偽りの証言の中で
聖書箇所:使徒の働き6章
今日の小樽は20℃、室温は23℃ある。炊事のコンロの温かさが残っているのだろうか。空は曇り、薄い雲が一面に広がっている。もやはいつものように出ていたが、今朝七時の眺めでは、余市岳だけが濃いもやに包まれ、ほかは薄い靄である。PM2.5の影響があるそうで、このもやの一部もそうかもしれないと想像すると、少し気が滅入る。昨日は五時間ほど座椅子で読書をしたら足がつって痛んだので、座るときも立ってパソコンに向かうときも、作業開始から四十五分で一度休みを入れるようにした。今朝はアラームの音が何のためのものか、とっさに判断できなかった。慣れないことを始めると、しばらくは迷うものである。讃美を二曲歌い、今日のみことばに向かった。
教会が育つ中で
福音が広がり、弟子の数が増えていくと、教会の中に新しい課題が生まれた。ギリシア語を使うユダヤ人たちのやもめが、毎日の配給でなおざりにされている、という苦情である(6:1)。
十二使徒はこれを放置しなかった。けれど同時に、自分たちが本来の務めを離れてはならないことも知っていた。「私たちが神のことばを後回しにして、食卓のことに仕えるのは良くありません」(6:2)。そこで彼らは、「御霊と知恵に満ちた、評判の良い人たちを七人」(6:3)選ぶように勧め、自分たちは「祈りと、みことばの奉仕に専念します」(6:4)と語った。
選ばれた七人の筆頭が、ステパノだった。この健やかな分担のもと、「神のことばはますます広まっていき」(6:7)、祭司たちまでが次々と信仰に入っていった。
恵みと力に満ちたステパノ
ステパノは、ただの配給係ではなかった。「恵みと力に満ち、人々の間で大いなる不思議としるしを行っていた」(6:8)。彼が福音を語ると、議論を挑んできた者たちも、「彼が語るときの知恵と御霊に対抗することはできなかった」(6:10)。
ことばで勝てない。論じても、かなわない。そのとき、彼らが選んだ手段が、闇に沈んでいた。
偽りという手段
彼らは人々をそそのかして、ステパノがモーセと神を冒瀆することばを語った、と言わせた(6:11)。さらに民衆や指導者たちを扇動してステパノを捕らえ、最高法院へ引いて行き、ついには「偽りの証人たちを立てて言わせた」(6:13)。
ここで心に留めたいことがある。ステパノを陥れたのは、異なる宗教を信じる外国人ではなかった。同じ神を礼拝してきたはずの、同胞のユダヤ人たちだった。そして彼らが用いたのは、正々堂々の議論ではなく、偽りの証言だった。
思い起こせば、イエスご自身が裁かれたときも、まったく同じことが起きていた。気に入らない者を法廷で葬るには、法を曲げるか、偽りの証言を作り出すしかない。真実のままでは、正しい者を罪に定めることなどできないからである。
なぜ、偽らねばならなかったのか
なぜ彼らは、偽ってまでステパノを消そうとしたのか。それは、ステパノの教え――すなわちイエスの教えが、彼らにとって、よほど都合の悪いものだったからだろう。
正しい光が差し込めば、それまで隠れていた歪みが照らし出される。イエスの義がまっすぐ宣べ伝えられると、その義によって立場を失う者、自分の歩みを問われる者が出てくる。彼らにとってステパノのことばは、いわば自分たちの偽りが生き延びる余地を、根こそぎ脅かすものだったのではないか。
正しいことをすると、こうした反発を招くことがある。光が強ければ強いほど、闇はそれを嫌う。けれども、だからといって光を弱める理由にはならない。
御使いのような顔
偽証にさらされ、最高法院の真ん中に立たされたステパノの顔は、どう見えたか。「最高法院で席に着いていた人々が、みなステパノに目を注ぐと、彼の顔は御使いの顔のように見えた」(6:15)。
偽りに囲まれてなお、彼の顔は輝いていた。神ご自身が、その無実を、目に見えるかたちで証ししておられたかのようである。人の偽りは、神の真実を覆い隠すことはできなかった。
今を生きる私たちも、真実を語るとき、時に都合悪く思う人々の反発に出会うかもしれない。それでも、イエスの教えを曲げず、聖霊に導かれた姿勢をまっすぐ表していくこと――それが、ステパノの時代も、今の世も、変わらず求められているのだと思う。
※聖書は新改訳2017を引用しています。 ※本記事は、AI(Claude、Anthropic社)を活用し、筆者の視点と編集を加えて作成しています。内容の最終確認および責任は筆者が負っています。
「愛情おでんのいっぽいっぽ」始まりました。
月曜はClaude、土曜はみことばの振り返り。
一緒に歩きませんか。
▶ メンバーシップはこちら
https://note.com/kouji_ohtaki/membership/join?preview=true
・聖書を原典に忠実に理解するために「北海道聖書学院」をお薦めします。オンデマンドは全国どこからでも視聴できます。実際に札幌で学ぶことも出来ます。4月から新学期です。
https://www.hbi-wmc.org/
・石狩・札幌方面お越しの節は是非お立ち寄りください。
・お住まいの近くの教会を訪ねてみませんか。
・ここで紹介されています聖書新改訳2017はドラマ仕立ての音声で聞く事ができます。
・朝に聴くと励まされる番組の紹介です。「デイリーブレッド」日本語です。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!