自戒
昨日はある神事を行なったが
神事は初めての人がいて、その人には白衣袴あるいは清潔な上下白の服装、それも着てきてはダメで、斎場に来てから着替えてくださいと念を押して事前に説明していたが、何をどう聞き間違えたのか、上下白の服を着てきてそのまま神事に参加するという
あれだけ説明したのに・・・と思ったし、この時点で資格がないなと思って、
それはできないから帰ってもらえますかとは言ったが
わざわざ遠くから来ているし、最初だし、可哀想だからしょうがないかと今回限りはと受け入れたのだが、これが良くなかった
これが慢心だった
神様の決められたことは絶対でそれを融通効かせると言うことは決してない
右のものは右に
左のものは左に
と言うのが神事の原則だ
これを温情を出してやらせてあげようと思ったのは、神様のお決めになったことを人の都合で許していただこうという私の傲慢さであって、知らず知らずに慢心していたのであろう
この神事は基本結界を張り、神々を召喚するので
この神事の斎場には厳密な祓を重ねてしか入れない
だから斎場についてから着替える
俗世の穢れを斎場に持ち込まないためだ
それを可哀想だからとつい情を出してしまったのが、過ちであり、その影響で最初に皆で祓の祝詞を上げても、多数の人が穢れにむせるようにして、咳が止まらなくなり、いつものような清浄で荘厳な祝詞にならなかった
神様は確実に降りてきてくださっているが、やはり場の気がよくないのか、普段出ないようなことが起きる
それでも神事というのは一度始めたら止まれないので、粛々と続けていくが、一度狂った歯車を戻すのは難しく
常にはやらない特殊な神事を行うように祭員たちに命じ、それが完全にできるまで普段は神事中には絶対にしない叱咤激励の声まで出して、荒魂の勇みを振り起こして、場の清浄と祓に努めた
そのせいかなんとか落ち着いてはきたが、自分自身の甘さと不明を反省しているうちに吐きそうになった
これは斎主の甘さが命取りになるという事実の本当に良き勉強になった
その初めての人に悪意はないだろうが、おそらく神事を邪魔するまがつにふっと乗られたのかも知れないし、それを違和感と不信感を感じていたのに
「せっかくだから」と「人間心」を出して神事参加を認めたしまった自分の不明を心から恥じ、悔いている
こうしたことは普通は隠して言わないことだろうが
自分自身の自戒としてここに書き記しておく
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