【子育て中の夫婦喧嘩②】子どもの脳を傷つける「言葉の暴力」。明日からできる夫婦円満のヒント
「喧嘩するほど仲がいい」は本当?前回の振り返り
前回の記事では、子育て中の夫婦げんかの原因が、単なる「性格の不一致」ではなく、男女の感じ方の違いやコミュニケーション不足にあることをお話ししました。
「うちもそうだ…」と頷いた方も多いかもしれませんね。
今回は、一歩踏み込んで、夫婦げんかが私たちの宝物である子どもたちに、どのような影響を与えてしまうのか、そして、関係を壊さないために絶対に避けるべきことについて、専門家の知見を基にお伝えします。
知ってほしい、子どもへの深刻な影響
「子どもの前で喧嘩しないで」とよく言われますが、その理由は、単に「可哀想だから」というだけではありません。
小児精神科医の研究によると、激しい夫婦げんかを目撃した子どもの脳の一部が萎縮してしまうことが分かっています。特に衝撃的なのは、言葉による暴力は、身体的暴力と同等かそれ以上に深刻な影響を及ぼすことがあると指摘されていることです。
これは、親の怒鳴り声や険しい表情が、子どもの脳に物理的なダメージを与え、将来のうつ病や攻撃性、対人関係の問題につながるリスクを高めてしまうことを意味します。
「自分のせいでパパとママは喧嘩しているのかも…」と、子どもに罪悪感を抱かせてしまうこともあります。家庭が安心できる場所でないと感じると、子どもは無気力になったり、感情をうまくコントロールできなくなったりすることがあるのです。
この記事を読んで、胸が苦しくなった方もいるかもしれません。でも、自分を責めないでください。大切なのは、この事実を知り、今日から少しずつ行動を変えていくことです。
✅これだけは守りたい!喧嘩のNGルール
全ての喧嘩が悪いわけではありません。お互いを理解するための建設的な話し合いは、むしろ関係を深めることもあります。大切なのは、喧嘩の「やり方」です。関係を壊さないために、以下のことは絶対に避けましょう。
人格や容姿、家族の否定
「だからお前はダメなんだ」「あなたの親もそうだ」といった、相手の尊厳を傷つける言葉は、心に深い傷を残します。過去の話を蒸し返す
今の問題と関係のない過去の過ちを持ち出すと、話がこじれるだけで、解決から遠ざかってしまいます。「離婚」を切り札にする
感情に任せて「離婚」という言葉を使うと、相手の信頼を根本から揺るがしてしまいます。無視し続ける
話し合いを完全に拒絶し、相手をいないかのように扱う「無視」は、時に暴力よりも相手を精神的に追い詰めます。
「分かってはいるけど、カッとなっちゃう…」そんな時は?🧒
「またカッとなってしまった…」と自分を責めていませんか?怒りの感情は誰にでもある自然なもの。大切なのは、その怒りに飲み込まれず、上手に付き合う方法を知ることです。アンガーマネジメントの本は、怒りの正体やクールダウンの具体的な方法を教えてくれます。自分を責める時間を、家族と穏やかに過ごすための学びに変えていきましょう👇
怒りのピークは、実はたったの6秒と言われています。イラっとしたら、まずはその場を離れて深呼吸するなど、クールダウンする時間を作りましょう。
そして、子どもが寝た後など、冷静に話せる時間を見つけて、「私はこう感じたよ」と、相手を主語にするのではなく、自分を主語にして気持ちを伝えてみてください(アイ・メッセージ)。
最終回となる次回の記事では、テクニック以前の、もっと根本的なお話をします。子育てが少し楽になる、パパとママ自身のための「心の整え方」についてです。
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