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クラファンは「魔法の杖」じゃない。2回やって見つけた、自分の歩き方

割引あり

クラファン相談が増えています

こんにちは。オフィスカレイドの山本コヲジです。

成分は水とミネラル塩だけ。究極まで引き算をした化粧水「フローフローウォーター」をお届けしています。

ありがたいことに、これまで2度のクラウドファンディング(2022年、2025年)に挑戦し、どちらも目標を達成することができました。現在では「matsukiyo FIRE」の審査にも通り、渋谷の旗艦店で展示販売をしていただくという、思いがけないご縁をいただいています。

こうした経緯からか、最近「クラファン、検討しているのだけど……」と相談を受けることが増えました。

魔法の秘訣は、ありません

「実際、どうなのクラファンって?」
「これやったらいい、とかあります?」
「化粧水ってカテゴリ、難しいんじゃない?」
「なにか特別な秘訣や、テクニックあるの?」

そりゃ、極秘テクニックをお伝えしたいですよ、あればですけど。でも、聞かれるたび、お答えできることはいつも同じ。ひとつひとつ、正直にお答えするだけです。

「魔法のような秘訣やテクニックは、何一つありません」と。

むしろクラウドファンディングは、画面の向こうにいる「人」とのコミュニケーション。「自分がこれまでどう生きてきたか」「自分はどういう人間なのか」が見えてくる場所でもあると思います。

世の中には「クラファン成功のセオリー」がたくさんあります。成功事例も規模感も、大小さまざま。大切なのは、自分に合うやり方を選ぶことだと思います。

ここでは、2度の挑戦を経て、個人ができる規模感でたどり着いた「クラファンの本当の価値」と、その進め方についてお話しします。

基本のキ

クラウドファンディングとは

クラウドファンディングとは、インターネットを通じて不特定多数の人から少額ずつ資金を集める仕組みです。「群衆(crowd)」+「資金調達(funding)」の造語で、共感や応援を軸にプロジェクトを実現します。

型(タイプ)

■購入型(リターンにモノ・サービスが返る、王道タイプ)

  • CAMPFIRE:国内最大級。ジャンル不問・案件数トップ。間口広く、個人でも立ち上げやすい万能型。

  • Makuake:新製品・ガジェット・地域産品に強い。「応援購入」で新しいモノのローンチ向き。販路やメディアにつながりやすい。

  • GREEN FUNDING:CCC(TSUTAYA)系。ガジェット・出版・エンタメに強く、1件あたりの支援額が高め。

■寄付・ソーシャル型(社会性・共感ベース)

  • READYFOR:草分け的存在。医療・福祉・教育・災害支援など想いで集まる領域。伴走支援が手厚い。

■クリエイティブ特化型

  • MotionGallery:映画・音楽・アート・出版など表現系に特化。金額より世界観で集まる場。

私は2回ともCAMPFIREです。

これまでの2回のプロジェクト

クラファンの流れ

プロジェクト準備(ページ作り) 立ち上げ 期間中 完了
シンプルですが、この一本道の中に、たくさんの現実が詰まっています。

成功する目標設定のコツ

  • 何をやるのか-What

  • なぜそれをやるのか-Why

  • 誰が喜ぶのか-Who

  • いつ実行するのか-When

  • どこで実行するのか-Where

  • どのようにやるのか-How

  • どれくらいの資金が必要になるのか-How much

  • なぜクラウドファンディングで資金を集めるのか

支援者のイメージを明確にする

誰(ペルソナ)に届けたいかを想像し、具体的にする。年齢や性別、価値観、ライフスタイル、興味関心ごと。こういったことは、CAMPFIREの「やり方完全ガイド」が丁寧に教えてくれます。

書籍から、その時々の旬な一冊や気になったものをチェック。

ウケる企画の共通項は
・面白いこと
・新しいこと
・ファンがいること
・役に立つこと

このどれかに当てはまると成功しやすい

『成功するクラウドファンディング』(小田恭央 著)

そしてAI時代のいまなら、こう聞いてみることもできます。

クラウドファンディング成功の王道ノウハウ、秘訣、実践TIPSを、国内外の最新ガイド・書籍・成功失敗事例をもとに調査してください。精神論ではなく、公開前に何を準備するか/初動・中盤・終盤で何をするか/目標金額・リターン・ページ・発信の設計/失敗しやすい落とし穴/成功を左右する最重要ポイントを、再現性と根拠の強さを区別しながら、重要度順に簡潔にまとめてください。最後に「今すぐやるべきことを3つ」示してください。

なんて聞いてみたら、いくらでも教えてくれます。

知っておくべきことは、すでに、どこかに全部あります。

型の選び方、5W2Hの詰め方、ペルソナ設計。ガイドにも本にも、いまならAIにも、王道のマニュアルという理想が用意されています。私も、経験者から話を聞いたり、ピンときた本も、ひととおり目を通しました。

