努力の大切さを教えてくれた、ヤクルト石川投手の偉大な記録(『荀子』勧学篇)
今回取り上げるのは『荀子』勧学篇からの言葉。
鍥んで之を舎けば、朽木も折れず、鍥んで舎かざれば、金石も鏤むべし
(読み:キザんでコレをオけば、キュウボクもオれず、キザんでオかざれば、キンセキもキザむべし)
途中で刻みつけるのをやめてしまうと、腐った木でさえも折ることはできないが、諦めずに刻み続けたならば、金石でさえも彫ることができる、という意味。
金石とは、金属と石のこと。
どちらもとても硬いため、手で文字を刻み込むのは大変です。
途中で諦めたくなることもあるかもしれません。
ですが、諦めずに作業を続けたならば、いつか必ず刻み込むことができます。
つまり、諦めずに努力を続けることが大切、ということですね。
私はたまに野球を見るのですが、先日(4月9日)の阪神 vs ヤクルトの試合は、観る人に勇気を与えてくれるとても良いゲームでした。
現役最年長の45歳、東京ヤクルトスワローズの石川投手が勝ち投手となったのですが、この勝利によって石川投手は「24年連続勝利」というプロ野球新記録を達成したのです。
167cmという小柄な身体で、速球も130km台と決して速くはないのですが、変化球のキレと緩急を活かしながらアウトを積み重ねていく石川投手。
先日の登板で、デビューした年から24年連続で勝ち星を上げることになりました。
「デビューした年から24年連続で勝利」という記録も、実は大リーグ記録に並ぶ偉業です。
まさに球界のレジェンド。
石川投手は、勝利後のインタビューで以下のように話していました。
毎年必死にやっているのでなかなかピンとこないが1試合でも多く1軍のマウンドに立ちたい、1試合でも多く勝ちたいという思い、一つ一つの積み重ねが24年になったと思う
1人でできる数字ではない。家族、監督、コーチ、裏方さん、そしてファンの皆さんのおかげです。年齢を重ねましたけど、必死に毎日やっています。ボールはそんなに速くないですけど、何とか自分の良さを出してやっていける。また次の登板に向けて、しっかり準備していきたい
日頃の練習の積み重ねが、いつのまにか24年という大記録に繋がったのです。
その努力する姿は、まるでコツコツと金属に文字を刻みつけていくかのよう。
プロの世界で、24年という長い年月をかけて、一歩また一歩と歩みを進めてきたのです。
同期の選手たちが次々と引退していく中、石川投手は現役を諦めることなく、一軍でチームの勝利に貢献できる投手であり続けようと、必死の努力を続けてきたのでしょう。
勝利投手となった先日の試合も、ミスが絡んで3失点する厳しい展開ではありましたが、決して諦めず、強気の姿勢で粘り強く投げ続ける石川投手の姿が、最終的にチームの奮起を呼び込みました。
最後まで諦めずに努力を続けたことで、球界の歴史に新たな1ページを刻むことができたのだと思います。
多くの野球ファンに勇気を与えてくれる、とても素晴らしい投球でした。
鍥んで之を舎けば、朽木も折れず、鍥んで舎かざれば、金石も鏤むべし
(読み:キザんでコレをオけば、キュウボクもオれず、キザんでオかざれば、キンセキもキザむべし)
今回は、途中で諦めることなく努力を続けることが大切、という言葉をご紹介しました。
石川投手は現時点で通算187勝。
通算200勝の大台まで、あと13勝です。
これからも、観る人に勇気を与えてくれる投球を楽しみにしています。
それでは今回はここまで。
また次の記事でお会いしましょう👋
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