仕事場の記憶|台本術編 第1章 ー構成
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構成 ― 台本づくりは「順番」を決めるところから始まる
――イベントの“性質”を決める最初のデザイン――
イベント制作の仕事をしていると、
「台本って、どうやって書くんですか?」
と聞かれることがある。
しかし本当の答えは、
台本は“最初には書かない” ということだ。
どれほど大規模なイベントでも、
どれほど複雑な演出でも、
私が最初にやることは一つだけ。
それは、構成を決めること。
家を建てる前に“間取り”を描くように、
イベントもまず「どんな順番で流れるのか」を設計する。
この段階で、イベントの“性質”がほぼ決まってしまう。
構成とは、そのイベントの“人格”を決める設計図。
ここを間違えると、どれだけ演出を重ねてもまとまらない。
A.構成とは「プログラムの順番」を決めること
イベントの構成とは、
簡単にいえば、プログラムの順番を決める作業。
どこから始まり
どこで転換し
どこをピークに置き
どこで締めるか
この“順番”が変わるだけで、
式典はより厳かにもなり、
発表会はよりドラマチックにもなる。
同じ素材でも、構成が違えばまったく別の空気をまとう。
構成とは、イベント全体の“骨格”である。
B.構成は「時間の流れのデザイン」である
構成を決めるということは、
ただ順番を並べる作業ではない。
イベントの時間は戻らない。
一度流れた時間は巻き戻せないし、やり直しもできない。
だから構成とは、
限られた“一度きりの時間”をどう流し、どう使うか、というデザイン行為 である。
たとえば発表会のオープニング。
最初に緊張感をつくるのか、落ち着いたトーンで入るのか。
静けさで世界観を立ち上げるのか、情報を一気に与えるのか。
ほんの数分の“つかみ”で、その日の会場の空気、
もっといえば“呼吸”まで決まってしまう。
プロの現場でよく使う言葉で言えば、
これは 「空気の入り方」をどうするか という設計だ。
暗転で入るのか、
光なのか、
音なのか、
静寂なのか。
最初の一手が、その日のイベントの人格を決める。
▼無料公開はここまで
この続きでは、
同じイベントなのに“構成だけで別物になる”実例
構成が決まると台本が書ける理由
イベント種類別の「構成ルール」
構成がイベントの性質を左右する仕組み
など、台本術の核心部分を解説しています。
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プロの現場で使う構成術
縦軸と横軸の台本設計
オープニングの“空気の作り方”
具体的な構成テンプレート
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