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未来を待つための眠り

今日はなにをしたのだろう。
目の前の時計の秒針が進むのを、
ぼんやりと眺めながら、
いつのまにか、眠りに降りていく。

眠りの中では、
知らない街を訪れ、
人と出会い、
笑っていたりする。

朝目覚めれば、昨日と同じ自分がいる。
目指すものがなんなのかわからない、
ぼんやりとした自分が、
薄暗い部屋の鏡の中にいる。

時はどんな過ごし方をしようとも、
沈黙したまま、進み続ける。

眠りは人に与えられた癒し。
ひとりではないと教えてくれる。
眠りの中で、
時間は自由に流れ、
心が躍動している。

未来は不安の塊だ。
どうにもできない自分から、
視線を避けたい。
違うどこかへと、
叶わない願いがよぎる。

けれど、
それは自分が弱いからじゃない。
まだ未来を、
自分の姿を、
見る力がないだけだ。

だから人は眠りにつく。
瞳を閉じて、
癒しを与え、
いつか力がつくことを信じて。

眠りの中で、
誰かのささやきが聞こえる。
いつか未来を、
しっかりと見つめられる術を。
眠りの中で、
きっと誰かが、
走り出せと、
背中を押してくれる。
夢を現実にするため、
駆け出すときは今だと。

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