第一〇元素‐極冠――さかしまなる一二大元素(一二日連続詩集)

 狂える四肢のありか
 花はとうに絶え

 息せぬ虚ろな蠅の如く日々を連ねた
 不可侵の高きに憩える 偽旗は限りなく

 定めぬはずの公道を 旗幟に鋭く熱を帯び
 「不漁」に等しく すみれを追い立てり
 見よ 瘢痕無数になおあらた

 空無の獄をねめつける 機銃はゆたけき嘘を込め
 悪罵に酔いしれ 理を犯し
 惨き幽鬼を知らず産む

 見よ 呪詛の火砕流を
 語らじと あまねく絶えたのに
 聞け 炮烙は連関なり

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