【こせき接骨院の理念】
現代の治療現場に捧ぐ「施術者十七条憲法」
私たち[こせき接骨院 小関邦彦]は、日々の臨床、患者様との向き合い方、そして地域社会における治療院のあり方として、ここに「17の行動指針」を定めます。聖徳太子の十七条憲法に倣い、現代のヘルスケア(整骨・整体・鍼灸)の現場に即した本質をまとめました。
第一条:和を以て貴しとなす
> 患者、家族、仲間、社会。対立ではなく、調和を目指す。正しさよりも、全体が前へ進むことを重んずる。
> 【解説・背景】
医療や施術の現場において、正論の押し付けは時に患者様やスタッフを孤立させます。私たちは、患者様のご家族や地域社会も含めた「調和(和)」を大切にし、関わる全員が納得して前を向いて健康に進める環境を整えます。
第二条:身体を診て、人を診よ
> 痛みだけを追うな。姿勢、生活、心、背景。身体の奥にある“生き方”を見るべし。
> 【解説・背景】
肩こりや腰痛といった「局所的な症状(痛み)」だけを見るのではなく、その原因となっている普段の姿勢、ライフスタイル、精神的なストレス、歴史まで深く洞察します。それこそが、当院が目指す「根本改善」の根底にあります。
第三条:痛みを敵とするな
> 痛みは身体からの警告であり、声である。消すだけでなく、その意味を考えるべし。
> 【解説・背景】
痛み止めなどで無理に感覚を麻痺させて終わるのではなく、「なぜその痛みが現れたのか」という身体からのサインを患者様と共に紐解きます。痛みの原因を理解することが、再発を防ぐ真の健康への第一歩です。
第四条:説明を惜しむべからず
> 施術とは手技だけではない。理解と納得があって、初めて安心となる。
> 【解説・背景】
優れた技術(手技)を提供するだけでなく、現在の状態、原因、今後の施術計画を分かりやすく丁寧にお伝えします。患者様ご自身が「理解し、納得する」という安心感があってこそ、施術の効果は最大化します。
第五条:利を求めて道を失うな
> 制度を利用しても、制度に飲まれるな。目先の利益のために、信頼を損なうべからず。
> 【解説・背景】
療養費や各種保険制度、サロンの仕組みなど、業界のルールは正しく活用すべきですが、利益至上主義に陥ってはいけません。医療・健康に携わる者として、常に誠実であり、患者様との信頼関係を最優先に守り抜きます。
第六条:学びを止めるべからず
> 身体も時代も変化する。昨日の正解が、今日も正しいとは限らない。
> 【解説・背景】
医学や治療技術は日々進歩し、患者様のライフスタイル(スマホの普及、リモートワークなど)も時代と共に変化します。過去の経験や実績に胡坐をかかず、常に最新の知見と技術を学び続け、最適な施術を提供します。
第七条:患者の人生を軽んずるな
> 目の前の一人にも、生活があり、家族があり、物語がある。流れ作業にしてはならない。
> 【解説・背景】
私たちは毎日多くの患者様をお迎えしますが、患者様にとっては「かけがえのない1回」の施術です。ルーティンワーク(流れ作業)に陥ることなく、一人ひとりの人生や生活の背景にある「物語」に寄り添い、真摯に向き合います。
第八条:姿勢を整え、心を整えよ
> 身体の乱れは心に映り、心の乱れは身体に現れる。その両方を整えるべし。
> 【解説・背景】
身体の歪みや不良姿勢は自律神経を乱して心を曇らせ、逆に精神的なストレスは筋肉を緊張させて姿勢を崩します。心身一如の観点から、解剖学的なアプローチとメンタルのケアの双方を重視した施術を行います。
第九条:若き者を育てよ
> 技術だけでなく、考える力を伝えるべし。答えではなく、向き合う姿勢を残すべし。
> 【解説・背景】
業界の未来を担う若い施術者やスタッフの育成は、当院の重要な使命です。単に手法(やり方)を教え込むのではなく、「なぜそのアプローチが必要なのか」を自分で考える力を養い、患者様と誠実に向き合う人間性を伝承します。
第十条:驕るべからず
> 経験を積んでも、身体のすべてを知るできない。常に謙虚であれ。
> 【解説・背景】
どれだけ臨床経験を積み、どれだけ著名な資格を得ようとも、人間の身体のメカニズムは未知に満ちています。「自分は何でも知っている」という思い込み(驕り)を捨て、常に謙虚な姿勢で身体の声に耳を傾けます。
第十一条:急ぎすぎるべからず
> 回復には時間がかかる。焦りは身体を乱し、心を疲弊させる。
> 【解説・背景】
長年蓄積された歪みや慢性的な症状が、一瞬で消え去ることは稀です。細胞の修復や組織の回復には相応の時間(ステップ)が必要です。焦る患者様の心を受け止め、無理のない確実なステップで治癒へと導きます。
第十二条:記録を残すべし
> 経験は忘れる。言葉にし、記録し、次へ活かすべし。
> 【解説・背景】
日々の臨床における気づきや患者様の経過を、客観的な記録(SOAP経過記録など)として詳細に残します。感覚に頼らず言語化・データ化して蓄積することが、次回の施術の精度を高め、院全体の医療品質を向上させます。
第十三条:他院を悪く言うべからず
> 人にはそれぞれ役割がある。競うより、己の道を深めるべし。
> 【解説・背景】
他の整体院、整骨院、整形外科などの批判をして自院を優位に見せるような行為は慎みます。それぞれの院や医療機関にはそれぞれの役割(強み)があります。他と競うエネルギーがあるなら、己の技術と人格を深めることに注ぎます。
第十四条:小さな変化を見逃すな
> 身体は静かに変化する。小さな違和感に気づける者が、本当の施術者である。
> 【解説・背景】
患者様ご自身すら気づいていない、ほんのわずかな歩き方の変化、肌のつや、筋肉の緊張、声のトーン。これら小さな違和感(サイン)を五感で察知し、未病を防ぐとともに、重大な不調の芽を早期に摘み取ります。
第十五条:数字だけに囚われるな
> 売上も制度も大事である。しかし、人の笑顔を失えば、本末転倒である。
> 【解説・背景】
治療院を存続・発展させるための経営数字やルール(制度)の遵守は当然重要です。しかし、売上目標や効率ばかりを追い求めて患者様やスタッフの笑顔を置き去りにするなら、健康を提供する場としての本質を失います。
第十六条:時代を恐れるな
> 制度は変わる。社会も変わる。変化の中でも、本質を失うべからず。
> 【解説・背景】
保険制度の改正、AI技術の進化、社会情勢の変動など、治療院を取り巻く環境は激変しています。しかし、時代がどう変わろうとも「人と向き合い、手を通して健康を支える」という私たちの本質は不変です。変化を恐れず柔軟に適応します。
第十七条:己を整えよ
> 施術者自身の心身が乱れていては、人を整えることはできない。まず己を整え、静かに人と向き合うべし。
> 【解説・背景】
施術者の手の冷たさ、イライラ、体調不良は、触れることで必ず患者様に伝わります。人を癒やすプロフェッショナルとして、自らの健康管理、正しい姿勢、心の平穏を常に保ち、万全の状態で目の前の一人に尽くします。
