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【コラム】人生でたった一度きりのお金

こちらの企画、おもしろそうだったので
参加させていただきます。

テーマは「はじめてのお金




私にとって"はじめてのお金"は
大学生の1回生の頃です。

大学生活がはじまって
ちょうど1か月経った頃だった。

非常に焦ってた。

なぜかって?
なかなかバイト先が見つからないから


正確には、

見つかっていたが、
採用してくれるバイト先がなかった。

さすがに大学生にもなれば
お小遣いなんてもらえないし、

学費も返さなきゃいけないので
一刻も早くバイトをはじめたかった。


3月ごろから探し始めたのに
全然雇ってもらえない。へこむ。

「バイトって誰でもはじめられるもの」

そう思ってた。

まさかそんな資格もないとは


条件にこだわっていたわけではない。

  • 土日も入れる

  • 夜遅くまでいける

  • 週3日以上でも可

こんなスタンスで受けていたが、
全然引っかからない。


面接もニコニコして対応してた。
「無理」なんて言葉も使わなかった。

  • 喫茶店

  • 飲食店

  • スーパー

全部落ちた。

「スーパーは誰でも受かる」みたいなことを
聞いていたので、落ちたときショックはデカかった。

学生の頃から、
真面目、優しい、良い人
なんていわれてたので、

正直受かる自信があった。
落ちること想像してなかった。


それでも全敗ってことは、、、

顔のせい?見た目のせい?


なんてネガティブになり、
バイトに応募するのに億劫になっていた。


当時、
母親に「バイト探してるの?」と聞かれると

「今探し中」と逃げるように自室にいってた。

しばらく応募しなくなった。

言い訳ができるように
机の上にタウンワークを一冊置いてた。



そんなときだった。


中学高校と同級生だったFから
電話がかかってきた。

Fとは、
6年間同じテニス部に所属していた。

ペアを組んだこともあり、
二人で遊びに行くほど仲はよかった。


大学になってから
はじめての連絡だった。


「どうしたん?急に電話なんか」

「今ってバイトやってる?」

「あー、まだバイトやってないよ」

「俺が働いてる焼肉屋で働かん?
 人足りてないねん」

「嬉しいけど…ええの?」

そんなこんなであっけなく
焼肉屋でバイトが決まった。

焼肉屋のキッチンで働くバイト

肉・野菜・サラダを盛りつける
ビビンバ・クッパのような料理を作る
食材のチェック、洗い物。

バイトの全部が
楽しくてしょうがなかった。


名前を呼ばれ、
仕事を振られることで

「これが働くことか」
としみじみ感じていました。


今までバイトを落ちたことで、

「俺って必要のない人間かもな」

なんて感じていたから、
求められてることが嬉しかった。


店長もすごく良い人で
しんどいことなんてなかった。

唯一苦痛だったのは、
毎日味見のために食べるキムチ。
(今では好きになりました。)


バイト終わりに

店長、F、俺の3人で
一緒に食べるまかないの時間が大好きだった。


そして、2週間ほどたって
そのときは来た。


みんなのお楽しみ日、給料日。

「〇〇(私の苗字)くーん」

仕事が終わってタイムカードを切ると
店長に呼ばれた。


先にバイトを上がった
高校生がもらっていたから

今日もらえることは知っていた。


「はい、これ、ご苦労様」

そういって茶色い封筒を手渡された。

封筒の表には、
名前と「56,843円」と書かれていた。

個人経営のお店だったから
給料は手渡し。


すごく重かった。


お金の重みって
言葉は聞いたことがあっても
実際に感じることって少ないですよね。

このときほど
お金の重みを感じたことはなかったです。


小学生の頃にもらった500円玉

これが唯一
それまでお金の重み(物理)を感じたときだった。


でも、そんなときとも違う
お金のたしかな重み。


お年玉で2万をもらったこともあったけど、

そのときの一万円札は
ヒラヒラと軽かった気がする。

お年玉も多分片手で受け取ってた。


でもこのときの56,843円は
両手に"ずしっとした重み"があった。

頭を下げ両手で受け取った。

取り出したお札も
少し輝いて見えた気がした。


小銭がたくさん入ったせいなのか
初給料に浮かれていたのか

今ではわからないが、


なんとなく

自分という人間に
払われたお金
のような気がした。


そこまで何度もバイトに落ちたので、

自分がお金をもらえる人間だなんて
思ってなかったからかもしれない。

もらった瞬間、
じんわり心が温かくなった気がした


「働いてもらうお金っていいな。」
そう思えました。

これが私のはじめてのお金です。


ほんとに

お金の重みを感じたことは
なかったです。

そして、あれほどまでに
お金がキラキラして見えたことも

これからもないと思う。


会社からもらう給料よりも
はるかに自分にとって
価値のあるお金でした


あなたにとって
はじめてのお金ってなんですか?

ぜひ教えてください。


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