秋にこぶく桜。【旅の断片】
コスモス(秋桜)ではございません。
徳川美術館から庭園に移って、紅葉狩り。
大きな池を一周して
さあ出ようか、と空を仰ぎ見たときです。
葉が散らんばかりの、か細い枝先。
“ぽんぽん”と
季節外れの花が乗っています。
白に少し桃色も滲んでいるでしょうか。
真紅の木々に見惚れていると、
素通りしてしまいそうです。
慎ましいようで、花びらは幾重に重なり華やか。
なんだか呼び止められたように感じ、
写真におさめて帰りました。

さて、その花の正体は。後ほど調べてみました。
コブクザクラ
名前の由来は一つの花に複数の果実をつけることから子福桜という。
秋から冬、春と二季咲きする。
そんな桜があることを初めて知りました。
紅葉と入れかわりで1度目の見頃を
迎えていたようです。
ということは、あの時ちょうど芽生えたところ。
春を待たないお花見でしたね。
小さな発見と学びはひときわ嬉しいものです。
枝の隙間、また目を向けてみようかと思います。
『花がこぶく』(小吹く)なんて言い回し、
存在してもよさそうじゃあないでしょうか。
