双極症の私が作った安心と連携の輪
私の周りには、大きな輪がある。
その輪の中にいるのは、私が安心して一緒に過ごせる人、頼れる人、私を支えてくれる人たちだ。
その輪の中の人たちとうまく連携をすることで私は今闘病生活を日々乗り越えられている。
みんなのおかげで、今の私がいる。今私が生きていられているのは、間違いなく輪の中の人たちが支えてくれたおかげだ。
今日はその輪の中の人たちと、私がどう関わっているかを紹介しようと思う。
家族・友人
家族
実は私は、家族に病気のことをほとんど相談しない。鬱症状、躁症状が出てもそれを報告もしない。むしろ隠して部屋にこもる。
理由のひとつは、家族が心配性で何となく言いづらいから。
もうひとつは、家族が原因で適応障害になったこともあり、病気の自分を見せるのが嫌だから。
それでも私が気晴らししたい時は誘うと一緒に外出してくれたり、部屋に閉じこもっててもあまりなにも聞いてこなかったり、家族なりに私との距離感を保っていてくれている。
話さないけど、支えられている。そんな関係。
友人たち
輪の中では一番距離が近い人たちだ。
鬱状態になった時に話を聞いてもらったり、泣きながら電話することもたくさんある。
私が病気になる前からの交友関係もあるが、みんな私が病気になっても離れずにいてくれた人たちだ。安心するし、心地いい。
私の変化を一番知ってくれている人だからこそ、言葉で、態度で、いつも直接支えてもらっている。特に医療関係に頼れない夜、話を聞いてもらいたい時に電話したりして頼っている。
仕事関係
同僚のみんな
病気のことはなにも伝えてはいないが、私が仕事を抱えすぎてパンクしていたことは知っている。
同僚とはほとんど仕事の話しかしないのだが、私にとって彼らの存在が支えになっている。仕事にやりがいを感じ、自分のプライベートも大切にしている仲間をみると、自分も自分らしく頑張ろうと思える。
上司の方々
定期的に面談をしてもらったり、体調の様子をみながら仕事の調整・相談にのってもらっている。
私が病気を打ち明けてからは、「どうしたらいいか」を一緒に考えてくれているし、体調が優れない時も待ってくれる。
主治医や訪問看護の存在も知ってくれていて、内容を把握しながらゆっくり話を進めてくれる。最近は上司にも結構なんでも話せるようになってきた。上司に相談することで私も頭の中を整理することができ、自分を見直すきっかけになっている。
医療・福祉
主治医の先生
主に薬の調整をしてくれるが、体調だけでなく私が自立に向けてどう動けばいいかの相談にものってくれる。
今日の受診では私が鬱を乗り越えたことをお話すると、とても喜んでくれた。
訪問看護とも連携してくれ、主治医ともいい関係が築けている。
訪問看護さん
週に一度訪問に来てもらっている。私の薬を1週間分お薬カレンダーに入れる作業をしてもらいながら、仕事のこと、遊びの予定の話、結構なんでも話せている。また鬱状態があまりにひどい時は、臨時で訪問に来てもらうこともある。
輪の中でもかなり近い場所で、私を支えてくれている。あまり感情を出すことはしないが、私の「どうしよう」に対してたくさんのアドバイスをくれる存在だ。
相談支援員さん
支援センターにいる相談員さん。私が医療・福祉関係で頼っているなかでも唯一感情を表に出して相談できる存在だ。
つらかったこと、こわかったこと、どうしたらいいか分からないこと。とりあえず支援員さんに話してみよう、聞いてもらいたい、そう思って頼りに行く。
じっくり相談にのってもらいながら、終わる頃には少しスッキリしたり前向きになれている。いいことも悪いことも報告できる、大切な存在。この輪の話も支援員さんに教えてもらった。
最後に
私は、相手によって頼りかたを変えている。
この人にはここまで話そう、この話はこの人に相談しよう、この場合はこの人が一番頼れる、そういったことを考えながら頼る。そしてなにも考えられない時に頼る人もいる。
いなければ、作りにいく。機関などを探しに行く。連絡を取りにいく。話しにいく。
誰もいなかった時は、いのちの電話に頼りにいったことも何度もある。そのときの話はまた。
人によって、立場によって、話せることや聞いてもらえることが違う。
返ってくる言葉も違う。
寄り添ってくれる人、提案してくれる人、前向きな言葉をくれる人、客観視してくれる人。
自分の輪のなかには誰がいるのか、その人とどんな関わりかたをすれば自分が楽になるか。
そういったこととずっと私は向き合ってきた。
頼るにもいろいろある。
直接頼ることもあれば、ただいてくれるだけで救われるという頼りかたもある。
話したい人、話せないけどそばにいてほしい人、一緒に楽しみたい人、悲しみに寄り添ってほしい人。
誰とどう関わっていくのかを考えていくことも、闘病生活のひとつだと思っている。
もちろん、関わりたくない人と距離を取ることもそのひとつ。
今私の輪のなかにいる人たちへの感謝を決して忘れずに、いつかお返しできるほどに体調がよくなったら恩返ししたいなと思っている。
よき出会いと繋がりがありますように。
koromo
