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終活について


「終活」という言葉を耳にする機会が増えました。
私も現職中はお客様からの相談事で終活についてはたくさんのお問い合わせがありました。また、雑誌やテレビでも特集されることが多くなり、自分の最期について考える人が少しずつ増えてきたように感じます。

私は、葬儀の現場で12年間仕事をしてきました。
多くのご家族を見送り、そのたびにいろいろな想いに触れてきました。
その中で感じたのは、元気なうちに「自分の想い」を整理しておくことの大切さです。

終活というと、つい「死の準備」や「お金やお墓のこと」といった現実的な話ばかりに目が行きがちです。
でも、実はそれだけではありません。

たとえば、
• どんな人生を歩んできたのか
• これから何をしていきたいのか
• 大切な人に、何を伝えておきたいのか

そうしたことを考えたり、言葉にしたりする時間こそが、終活の本質ではないかと私は思います。

実際に、エンディングノートを書き始めた方の中には、
「自分の人生を振り返って、ありがとうと思えることが増えた」
「家族との関係が少しやわらかくなった」
と話す方もいらっしゃいました。

終活は、決して悲しいことではありません。
むしろ、これからをどう生きるかを考える、前向きな時間です。

もし、何から始めたらいいかわからないなら、まずは「ありがとう」と伝えたい人の顔を思い浮かべてみてください。
それだけでも、立派な終活の一歩になります。

終活は、誰かのためであり、自分のためでもあります。
人生の最後を意識することで、「今」をもっと大切にできる――
それが、私が現場で学んだ、終活の本当の意味です。

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