1歳三男には、もうすでに相棒がいる。
三男には、うまれてからずっと、大切な相棒がいる。
ムーミンのブランケット。
わたしがまだ子供が生まれる前に買った、ユニクロのもの。
三男が生まれて、寝る時にサイズがちょうどいいなと思って使っていたら、いつのまにか三男の
"なくてはならない相棒"
になっていた。
最近ようやく言葉が出て来た三男は、その"相棒"のことを、小さな口で「ふあふあ」と呼ぶ。
母が「ふわふわ毛布」と言うのを真似してるのだと思うと、愛しく聞こえる。
お風呂を出て、歯磨きを済ますと、自分でその「ふあふあ」を探す旅に出る。
日中もよく引きずって一緒に移動したりするので、
ふあふあがどこにあるのか探すところからのスタートだ。
ソファの上、机の下、棚の横…
いろんなところに移動するふあふあ。
それを見つけると、
三男の柔らかな頬がさらに柔らかく緩み、
「あった、あった、あった、あった…」
呪文のように繰り返す。
そしてふんわり抱きしめると、
ふあふあに顔をうずめて
ちゅっちゅっちゅっちゅ…
そのままふらふらお布団まで歩いて行って、こてん。
大好きなふあふあにくるまれて、
"この世界に怖いものなんてない"
みたいな顔で、今日も眠っている。
