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庄内平野に日本の原風景を見た〜守りたい日本の風景


考えてみたら、随分長い間noteを書けなかったし、他の方の文章を読む暇もなかった。自分の体験や、考えを記す癖をもう一度取り戻さないと、と思いまずは、私の現在教えている観光という観点からの庄内平野について書きたい。

1.初めて「美味しい庄内空港」に降り立った

2025年6月末初めて空路から山形県を目指したのだが、空から見るその青々とした、水田の美しいことと言ったら!まあ天気も味方してくれたのだけれど、あ〜これは日本人の私としてはDNAを刺激する風景だなと直感した。

そして着陸となった時に飛行機内のアナウンスで「美味しい庄内空港」へようこそと言われた時には、自ら美味しいというのか?とちょっと耳を疑った。

ところがである。私たちが空港に降り立ち、到着ロビーを歩いていると、逆側にある、出発側のウェイティングルームには東京に戻ろうとする、インバウンド(明らかにインバウンドとわかる米欧系)で一杯なのである。

はてさて彼ら彼女らはどこに行っていたのか?
出羽三山????

もしかしたらSuiden Terrasse?(水田テラス)
情報収集が上手なインバウンドの人たちなら、ここでゆっくり過ごすという選択肢を取ってもおかしくないと思う。残念ながら我々のデリゲーションの人数の予約がSuiden Terrasseで取れず、鶴岡駅近くのビジネスホテル宿泊になってしまったけれど。

このホテル(Suiden Terrasse)を設計した世界的建築家、坂茂氏と、私が同じ感性とは言わないけれど、きっと彼もこの水田の美しさに引き込まれたのだろうと思う。

https://suiden-terrasse.com/

2.地方をいかに活性化するのか

日本の地方に行くと、本当に広々とした土地が広がっているのに驚くとともに、その周りの商店街の多くが、シャッター化しているのも、既に当たり前のようになっている。

各地方それぞれに知恵を出しながら、企業を呼び込む策を競っている。
大企業であるメーカーが工場立地として、地方を選ぶわけだが、企業は企業で、労働人口が減る中で、どうすればより少人数化で工場をマネージできるか考える。各地方は流出人口を減らすために、工場や企業誘致を行うわけだけれど、なかなかマッチングが成立しないのも現実である。

一方で令和の米騒動が象徴的ではあるけれど、日本の食料自給率は恐ろしく低い。
日本の食料自給率はカロリーベースで 約38%(2021年) と極めて低く、OECD諸国の中でも最下位クラス。因みにOECD平均(約83%)と比べると半分以下である。北米・欧州・豪州などでは100%超、200%台の国もあり、日本との差は非常に大きい。

そして労働人口の減少に加えて、一極集中の現在の国の行政機能のあり方では東京にだけ人が集中し、企業も集中する。

この豊かな水田を守るべき継承者が圧倒的に不足しているのである。
私にできるか?もちろんできない。その専門性もないのだから。

また昨年今年とあの赤い宝石「佐藤錦」さくらんぼが不作である。

まさに赤い宝石である

ルートコーズは気候変動である。桜の花が咲いて散る期間が短かったため、受粉行動を行う蜂が、アイドリングしている期間に花が散ってしまったこと、そしてこの夏というか梅雨からの暑い日々であり、折角受粉したもののこの暑さで、あっという間にじゅくじゅくになってしまうという二重苦である。素人の私が気が付かない、色々な困難がもっともっとあるとは思うが、継承者不足に、この気候変動はさらに追い打ちをかけると思われる。

3.でも美味しい庄内です!

数々の課題はあるものの、もっとも地方を個人で支えられる行動は、その地に行き、美味しいものを食べ、諸々体験し、それを伝えることである。←今ここ(笑)

今回は「蔵屋敷Luna」という隠れ家的なレストランで、郷土料理を味わった。もちろん海の幸山の幸どちらもあるのだけれど、なんと言っても私にとって衝撃的に美味しかったのは羽釜で炊いた「つや姫」と、初体験「月山筍」

蔵屋敷Lunaの夜の不思議な雰囲気

「つや姫」は、首都圏であまり見ない気がするのだが、この言葉が表す通り、炊き上がったお米がツヤツヤして、本当に見た目も美しく、味もこのご飯とお漬物だけでいくらでも食べられてしまう。ご飯一膳で圧倒的なファンになってしまった。ふるさと納税で買おうと心に決めるが、今年はお米は未だ米騒動の影響で難しいのかな。

そしてこれは初めて食べた「月山筍」
「月山たけのこ(がっさんたけのこ)」とは、山形県の月山周辺に自生する細くて小ぶりなタケノコのことで、正式には「根曲がり竹(チシマザサ)」と呼ばれる山菜の一種である。


月山筍

甘い!私が食べたのは蒸してあったのだろうか?
この赤い皮ごと蒸してあり、硬い周辺の部分を剥いて中の柔らかい部分を食する。筍の風味がふわっと漂う。出された時はどのように食べれば良いのかさっぱりわからなかったが、レストランの方、地元の方に教わりながら本当に滋味深い味で、忘れられない。但し、山菜のため、旬の季節は限られるから要注意である。

4.まとめです


季節ごとに素晴らしい味がある、これが日本の地方の魅力である。しかもその多様性は他国に例を見ない。南北に長い国土、長い海岸線、起伏に富んだ土地、忍耐強い改良の精神、美味しいものを追求する職人気質、などなど米国流のマネタイズする能力はかなり劣るけれど、この部分を強化すれば相当なオポチュニティがあるはずである。

ぜひこれを読んだ皆様、暑い首都圏を離れ、日本の良いところ探しに出掛けて、地方の活性化に少しでも貢献いただければと思う次第である。

もう少し、時間を取って今後は発信していきますのでよろしくね。


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