にじむ笑顔の、まんなかで
瞑想を届けるうえで、声の仕事に何かヒントがあるかもしれないと思って訪れた、声優の専門学校。
そこにあったのは、“ことば以上に伝わる在り方”でした。
今日は、ちょっと異世界みたいな場所に足を運んだ。
声優の専門学校。
別に入りたいと思っていたわけじゃない。
ただ、声を使って表現している人たちの在り方に、瞑想を届けるうえで、なにかヒントがあるかもしれないと思って。
集まっていたのは、夢の入口に立つ、まぶしいほどの“若さ”。
スタジオでアフレコもしてみた。
ひとつだけ、静かに心に残った場面があった。
登壇されていたのは、アニメ界で長く活躍されている声優さん。
名前を聞けば誰もがわかるような方で、客席にはファンの姿も多かった。
その方の笑顔が――あたたかかった。
西田敏行さんみたいな、にじむような笑顔。
飾らず、作らず、ただ場の空気をふんわり包んでいた。
トークの途中で、ふとこんな言葉がこぼれた。
「自分のこと、好きになってね」
心理を学んでいれば、聞き慣れた言葉かもしれない。
でも、それが自然と口をついて出てきたことに、静かな驚きがあった。
その方の世代的には、“ご自愛ブーム”とは関係のないはずなのに。
言葉の奥には、きっとこれまでの積み重ねがあって、選ばれる人には、やっぱり選ばれる理由があるんだと感じた。
“強さ”だけじゃない。
“弱さ”も、“視点”も、“サービス精神”もある。
そういう“にじみ”が、笑顔にも声にも滲んでいた。
私は今、
成功して慕われる方と、そんな方に憧れる人、ちょうど“あいだ”にいる。
ただ、その“あいだ”で見えたものを
こうして静かに綴ることが、
今の私にとって、何よりの収穫なのかもしれない。
にじむ笑顔の、まんなかで。
もしこの物語が、あなたの中の“なにか”に触れたなら、
他の記事も、静かに綴っています。
「こともり」の記録に、そっと耳を澄ませてみてください。
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