宵に仄く

よい に かたむく

拙くて、不鮮明で。
でもきっと、
あのときの私が綴っていた言葉から
感じる仄かなぬくもりは
今の自分を支えてくれる。



だんだんと明るくなる世界に
鳥たちが唄う
目を瞑り 聴き惚れる
朝靄に包まれる




空白に差す光
浅縹色の海


薄く消えてしまいそうな
三日月の下で
すれ違う二人
白銀の旅客機


ただ夜を待つ
宵に霞んだ海と空を
窓を流れる雨粒が混ぜていく

通り過ぎてゆく街灯が
彩りを添えた


残影に





本 に のまれた
切符 の 2 枚
唸 る エンジン
仄 く 陽 射し



そこに ただ佇んでいるだけの私
宵の色にぼやけて沈む川の水
淡月にささやかなぬくもりを求めた

宵を纏って歩きましょう

宵に仄く
よい に かたむく
寫眞と暦
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