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転職活動、終わりました。年収とか全部書きます

転職活動が終わりました。

結論から言うと、
年収は520万円から600万円に上がりました。
プラス80万円。

「おお、上がったじゃん」と思うかもしれないし、
「正直そんなもん?」と思うかもしれません。

今日はこの数字が世間的に高いのか低いのか、
データと照らし合わせながら書いてみます。

エンジニアじゃない人にも、
「IT業界ってそんな感じなんだ」
と楽しんでもらえるように書くつもりです。



まず、わたしの仕事をざっくり説明すると


わたしはITエンジニアです。
ざっくり言うと、アプリやWebサービスの裏側を作る仕事です。

で、この業界には外から見えにくい、
『多重下請け』という構造があります。

建設業界をイメージしてもらうとわかりやすいです。

大きなビルを建てるとき、
元請けのゼネコンがいて、その下に下請け、さらに孫請け……。
とぶら下がっていきますよね。

ITも全く同じで、大きな会社が仕事を受けて、
それを下の会社に流して、さらに下に流す。

わたしが直前までいたのは、
その『三次下請け』のポジションでした。

お客さん(大きな金融系の会社)から数えて三つ下。

間に会社が二つ挟まっているので、
お客さんが払っているお金のうち、
何割かは途中の会社に抜かれて、
最終的にわたしの手元に来る、という仕組みです。

これ、別に違法でもなんでもなくて、
業界では普通のことです。

ただ「働いてる本人の取り分は意外と少ない」というのは、
知らない人には驚かれるポイントかもしれません。



30歳男性の平均年収って、いくらだと思いますか?


さて、ここで一回クイズです。

日本の30歳前後の男性って、
平均でいくら稼いでると思いますか?




調べてみると、こんな感じでした。

・30歳男性の平均年収(全職種):
 だいたい470〜510万円くらい

・30代男性(30〜34歳)で見ると:
 およそ510〜525万円

統計によって数字に幅はありますが、
「30歳前後の男性は、ざっくり500万円前後」
というのが相場感です。

ちなみにこれは平均値で、
平均は一部の高収入の人が引き上げてしまうので、
より実感に近い『中央値』(ちょうど真ん中の人)は
400万円くらいまで下がります。

つまり、わたしの転職前の年収520万円は、
「世間の30歳男性の真ん中よりはちょっと上」
くらいのポジションだったわけです。



では、ITエンジニアだとどうなるか


次に、同じ年代の『ITエンジニア』に絞って見てみます。

・ITエンジニア全体の平均年収:
 450〜550万円くらい

・そのうち30代のエンジニア:
 だいたい500〜600万円台が目安

エンジニアは全職種の平均より、
40〜100万円ほど高い、という調査が多いです。

理由はシンプルで、慢性的に人手が足りていない業界だからです。

「作れる人」が足りないので、その分お給料が高めに設定されやすい。

ここで面白いのが、エンジニアの世界では、
『何の言語(技術)を使えるか』
で年収がけっこう変わるという点です。

ある調査では、企業が提示する年収が一番高かったのは、
「Go」という技術で約710万円、
次が「TypeScript」で約697万円でした。

包丁の種類で料理人の給料が変わるみたいな話で、
ちょっと不思議ですよね。



わたしの600万円は、高いのか低いのか


ここまでの数字を並べると、こうなります。

・世間の30歳男性の真ん中: 約400〜500万円
・30代エンジニアの目安: 約500〜600万円台
・転職前のわたし: 520万円
・転職後のわたし: 600万円

