【落語】赤坂吉弥亭#26(赤坂会館 2026/07/21)
すっかり暑くて暑くてたまんない今日この頃ですが、赤坂吉弥亭のこの日もムシムシ、夜になってもジットリ暑い一日でした。
にもかかわらずチケットは完売。会場にはお客様がいっぱいで、その熱気もむんむん、アツい空間でした。
まず吉弥さん、ゲストの銀治さん、加藤虎之助さんの3人でのトークから。
今回のゲスト、桂銀治さんは宮崎県出身。
オリジナルのモアイ手拭いがかわいかった!
都会が苦手な話、私もわからないではなく、楽しかった。
加藤虎之助さんから、落語中の扇子の置き方、置く場所について質問。
お客様と落語家の間に扇子を置くのだ(結界的な考えぽい)、という考えがどうやら優勢のようですが、銀治さんは間に壁を作りたくないとかなんとか、自分の右側に置くそうです。ちなみに座布団に立てかけるのがカッコイイ派もいる。でも転がって座布団の下に扇子が入ってしまったり、ハプニングも起きがち。
その後、扇子に関するハプニング話。どうやって切り抜けたか?が面白い。
吉弥さんが所属した神大落研の早口言葉「灘なのだ、西灘なのだ」が妙に楽しかった。前回の落語会で「ABCから橋の先を見れば四天王寺の五重塔に繋がる話」といい、関西の話を聞くのが無性に楽しい。
あと、銀治さんが仰っていた羽織の話。お客様にプレゼントされたならばどんな紋の羽織も着てよいのは知りませんでした。タニマチの道楽的な……。
銀治さんの落語、落語マニアというか勉強熱心であるというお話通り?
こなれているというか、お若いのに達者なものを感じました。
噺は「思ひ出」。古着を売りたいマダムと買い取り業者のやり取り……
どんな古着にも思ひ出があるもので……銀治さんの鼻につくマダムが板についていたなあ。
吉弥さんの師匠筋……米朝一門の話で良かったかな?(少し記憶が曖昧です)は「師匠に似ている」というのが一番の褒め言葉。
モノマネでやってきました……と仰ってました。でも、モノマネしても、どうしても滲み出るのが本人の味というものです。
吉弥さんの一本目は「書割盗人」
長屋の一間は何もなくて寂しいからと、
壁に描かせた家財道具に猫に槍!
チラチラ見えるカステラに札束に松の木(の絵)。
それを盗みに来たアホウな盗人!絵に描いた武器で撃退しようとする家主!
盗んだつもり、撃退したつもり!
つもり、つもりバトル!
多分以前どこかで見たかも。好きな噺です。
確かに殺風景な無地の部屋より絵に描いた餅でももりもり描かれている方が楽しいよね……と思うのは、私が断捨離など到底できない派だからだろうか?
加藤虎ノ介さんは『つる』……と思いきや『青菜』!
タイトルではピンと来なかったのですが、義経、義経のくだりで思い出しました!
『ちりとてちん』の四草さんからはイメージできないそこそこお下品な台詞などなど、ギャップも楽しかった。
お着物が素敵でした。視力が悪くて何と書かれているのかわからなかったのが残念でした。またオープニングではお洋服だったので写真にも残せておりません(こちらの会はオープニングトークのみ写真撮影OKなのです)。
ともかく、ご隠居が奥方と交わすおしゃれな会話に憧れた普通の……いや、ずいぶんとぼけたオッサンと、事情を知らない女房による再現。それを聞かされるオッサンの友達。もちろんうまくいくわけもなく……というドタバタ面白話です。
それを受けての吉弥さんは『遊山船』!
その場でかける噺を決める落語ならでは、落語に落語で応じる形だったのかなと思います。
吉弥さんのアホの子、喜んだ時などほっぺたに両手を当てる仕草がかわいいなあぁ~~~っていつも思って見ています。アホはアホでも素直なアホの子と言うか。狙ったアホではなく純粋さが見える。
橋の下の遊山船を眺めて、特に風流なお金持ちの趣味が効いた、豪奢なお舟遊びが気に入ったきいやん。覚えて帰ってこれまた事情をしらない奥さんを巻き込んで再現してみるが……という噺。
きいやんの奥さんは大体面倒に巻き込まれるけど一応、一通り付き合ってあげて優しいなぁ……と、しみじみ。現実にあんな夫の奇行に突き合わされたら早々にブチ切れるでしょ。そこは落語だからとかではなく。
おおらかさが良い。
今回も楽しかった!
人情噺も好きですが、滑稽話が一番好きです。
次回のチケットも取りました。ゲストは講談師さん!(初めてだそうです)
わくわく、楽しみです。
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