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泣きたくなる朝でも、私は今日も会社に向かった

雨の朝。
きちんと準備したはずなのに、娘の不機嫌・電車の遅延・職場の空気……
どこかで何かが噛み合わないまま、ぐるぐると歯車が空回りしていた今日の朝。

きっと、誰にでもある。
でも、今日はそんな「うまくいかない朝」のことを、ちゃんと書き残しておきたくなった。

雨の朝。予感はなかった。

今日は朝から雨が降っていた。
私はいつも、雨の日はいつも以上に準備する。
子どもと自分の長靴、子供用のレインコート。
ぐずらないように、できることは子供が起きる前に用意しておく。

今日も、5時に起きて、朝ごはんを作って。
いつものように7時前に子どもたちを起こした。
ここまでは、順調だった。
——でも、今日の娘はちょっと違っていた。

目玉焼きがうまくできなかった


「ママ、目玉焼き、失敗した……」

娘はいつも朝、目玉焼きを手伝ってくれる。
でも今日は、それがうまくいかなくて、それだけで泣いてしまった。

昨日まで体調が悪く、保育園をお休みしていた娘。
ようやく回復してきたけれど、まだ本調子ではない。
体調が悪くなると、食欲もガクンと落ちるタイプで、朝食を食べないまま登園するのは心配だった。

「少しでも食べてから行こう」と声をかけたけれど、機嫌の悪い娘はなかなか食べてくれず、
結局、食べ始めたのは出発ギリギリの時間。
いつもより15分も遅れて家を出た。

電車も遅れて、心も追い越された


私は車で保育園に子どもたちを送り、その後電車で通勤している。
今日は会社に「遅刻します」と電話をして、一本後の電車に乗った。

——その電車が、まさかの遅延。
さらに10分、到着が遅れることになった。

昨日は娘の体調不良で会社を休んだばかり。
今日も遅刻。
「またか」と思われてしまうんじゃないかという不安と、
「なんでこんなにうまくいかないの」と思う気持ちで、電車に揺られながら涙が出そうだった。

職場の空気に、言葉が届かない


ようやく会社に着いたときには、始業後1時間以上が経っていた。
上司も同僚も、静かに仕事に集中している。

私は小さな声で「すみません、昨日と今日のことでご迷惑をおかけして……」と謝ったけれど、
返ってきたのは、そっけない「大丈夫です」の一言だけだった。

別に怒られたわけでもない。
でも、「よくあることだよ」「大変だったね」と声をかけてもらえたわけでもなくて。
何もなかったように時間は流れていた。

怒られない。でも、誰にも求められていないような感覚。


仕事に集中しよう。そう思って席に着いて、タスクに取り掛かる。
でも頭の中では、「私はどこにも居場所がないのかも」という声が、静かに響いていた。

母としても、社会人としても。
なにかひとつ、うまくいってるって言い切れるものが、今日は何もなかった。

それでも、会社に向かった私へ


でも、今こうして思うのは、
「それでも私は、ちゃんと会社に向かった」っていうこと。

泣きたい気持ちをこらえて、
ご飯を作って、カッパを着せて、
雨の中保育園に連れて行って、電車に乗って。

——それだけでも、私、今日けっこう頑張ったじゃない。

おわりに

どんなに準備しても、うまく回らない日ってありますよね。
今日の私はまさにそんな朝でした。
がんばっても報われないようで、
誰にも気づかれず、そっと落ち込んでいました。

きっと、読んでくれているあなたにも、
そんな日があるんじゃないかと思います。

報われないように感じても、
あなたの今日のがんばりは、ちゃんと意味がある。
誰かに届かなくても、なくなってしまうわけじゃない。

だから、どうか自分を責めすぎず、
今日という日を、そっと終えてあげてください。

明日が少しでも、やさしい朝になりますように。


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