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Fable5の使用停止で改めて思ったこと

Fable5が突然「米国民以外は使用禁止」になった。

米国の輸出規制が理由らしい。昨日まで普通に使えてたものが、外部的要因でいきなり取り上げられた。

SNSでは阿鼻叫喚。

「これがないと仕事が回らない」
「このために課金したのに」
「現像ソフトの改修、止まったんだけど」

こういう声があふれてる。
で、これ見てて思ったことがある。

外国産AIのリスクって、こういうことなんだなって。

自分が規約違反したわけでもない。お金を払ってないわけでもない。なのに、国家間の事情っていう、自分には1ミリも手が出せないところで、道具がスッと消える。


歴史は繰り返す

Xが突然BANされる。
noteが手数料を変える。
Instagramのアルゴリズムが変わってリーチが激減する。

プラットフォームの都合で、自分の足元がある日変わる。あれと同じ。

厳密には、今回はもっと上のレイヤーなんだけど。

プラットフォームの規約変更ですらない。国の規制。企業ですらコントロールできない力で、ルールがひっくり返った。XのBANよりも、noteの手数料改定よりも、もう一段上の「ルールチェンジ」なんだよね。

ちょっと考えてみてほしい。

今、自分が使ってるAIが、明日いきなり使えなくなったとして、自分の仕事はどうなる?


ここで真っ二つに分かれる

片方は、阿鼻叫喚になる人。特定のAIに、自分のワークフローを全部乗せてた人。「これがないと何もできない」状態の人。道具が消えた瞬間、作業が完全に止まる。

もう片方は、最悪なんとかなる人。別のAIに切り替えるなり、別のやり方を組むなりで、しのげる人。道具が変わっても、自分の中に「どう使えば成果が出るか」っていう判断が残ってるから、ツールが変わっても応用が効く。

この差、AIに限った話じゃないんだよね。

前にも書いたけど、AIに丸投げして成果が出ると思ってる人と、AIが出したものを自分で判断して直せる人。この差が、こういう非常時に一番むき出しになる。

平常時はどっちも同じに見えるんだ。同じAIを使って、それっぽいアウトプットを出してる。でも、道具を取り上げられた瞬間に、地力の差が一気に表面化する。

道具が消えた時に残るのって、結局、自分の中に溜めてきた判断力だけなんだよね。スキルとか、経験とか、「なぜこれが良くて、なぜこれがダメか」を見抜く目とか。そういう、誰にも取り上げられないものだけが手元に残る。

だから私は、どのツールも、どのプラットフォームも、いつか消える前提で動いてる。

2011年からこの業界にいて、消えていったプラットフォームを何個も見てきたから。

AIも例外じゃない。今使ってるものが急に消えても、自分のやり方そのものは止まらないようにしておく。

便利な道具に乗っかるのは全然いい。乗っかった方が速いし、楽だし。ただ、その道具が「自分の代わりに考えてくれてる」状態になってたら、それは依存なんだ。道具が消えたら、自分も消える。

今回みたいなことは、たぶんこれからも起きる。AIは便利になればなるほど、規制とか、国の事情とか、企業の都合とかに振り回される対象になっていく。

そのたびに阿鼻叫喚する側でいるのか、淡々と別の手を打てる側でいるのか。

その分かれ目は、結局「道具がなくても自分は何ができるか」を、普段から持ってるかどうかなんだ。


ここまで書いて、もう一個大事なことに気づいた

今回の件、ただ「依存してた人が損した」って話じゃないんだよね。同じそのAIを使ってた人の中でも、くっきり差がついてる。

何の差かというと、そのAIを「何に使ってたか」。

片方は、アウトプット専用で使ってた人。記事を出す、画像を出す、コードを書かせる。要は、そのAIに作業をやらせて、成果物を量産してた人。この使い方だと、AIが消えた瞬間に、生産ラインごと止まる。手元に残るのは、それまでに出したものだけ。明日からの分はゼロ。

もう片方は、自分の環境の底上げに使ってた人。たとえば、自分の作業フローを見直すために使ったり、既存のツールやシステムを改善するために使ったり。「そのAIを使って、自分の土台そのものをアップグレードしてた」人。

この人たちは、AIが消えても、アップグレードした環境は残るんだよね。

ここがえげつないところで。

そのAI、実際にはほんの短い期間しか使えなかった。なのに、その短い期間で「消えても残るもの」に投資してた人だけが、結果的に得をした。停止後も、底上げした環境はずっと自分のものとして動き続ける。

逆に、その短い期間を「とにかくアウトプットを量産する」に全振りした人は、停止と同時に手ぶらに戻った。

同じ道具、同じ期間、同じ料金。なのに、何に使ったかで、残るものが正反対になった。

これ、タイミングの判断力の差なんだよね。

「この道具を、今、何に使うべきか」。ここの判断が、こういう一瞬で消える局面だと、もろに結果に出る。アウトプットに使うか、自分の土台に使うか。その判断1つで、道具が消えた後の景色がまるで変わる。

別にアウトプットに使うのが悪いって話じゃない。ただ、「この便利さ、いつまで続くかわからないな」って頭の片隅にある人は、無意識に「消えても残る方」に重心を置く。逆に「ずっと使える前提」の人は、目先のアウトプットに全部突っ込む。

