「もみじ」
ひらひらと舞い落ちる葉を見ると、
その瞬間に、落ち葉の人生の始まりを感じることがあります。
自由に動けるようになることと、誰かに大切に思われたい、
という願いは、なぜか同時に存在しているようなんです。
『もみじ』
ひらひらと舞う
やっと自分で歩き出す自由を得た
赤いもみじが一人儚く
流れに身を任せる姿
を眺めながら
私の心のどんなひとひらも
全部流れ着く先があなたの
胸の中だと嬉しいな
と夢見た
あなたが愛おしそうに指先で
私を拾い集めてくれたなら
あなたの宝物になれるかな
と夢見て
私の言葉が流れ着く先が、どこであっても、
託した想いが優しく拾われますように。
天羽 詞鏡
2026.12.17