正直に言うと、わたしの600万円は、
「30代エンジニアとしては、ちょうど平均くらい」
です。

ハイクラス転職のデータだと、
IT業界の30代転職者は700万円を超える例もザラにあります。

だから「転職で大勝ち!」という話ではありません。

自分で立てた目標は達成したけれど、
業界の中で見れば飛び抜けた数字ではない、
というのが正直なところです。

じゃあなんでこの会社・この金額で決めたのか。

理由は、目先の金額よりも、
『これから伸びる技術の経験』
を取りにいったからです。

今度の会社では、これまで使ったことのない技術
(さっき年収ランキングで1位だったGoという技術)
に挑戦できます。

今このタイミングで未経験の武器を増やしておけば、
数年後にはもっと年収を上げられる。

だから今は、金額そのものより「伸びしろ」を選びました。



会社選びに「6つの条件」を作った


なんとなくで選ぶと、いい環境を引けない。

そう思ったので、自分なりに、
『これだけは譲れない6条件』を作って、
受ける会社を全部それで採点しました。

1. AIを当たり前に使っている会社か(今どきAIを使わせてくれない現場は古い)
2. 自分の得意な技術が活かせるか
3. リモートワークができるか
4. 自社サービスを作っている会社か(下請けではなく、自分たちの製品を持っている)
5. 年収600万円以上か
6. 飲み会などの強制参加がないか

私の転職6条件


最後の「飲み会強制なし」は人によっては笑うところかもしれませんが、
わたしにとってはかなり大事でした。

仕事は仕事、付き合いの飲みで消耗したくない。
これは性分なので譲れませんでした。

最終的に選んだ会社は、6つの条件をほぼ満たしていました。
年収も目標どおりの600万円。

それに加えて決め手になったのは、

- いきなり管理職ではなく『だんだんリーダーを任せていく』という役割で、自分の色を出せそうだった
- 成果次第で給料がしっかり上がる前例があると聞けた
- 年収ランキング上位の技術にチャレンジできる

本当かは分からない


わたしは仕事に対して、
「自分がその場の主(ヌシ)になれるか」
「自分の色を出せるか」
をいちばん大事にしています。

一番つらいのは、
忙しさよりも『何も感じない職場』なんですよね。

今度の会社は、その点で期待が持てそうでした。



「みなし残業45時間」という落とし穴(を、あえて選んだ話)


ここで一つ、契約のからくりを正直に書いておきます。

今度の会社の600万円には、
『みなし残業45時間』
というものが含まれています。

これ、知らない人には意味不明だと思うので説明します。

普通のイメージだと、
残業したらした分だけ残業代がもらえますよね。

でも『みなし残業』は、
「毎月◯時間ぶんの残業代は、最初からお給料に入れておきますね」
という仕組みです。

今回は45時間ぶん。

これの何が大事かというと、こうなります。

- 残業が45時間より少なかった月
 → 残業ゼロでも、45時間ぶんの残業代はもらえる(ちょっと得した気分)

- 残業が45時間ピッタリの月
 → プラスもマイナスもなし

- 残業が45時間を超えた月
 → 超えた分はちゃんと別途もらえる

要するに「残業してもしなくても、基本は600万円」という契約です。

これ、見方によっては「45時間も残業前提かよ」と引っかかる人もいると思います。
実際そういう声もあります。

でもわたしはこう考えました。
『だったら、サクッと終わらせて定時で帰っても600万円もらえるってことだよな』と。

わたしはもともと、だらだら残業して残業代を稼ぐタイプじゃありません。

仕事は仕事として効率よく終わらせて、
筋トレしたり自分の時間に使いたい。

そういう人間からすると、
「成果を出して早く帰っても収入が変わらない」
というのは、むしろ相性がいい。

同じ制度でも、人によって得にも損にもなる。
だからこそ「自分にとってどうか」で選ぶのが大事だな、
と改めて思いました。



おわりに


年収520万円から600万円。

自分で立てた目標はクリアできたけど、
エンジニアの相場で見れば平均的。

数字だけ見れば、地味な前進です。

でもその裏では、
目先の金額よりこれから伸びる技術を取りにいったり、
6つの条件で何社も天秤にかけたり、
自分なりにいろいろ考えた末の選択でした。

8月から新しい環境です。
今はちょっと休んで、それからまた走り出します。

ここまで読んでくれてありがとうございました。

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