ちょっと本題

これだけ揃っていてなお、実際にやっている人たちには、ガイドには載らない現実があるのも確かなのです。

理想と現実

相談を受けたり、経験者の話を聞いていると、決まって出てくる「あるある」があります。

立ち上げ後。SNS投稿やプレスリリースで告知・集客できると思ったら、個別DMをひたすら送る日々。

友人たちがシェアしてくれると思ったら、期待ほどは動いてくれず。一方で、意外な人が助けてくれたり。

精神的には、夢と情熱で高まっていた気持ちが、徐々にスルーされ、数字が動かない焦りで胃が痛くなる。

活動報告も、想いや裏話を映えるように語るはずが、気づけば「現在〇%、支援&シェアお願いします」ばかりに……。

これは誰か一人の話ではなく、多くの人が通る道。そして私自身も、この現実を知ったうえで、自分のやり方を選びました。

自分に合うやり方

プロセス編 ―
ノウハウとの付き合い方

世の中には「クラファン攻略法」や「必勝テクニック」が溢れています。「王道のステップ」やノウハウを知っておくことは、確かに大切です。

フェスやお祭りのようにエンタメ化して進めるのも楽しそうですし、ライブ配信で「熱量」をリアルタイムに共有したり、プロジェクト紹介リレーで認知を広げていくこともできます。やり方も、演出も、成功例も、本当にたくさんあるのです。

ノウハウを知るよさは、「それならできそう!」「逆にこれは、無理しないとできないな」「たぶん続かない」。そういう、自分との相性が見えてくることだと思います。

期間編 ―
セオリーより、自分のペース

プロジェクトは「30〜45日」で実施される方が多い

2026年版クラウドファンディングやり方完全ガイド(CAMPFIRE)

とありますが、私のプロジェクトは、期間がかなり短いです。

  • 1回目:2022年10月18日〜10月31日(約2週間) / 187人・2,417,147円

  • 2回目:2025年10月6日〜10月23日(約2週間半) / 155人・1,427,263円

セオリーより、自分のペースを優先したためです。「気持ちよく続けられそうな時間」、走るなら「ちょうどいい距離感」。そういう塩梅は、だれにでもあると思います。

自分を知る

無理をすると、私はすぐ風邪をひきます。つきあいの長い体ですからね。自分をよく知っているので、倒れたりケガをしたりせず、完走できることを目指します。

結果的に、CAMPFIREの担当者さんから、こう言われました。

「山本さんのプロジェクトは、波がないのが珍しい」

通常クラファンは、「初動で伸びて、中盤で止まり(中だるみ)、最後でまた伸びる」というU字カーブを描くことが多いそうです。

私のプロジェクトには、中だるみの時期がありませんでした。ゆるやかだけど、毎日誰かしら支援してくれる方がいて、そのまま静かにゴールを迎えました。

自分のペースで、続ける

やっていたのは、日々の報告です。
実は、2025年10月に終えた2度目のプロジェクトですが、私は今でも「活動報告」を更新し続けています。今、確認したら53回投稿していました。

プロジェクトページは「未来の友人への手紙」

いちばん時間をかけたのは、プロジェクトページを「未来の友人への手紙」のような気持ちで、一文字ずつ、置いていくように書くことでした。

見出しの言葉。さしはさむ画像。文章のテンポ。このページに触れて、どんな体験をしてほしいのか。情報ではなく、私の想いの芯が伝わるように。ただ、それだけを考え抜きました。

クラファンの本質

クラファンの本質は、単なる資金調達ではありません。

金融機関では下りないような「想い」にお金が集まり、これから活動を共にしてくれる仲間が、今この瞬間に誰なのかが見えてくる。そういう場所です。私自身、クラファンのご支援や選んでいただいたリターンによって、新たに生まれた企画やコラボも少なくありません。

だから、もしまたいつかクラファンをやることになった時、周りの方々に「またかよ」と呆れられるのではなく、「またコヲジが何か面白いことを始めたぞ」と、笑顔で支援してもらえるよう、暮らしています。

日々を、どう生きているか。それだけは、きっとごまかせない。

ここから先は

ここから先は、私が2回のクラウドファンディングを経験してたどり着いた、「フローフロー流・クラファンの歩き方」です。

魔法のテクニックはありません。ですが、私がどうやって「未来の友人への手紙」を書き上げたのか。そして、支援の波を途切れさせないために、どんなコミュニケーションを取ったのか。等身大の経験を、包み隠さず書き残しました。

これは正解ではなく、あくまで私の歩き方です。それでも、やってみようかなと検討中の方、本気でプロジェクトに向き合い、自分らしいやり方で悩んでいる方の、ひとつの視点、道しるべになれば嬉しいです。

クラファンは「魔法の杖」じゃない。2回やって見つけた、自分の歩き方

  1. 「未来の友人への手紙」の書き方
    ・スペック(情報)ではなく「体験」設計
    ・見出しひとつで、心の温度が変わる
    ・言葉選び
    ・文章のリズム
    ・弱さを、隠さない
    ・危機と機会

  2. 「中だるみゼロ」を生んだ、日々の過ごし方
    ・バズを狙わず「毎日」やっていたこと
    ・「お願い」のハードルを下げる考え方

  3. 終了後から始まる「本当のクラファン」
    ・なぜ、終わっても書き続けるのか
    ・まるで違う、融資とクラファン

  4. クラファンは、事業のすべてが詰まっている
    ・失敗は、誰も気にしていない
    ・世界は急に学びの宝庫
    ・一人で抱えない

  5. 「日々の在り方」に尽きる
    ・クラファンは、日々の延長線上にある
    ・お伝えしたいこと
    ・最後に

おわりに ― 購入者特典

追記 ― ご質問への返答

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