見出し画像

【古社寺さんぽ】《登る榛名のキャンプ村》榛名神社@群馬県高崎市

こんにちは。
今更ながらあけましておめでとうございます。
群馬県担当です。
もう2月になってしまい、年月の経つ早さを感じてしまいます…

さて今回は、1月に家族で初詣に訪れた『榛名はるな神社』をご紹介していきたいと思います。

榛名神社は群馬三山の一つである『榛名山』の中腹に位置する、群馬県でも一二を争う有名な神社です。

そんな榛名山を題材にした、『上毛かるた』はこちら↓

『上毛かるた』で描かれているのは、榛名山頂にあるカルデラ湖である『榛名湖』での“夏”の風景になります。

ただ、私が訪れたのは寒さ厳しい“冬”の日。
(初詣といいつつも色々な事情があり、1月中旬でのお参りではありましたが)

ですが、“だからこそ”の景色も見ることができました。

榛名神社の入口、随神門(鳥居の奥に見える建物)から出発します

1.榛名神社ってどんなところ?

御由緒

榛名神社は前述のとおり、榛名山の中腹に位置する神社です。
その歴史は古く、社記によると用明天皇元年(586年)の創立とされています。
公的な書籍にその名が記されたのは、延長5年(927年)完成の延喜式神名帳えんぎしきじんしみょうちょうで、上野国十二社のうちの一つとして記載されています。

榛名神社は非常に山深い所に位置し、仏教、特に密教との繋がりが非常に深い神社でもあります。様々な密教に関係する遺物が境内から発見されており、9世紀には修験道場として知られていたと考えられています。

榛名川の水音を聞きながら参道を進みます

中世には『榛名寺』とも呼ばれ、神仏習合が更に進みます。神社には12世紀ごろから作られた御正体みしょうたい(鏡板に仏や神の像を刻んだもの。懸仏かけぼとけとも呼ばれます)がいくつか残されており、神と仏の結びつきが強かったことが伺えます。

その後、近世にかけて僧侶が榛名寺の座主を務められたり、5つの寺院が境内に置かれました。
寺院の僧侶たちの働きかけにより、榛名講と呼ばれる、榛名神社を参拝し信仰する動きが全国へと広まっていきます。

参道の途中にはロックシェードもありつつ、大きな岸壁の側を歩いて進みます。

ただ時代が明治になり、木造仏を燃やしたり石仏を谷に落とすなど、神仏分離が榛名神社でも徹底的に行われました。一方その中で、後述の三重塔などその時代の名残が残っているものもあります。

今現在はその山深い榛名山の中に位置し、様々な不思議な力を感じ取れる、いわゆる“パワースポット”として、毎日多くの人々が訪れています。

参道の途中では湧水が凍っていて、この時期独特の光景を見せてくれました。

御祭神

現在の主祭神は火産霊神ほむすびのかみ埴山姫神はにやまひめのかみです。
火産霊神は一般的にはカグツチという名前で知られ、イザナギイザナミの間に生まれた火の神です。埴山姫神は一般的にハニヤスという名前で知られる土の神です。

どちらの神も火山でもある『榛名山』との結びつきが強いと考えられ、後述の少し特別な本殿の形にも関わってきます。

社殿

榛名神社の本殿は御姿岩みすがたいわとも呼ばれる非常に巨大な岩です。

御姿岩。この写真ではわかりにくいですが、岩の窪んでいるところに御幣が捧げられています

そして写真を見ていただけばわかる通り、社殿はその御姿岩にくっついています。御姿岩内の洞窟に御神体を祀っているからです。

社殿は春日造の本社と入母屋造の拝殿の間を、幣殿がつないでいる複合社殿となっています。
全体としては権現造となり、非常にどっしりと感じられる建物です。

正面から。裏手に御姿岩が見えます。

建立は文化3年(1806年)で、屋根は銅板葺き。柱、梁などの各所に華やかな彩色が塗られ、見事な細やかな彫刻が施されています。
本当に最近まで(2025年まで)大修理が行われていため、彫刻の彩色が更に鮮やかで、非常に綺麗になっており、静かな山々の木々と神社のそのコントラストが、更に私たちを圧倒させてくれます。

豪華絢爛な装飾

2.榛名神社の見どころ

国祖社

本殿に向かって左側に位置しているのが、国祖社です。
享保年間(1716~35)の建築と言われています。
祭神は豊城入彦命とよきいりひこのみことと、彦狭島命ひこさしまのみこと御諸別命みもろわけのみことの三柱です。

