野菜作りと気付き-おまけ-
おまけ 〜小さな命たちの楽園〜
野菜作りは、食卓を豊かにしてくれるだけでなく、思わぬ副産物もくれました。それは、畑が子どもにとっての最高の遊び場になるということ、そして、私自身も気づけば夢中になっていたということです。
秋口の土づくりの最中、初めて「本物のオケラ」を見つけたときの感動は今でも忘れられません。図鑑でしか知らなかったフォルムは想像以上にかっこよく、その前足の力強さには驚かされました。
冬の畑には枯れた草の隙間にてんとう虫たちが越冬しており、じっとしているその姿に静かな生命の営みを感じました。春になると野に咲く花と小鳥の声が畑を彩り、初夏にはバッタが跳ね、水路にはカエルやザリガニの姿も。
畑の土を掘ると時折モグラのトンネルが見つかり、どこかにいるであろう主の姿に思いを馳せるのもまた楽しい時間でした。
野菜の根を荒らす事を除けばね‥(笑)
少し足を伸ばして近くの川まで行けば、水生昆虫や小さな魚、エビなど、まるで自然の博物館。生き物好きにはたまらない空間が、日常の中に静かに広がっていました。
ただ野菜を育てるだけでなく、小さな命の息づかいと出会えるこの場所が、私たち家族にとってかけがえのない時間をくれたことを、最後に記しておきたいと思います。
