おもしろいあかるくないに
芸人になりたいんじゃなくて面白くなりたい。
大喜利強くなりたいし、おしゃべりうまくなりたい。
ハガキ職人のようにメール読んだ芸人を笑わせたい。
大喜利強いと言われてる芸人に憧れる。
自分では何が面白いなのかわからないから、多数の他人に高く評価されている他人に憧れる。
ただその多数の他人が面白いのか、多数の他人が多数の他人の面白いと一致する面白いを評価する面白いをもっているのかは知らん。
いやその多数の他人を笑わせたいんじゃなくて好きな人を笑わせたいだけだよなあ。
実際好きな芸人のネタや話で笑う人々の面白いは好きな芸人が伝われと思っている面白いと似通っているか?
薬指に変な痛みがあるなと思ってよくよく見たら、白爪の下あたりが謎に切れていた。
ちょっと押さないと見えない場所、どこで切ったのか、自分で切れたのかわからない。
これが面白いなのかもしれない。
私には一生わからないところで誰かのツボにあたって、ついでに私も切られているみたいな。
どれだけ言葉にしても足りない感覚遊戯。
臆して踏み込まなかろうが迷いながら千鳥足を踏んで進もうが傷だらけ。
熟練のワンツーから笑いがかまいたちが如く、盗もうとしても極意は体の中にあって見えるものではない。
腕や足に巻く5キロの重りを買ってみて、届いた。
巻いてみたら重みで落っこちていく。
ガッチリ巻いてもこれとは、私の体が柔らかすぎるのだろうか。
小太り体重右肩上がりのあがき。
やせてえ、なんとなくノリで買った廣井きくりのコスプレが映えるくらいにやせてえ。
今のまま着たら良くて妊婦だよ、プルプルボディのおっさん。
そも家女装おじさんの時点でおしまいって感じだけど。
誰に見せるでなく、私に見せたい私の姿。
おもしろくなりたいのも究極は自己満足だ。
人を笑わせて自分がきもちくなりたいってだけ。
さらに自分で自分のおもしろいを生み出したいだけ。
自給自足がしたいから女声を練習するし、女装もする。
エロ漫画が描きたいし、官能小説が書きたい。
ネタイラストでみんなを幸せにしたい。
切れ味のあるツイートでクスッとさせたい。
色んな目標があって、目指す人間がたくさんいて、合体して鵺になって正体不明。
だから道が歩きづらいんだ。
てか私は鵺になりたいんだ、なるほどな。
不明の恐怖と混沌、理解不能の中から人を笑わせたいのか。
意味なんて他人が勝手に見出すだろうし。
何も言ってなくても何でも言ってるように見える。
殺されちゃいそうだな、それ。
