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【ショート動画】マスクで言葉が遅れる?言語聴覚士の現場から見える“本当の評価視点”

マスクで言葉は遅れる?

こんにちは ことばのしごとさとうです

「マスクをしていると、子どもの言葉が遅れる」
そんな話を、どこかで聞いたことがある方も多いかもしれません。

今日は、動画では語りきれなかった
言語聴覚士の現場で、実際に何を見ているのかを、少しだけ深掘りしてみます。



動画の中で投げかけた問いは、
「マスクが、言葉の発達を止めてしまうのか?」というものでした。

一般向けの発信では、
“口元が見えない
  =発音をまねできない
      =言葉が育たない”
というように、因果関係が一本の線で語られることが多い印象があります。

でも、臨床の現場で私たちが見ているのは、もっと立体的な姿です。

たとえば最初に確認するのは、
その子が音を聞き分けているか、
やりとりの中で
相手の意図を受け取っているか、
意味のある反応を返しているか
という点です。

発音の形だけでなく、
・呼ばれたときに振り向くか
・簡単な言葉の指示が通るか
・やりとりが一方通行になっていないか
こうした「関係性の中の言葉」を観察します。

マスクが影響する場面が
“ゼロ”とは言いません。
口の動きが見えた方が
助けになる子も、確かにいます。
ただ、それが唯一の原因になることは
ほとんどありません。

実際には、
家庭での会話量、園や学校での人との関わり、
聴こえの状態、注意の向け方、発達のペース。
いくつもの要素が重なり合って、今の姿が形づくられています。

だからこそ、
「これが原因です」と一つに決めてしまうと、
本当は必要だった支援の入り口を、見逃してしまうこともあります。

臨床では、
テストだけで判断するのではなく、
遊びや日常場面の中で
その子がどうやって人と
つながっているかを見続けます。

言葉は、音だけで育つものではなく、
人とのやりとりの中で、少しずつ意味を持っていくものだからです。

この視点を持つだけで、
「不安」だった情報が、
「観察のヒント」に変わることがあります。



このテーマは、ショート動画でもやさしく整理しています。
気づきの入り口として、よかったらそちらも覗いてみてください。





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