは不可能です
なぜなら、重心が移動しないから
でもね
カラダを全く動かさずに
相手に『まるで体重そのものが
重くなってるんじゃないか!?』って
感じさせるようにすることは可能です


僕は武術の達人ではないので
比較すればレベルは段違いですし
もちろんそれを技にまで昇華して
使いこなすとかは到底できませんが
僕もこれはできます

レベルの差はあれどできるので
やり方もわかります
ただ、伝えるのは難しいw

でも、頑張って伝えてみます
そしてこれがもしかすると
丹田と重心の違いの
答えのひとつになるかもしれないですね

✅重みや安定力は変えられる

まず何気に大切なのが
私たちって意外と質量そのものを
正確に認識できていなかったりもします
例えば質量は同じ20kgだとして
ダンベルと自然石があったとしたら

自然石を持った時の方が
重いって感じることが圧倒的に多いです
理由は綺麗に整った形を
しているダンベルよりも
歪な形状の自然石の方が
重心位置を捉えにくいからですね

武術で言うならば
自分の重心を相手に捉えさせにくくできれば
相手には重いって感じさせる事ができます


自分の体重(質量)そのものを
急に増やしたりすることは当然できません
そして体をほとんど動かさない、つまり
重心を移動させられないので
その事による安定力の向上もほぼできません
質量も安定力も実はそんなに変わってない
ってことですね
でも、相手に重心を捉えさせなければ
勝手に相手は重み(感覚)を感じてくれます
逆に簡単に重心を捉えられてしまうと
相手はあなたを軽いと感じています

これは武術に限ったことではなく
対人系スポーツの場合もですが
相手のカラダの重心位置や
それが動こうとしている方向などは
把握しながら、自分の重心の情報は
相手には読ませない
っていう、いわば『重心マウント』
のようなことはしばしば見受けられます

例えばバスケットボールの
アンクルブレイクなんかも
相手の重心が動く方向の逆に
ドリブルを仕掛けると起こりますよね
逆にいえばディフェンス側も
相手の重心移動を読んで
対応しようとしてるはずですが
結果的に見誤ってしまっていると
いうことです

なので、相手に触れられたりした際に
自分の重心情報を捉えさせにくくすることが
できていれば相手からすると
動かそうとしても重い…って
感じるような事が起こります

一概には言えませんが
基本的にはこういう『重心マウント』の
勝負はより自分の重心情報・感覚が
鋭い人の方が勝つ事が多いかなと
経験上感じます


そしてもうひとつの要因は
『外力の影響の受けやすさ』
って言えばいいですかね
相手に押されるなどの外力が
自分のカラダに加わった場合
その力が自分の重心にまで 
届きやすいのか、届きにくいのか
っていうことも
動かしやすい・動かしにくいに
関係してきます

外力が簡単に重心にまで影響を
与えてしまうカラダの状態なら
相手からすると動かしやすいと
感じる状態である、ということですね

この外力の影響の受けやすさに
関わる1番わかりやすいものが
『力み』です
仮に全身の筋肉に力を入れて
力んだとすれば
イメージとしてはカラダは
ひとつの塊のような状態になります
カラダのどの部分からどの方向に
外力を加えたとしても
結構すんなりと重心にまで
その力が届いちゃうってことですね
相手からすれば軽いと感じ
自分自身では不安定さを感じます

あとは、武術にしろスポーツにしろ
やっぱり上半身や腕は
たくさん使うことが多いので
意識や集中がそこに偏りやすい
そういう状態を『あがる』って
言いますよね
精神的に緊張している人をあがっている
という風にも表現したりもしますが
そういう時には頭であれこれ考えたりも
しちゃいますから
自分の集中点、意識が集まるところとして
丹田が上がるという風に
表現している場合が結構多いかなと
思います
意識や集中、あるいは
精神的なものから影響を受けた
カラダの緊張って言えば
いいですかね
これらを丹田という言葉を用いて
説明していることもかなり多いかなと
感じます

いずれにせよ、重心の位置そのものが
上がったり下がったりしている
というわけではなくて
自分の重心情報が相手に見抜かれているのか
または、外力が重心にまで影響を与えやすい
状態になっている
こういう事が起きると
相手が感じる重みや安定感は
結構変化してきます

なので力んではダメですよ
カラダはリラックスさせておきましょう
っていうようなことも言われますし
自分の重心位置を捉えたり
コントロールするための
バランストレーニングだったり
武術の鍛錬があったりするわけですね

✅その他の要素

最後に、今回は
重心をテーマにした動画で
頂いたリクエストも重心にまつわるもの
だったのでそこをメインに
お話ししてきましたが

カラダの重みや安定感
または、発揮される出力などで
重心以外でこれらに大きな影響を与える
要素があります

『体軸』ってやつですね
単に『軸』と言われることもあれば
『中心軸』『センター』と表現される
こともあるものです

単純に軸がしっかりしている状態って
めちゃくちゃ強いです
安定感もすごく高いですし
カラダに重みもあります
更に発揮できる出力も大きい
なので体軸っていうのも
すごく重要な要素ですね

さすがに今から体軸についても書きます!
となると大変なので
これはまたそんなに遠くない未来に
動画化でもしようかと思います
一応、以前にも体軸の動画は
あげているんですが
もうちょいマニアックな感じに
しようかな、と

なのでこの辺りは気長にお待ちいただければと
思います

と、まぁこれで頂いたご質問には
答えられましたかね?

最後にひとつだけ確実に言えるのは
目的がスポーツであれ、武術であれ
自分の重心を知覚したりコントロールしたり
するようなトレーニングや鍛錬があれば
ジャンルを超えてそれらを取り入れることは
とても有用だということですね


スポーツをしている人でも武術的な
重心の鍛錬のようなものは
とても役に立ちますし
武術をしている人が
バランストレーニングなどを
取り入れるのもとても役に立ちます

カラダの使い方は確かに違うかも
しれませんが
重心をおろそかにしてもいい
スポーツや武術なんてありませんからね

なのでジャンルを超えて
様々な重心移動を試してもらえれば
と思います
答えられるものであれば
質問してもらえれば僕も答えます

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