全便欠航の中、皇太子と「奇跡のフライト」
嵐が吹き荒れる田舎の空港。
天候不良で全便欠航。搭乗口には途方に暮れる乗客たちのため息が響く。
「うわぁ、今日のうちに帰らないと、次の仕事終わる…」
「マジか東京に帰れないの?」
「うむむ…仕事が…」
そんな絶望ムード漂う空港に、突然アナウンスが流れた。
「えー、皆さま、皇太子殿下が来られます、三列に子ども、お年寄り、女性/男性で並んでください、強制ではなく」
ざわっ!!
「え?飛ぶの!?」
「いやいや、天候不良で欠航だったよね?」
「羽田行きのお客様は搭乗ゲートお進みください」
一便だけが飛ぶの、不安🫨中滑走路ぐるぐる回り
欠航になるじゃないのかいつも通りなるじゃなのと感じつつも、離陸をはじめ普段と変わらず飛び立つ窓の外は大荒れ
離陸すると、信じられないことに雲はすーっと割れ、風もピタッと止まり、まるで“道”ができたかのよう。しかも揺れない!
「これが…皇室のご威光…!」
「気流すらひれ伏すとは…」
かくして飛行機は予定通り羽田に到着。皇太子殿下は空港の滑走路で車に乗り、颯爽と去って行かれた。
こうして、奇跡の一便だけが羽田へと飛んだのであった…。
「ネットで話される話を書いています。」