その差が、こういう時に出る。

結局さっきと同じ結論に戻るんだけど、AIが吹き飛んでも自活できるか否か。そして、使えるうちに「自分に残るもの」へ投資できてたか否か。

ここで運命が分かれるんだろうね。道具は借りもの。借りてる間に何を自分のものにしたか、だけが残る。


追記

数年前まで、AIって「インターネットみたいに、もう誰にも止められないもの」って語られてたよね。一度世に放たれたら、国境も関係なく広がっていく。そういうものだと、みんな思ってた。僕もそう思ってた。

でも、それが幻想だったかもしれない出来事が起きた。

ある海外製のAIが、政府の命令で、ある日いきなり止まった。

ここで大事なのは、「そのAIが危険だったかどうか」じゃないんだ。本当のポイントは別のところにある。

国が、輸出管理の権限を使って、民間のAIモデルを止めた。この前例ができたこと。これが一番でかい。

しかも、止めた理由が「限定的な抜け穴が見つかった」程度だったとしたら、けっこう異例なんだよね。民主国家が、数億人が使ってるサービスを、その程度の理由で全面停止させる。これ、普通のことじゃない。

何を意味してるか。

たぶん、AIっていうものの立ち位置が、静かに変わったんだ。

これまでAIは「自由なソフトウェア」だった。誰でも作れて、誰でも使えて、国境を越えて広がっていく。IT業界の延長線上にあるもの。そういう扱いだった。

でも今回のことで見えてきたのは、AIがもう、電力とか、原子力とか、半導体と同じ側に移りつつあるってこと。つまり、国家安全保障の管理下に置かれる技術。

電力会社が勝手に他国にエネルギーを流せないように。半導体が輸出規制の対象になるように。AIも「国が停止ボタンを押せるインフラ」になりつつある。

自由なソフトウェアから、国家が管理するインフラへ。

この変化、地味に見えてめちゃくちゃ大きいと思うんだよね。

ちょっと考えてみてほしい。これが意味するのは、これからのAI競争が「技術だけの勝負」じゃなくなるってこと。

今までは「どれだけ賢いモデルを作れるか」が全てだった。性能が高いやつが勝つ。シンプルな世界。

でもこれからは、そこに「国家との距離感」が絡んでくる。どの国の企業が作ってるか。その国とどういう関係にあるか。規制の対象になるかどうか。地政学的にどの位置にいるか。性能だけじゃなく、こういう要素が、AIの使える・使えないを左右する時代になっていく。

技術の競争に、政治の競争が乗っかってくる感じ。

そう考えると、今回の一件は、単発のトラブルじゃないんだよね。「AIってこういうものになったよ」っていう、ステージが切り替わった合図なのかもしれない。

数年前の「誰にも止められない自由な技術」っていうイメージのまま、AIと付き合ってると、たぶんどこかでズレる。もうそのフェーズは終わったから。

これからは、便利さの裏側で、「これは国家が止められるインフラなんだ」っていう前提を、頭の片隅に置いておいた方がいい。乗ってる船が、いつ、誰の判断で止まるかわからない。そういう乗り物になった。

AIは、次のステージに入ったんだと思う。

で、これって突き詰めると、こういうことなんだよね。

AIは、いつでも使える「人間を超えた魔法のアイテム」じゃなくなるかもしれない。

僕らはどこかで、AIを魔法みたいに思ってた。呼べばいつでも出てきて、何でもやってくれる。そこにあるのが当たり前。そういう感覚で使ってた。

でも、冷徹に見れば、AIって一企業が出してるWebサービスに過ぎないんだよね。会社の都合でも、国の都合でも止まる。料金体系も変わる。仕様も変わる。最悪、サービス自体が終わることもある。サ終したら、それで終わり。魔法でも何でもない、ただのサービス。

この事実を直視すると、巡り巡って、面白い結論にたどり着く。

AI無しでも、ゼロから自分で描ける力。これが、これから際立つ。

絵でも、文章でも、コードでも、何でもいい。AIに頼らず、自分の手でゼロから生み出せる力を持ってる人。この人たちは、AIがあろうがなかろうが、強い。AIが使えるなら、その力にAIを掛け算して加速できる。AIが消えても、自分の手で描き続けられる。どっちに転んでも死なない。

逆に、AIがないと何も生み出せない人は、AIの仕様変更や規制に、自分の生死を握られたままになる。借りものの魔法が消えた瞬間、手ぶらになる。

結局、ずっと言ってることに戻るんだけどさ。

道具が魔法に見えるうちは、その道具に依存してる。道具を「ただのサービス」として冷静に見れて、なくても自分で描ける人だけが、こういう時代の変わり目で揺らがずに済む。

魔法は、いつか解ける。解けた後に手元に残るのは、自分の地力だけなんだよね。


追伸

図らずも、AI時代は新たな局面に突入してしまった。このタイミングで必要なのは、何があっても自分で立て直せる力。それは間違いない。

ただ、今から一つずつ積み上げて、間に合うのか? 
AIで武装した発信が、すごい速度で市場を埋めていってる。

ゼロから独学で追いつくには、もう時間が足りない。
でも、ゼロから発明する必要もないんだよね。

揺らがず続けてる人たちが、すでに海外にいる。その人たちが実際に何をしているのか。成功者を50人以上分解して、7つの原則にまとめた。

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そうた|15年実践×海外成功事例研究×AIコンテンツビジネス戦略家 あなたの応援が、より深い調査・分析につながります。いただいたチップは、コンテンツ制作・リサーチ費用として大切に活用させていただきます。