元々は榛名山西部の御祖霊嶽にあったものを、本社のそばに移築し、摂社として祀るようになったと伝えられています。

神仏分離以前は本地仏が安置され、本地堂とも呼ばれたそうです。

文化11年 (1814)に増築され、神楽殿で行われる神楽を拝見する場所があります。大小の「太々御神楽」の扁額を揚げてあることから額殿とも呼ばれているようです。

こちらも最近に大修理が行われ、非常に綺麗な姿を拝むことができます。

国祖社。こちらの装飾も豪華絢爛です。

神楽殿

本殿の正面に位置し、明和元年(1764)に再建されたものです。

本殿と向き合う北側が舞台となっており、南側に楽屋があります。

神に奉納する神楽を演じる場所として、床の高さも本殿と同じとなっているそうです。

現在は保存修理が行われており、幕が張られ見ることはできませんが、令和10年12月末完了の予定で工事が行われているそうです。

今現在は幕に描かれた写真でその姿が見えます。

双龍門

本殿へと向かう階段を登った先にあるのが、こちらの双龍門です。
建てられたのは安政2年(1855)と言われています。

大きな岩の間を縫うようかのように、どっしりお建てられているのが特徴的です。

階段の先にあるのが双龍門です。

双龍門は非常に細やかな彫刻がなされているのが特徴的です。
扉それぞれに丸く文様化された龍の彫刻が施されていることから双龍門と呼ばれるようになったそうです。

写真を撮るのを忘れていましたが、息子と娘の頭の上にある丸い彫刻が名前の由来の龍の彫刻です。

羽目板の両面には「三国志」にちなんだ絵柄が彫られています。

こちらの双龍門も保存修理工事が終わっており、ガラス越しですが、立派な彫刻を間近で見ることができます。

近くで見れば見るほどその細かさに圧倒されます

三重塔

本殿へと向かう参道の途中にあります。

前述する榛名神社が神仏習合していた歴史を垣間見れる建物で、明治2年(1869)年に再建されました。
現在、神社では神宝殿と呼び、天之御中主神あめのみなかぬしのかみなど五柱をお祀りしています。

群馬県内で唯一現存する三重塔です。

静かな森に朱色が映えます

3.榛名神社のオススメポイント

矢立杉やたてすぎ

参道の途中、手水舎のすぐ近くにある大きな杉です。群馬県内最大級の杉とも言われています。

「矢立杉」と呼ばれる理由は、永禄6年(1563)に、武田信玄が榛名神社に祈願をした後に、箕輪城(榛名山の裾野にあった城)を落とすことができました。そのお礼の参拝の際に、この樹の下に弓矢を置いたことからそう呼ばれるようになったそうです。

とにかく大きくて太い杉となっています。

瓶子の滝みすずのたき

先ほど矢立杉がすぐそばにある手水舎の、川を挟んで反対側に見える滝がこの瓶子の滝です。

滝の流れている両脇の岩を、神に捧げる神酒を入れる器、瓶子みすずに見立ててこう呼ばれているそうです。

私が訪れたのは寒い日が続いた1月半ば。
滝は見事に凍り、まるで長い氷柱のようになっていました。
この時期しか見れないこの光景を見ることができて子供共々とても感動しました。

滝壺も凍っており、より神秘さを感じさせてくれました

御神水開運おみくじ

授与所の隣では、このような真っ白なおみくじを購入することができます。

このおみくじは参道の途中にある御神水につけてその結果を知ることができます。
息子がどうしてもやりたい!ということで我が家も購入してみました。

参道を戻る帰りでとても寒い中、息子は御神水に紙を浸して、おみくじの結果を映し出していました。

その結果は見事『大吉』!!

素敵な一年になりそうで、息子ともどもニコニコ笑顔になることができました。

水は湧き水で非常に綺麗です。

見終わったおみくじは御神水の隣にある燈籠に納めます。
ご利益があるようにと心を込めて燈籠を回させて頂きました。

4.榛名神社の基本情報

所在地

群馬県高崎市榛名山町849番地

交通アクセス

自家用車の場合:
高崎ICもしくは前橋IC下車 車で1時間

公共交通機関の場合:
JR高崎駅西口より、群馬バスで本郷経由榛名湖行きに乗車。榛名神社前下車、徒歩15分

駐車場

随神門前の参道に民間のお土産屋さんがされている駐車場がいくつかあります。

少し神社から距離は離れますが、市営の無料駐車場も3か所あります。紅葉の時期など参拝者が増える際にはこちらの方が広いため、駐車場が空きやすいのでおすすめです。

拝観時間

4月1日~9月30日  
開門:午前7時 閉門:午後6時

10月1日~3月31日 
開門:午前7時 閉門:午後5時

5.榛名神社の公式サイト

https://www.haruna.or.jp/




#古社寺さんぽ #神社仏閣 #神社めぐり #お寺めぐり  #子連れ参拝


※本記事の情報は、記事作成・更新時点のものです。最新の情報は、各種公式サイトをご確認ください。
※「拝観時間、拝観料が変わった」等の情報がありましたら、コメントからご一報ください。
※写真の無断掲載・使用を禁止します。

いいなと思ったら応援しよう!

古社寺さんぽ よろしければ応援お願いします! いただいたチップは古社寺さんぽ活動費に使わせていただきます!