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「ちゃんとして」が1番雑な言葉だと知った日

親になってから、
“意味が変わった言葉”はありますか?

私は最近、「ちゃんとして」という言葉の正体に、ようやく気づきました。

「ちゃんとして」が、じつは一番“雑な言葉”なのかもしれない——
そう思ったのは、ある日の夜ごはんだった。



5歳長男🐕は片手だけ机の上に出し、背中は丸く、お皿は持たずに食べている。
3歳次男🐿️はしゃべり続けて飲み込まず、口の中がぱんぱん。
1歳三男🐧にいたっては、スープを机に広げて水遊び…。

仕事でくたくたになって、ダッシュでお迎えして、
子どもをあやしながら片手でご飯を作って。
このあとも、お風呂、片付け、洗濯、寝かしつけ…。
残り時間を逆算するほど、焦りだけが増えていく。

「もうっ!ちゃんと食べて!!」

つい声に棘が混じる。
一瞬だけ静かになったかと思えば、またすぐ元通り。
なんで伝わらないの…そんな思いから、
また繰り返し言ってしまう。

「ちゃんと食べてって言ったでしょ!
何回も同じこと言わせないよ!」

次男🐿️「たべてるよ!」

……たしかに、“口には入れて”はいる。
じゃあ、私が求める「ちゃんと食べる」って、一体なんだろう。

姿勢を正すこと。
肘をつかないこと。
お皿を持つこと。
しゃべりすぎないこと。
口に入れたら飲み込むこと。
食べ物では遊ばないこと。

それら全部を、私はたった一言の
「ちゃんと食べて」で済ませようとしていた。

まだ生まれてたった数年の子に、
これだけの“複合指示”を読み取れるはずがない。


■ 「ちゃんと」は、意外と“説明を放棄した言葉”なのかもしれない


大人でも
「ちゃんと説明してきて」
「もっとちゃんと作って」
と言われると、雰囲気で"分かった気"になるけれど、
“どうなれば正解なのか”を言葉にできる人は少ない。

そんな曖昧な言葉を、
私は子どもにだけ“即座に理解してほしい”と思っていたのだ。


■ 一つずつ伝えることが、いちばん“ちゃんとした”伝え方


「お皿を持って食べようね」
「おしゃべりしても、スプーンを動かす手を止めないよ」

いちいち丁寧に言えない日もある。
優しい声で言えない日なんて山ほどある。

それでも、ひとつずつ伝えることが、
私にできる“本当の意味でのちゃんとした伝え方”
なのかな、と思います。

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