我が子がもっとバスケを好きになる!「心」に火をつける声かけ術
こんばんは!栃木県でミニバスコーチ&審判をしている、よしです🏀
いつも体育館のギャラリーやベンチ裏から、熱い声援を送っている親御さんたち、本当にお疲れ様です!
私自身も2人の娘を持つ親であり、コーチとしてコートに立つ人間として、皆さんの「子どもを応援したい!」という強い気持ちは痛いほどよく分かります。
でも、こんな経験はありませんか?
「良かれと思ってアドバイスしたのに、子どもが不機嫌になってしまった」
「試合の帰り道、車の中でお通夜のような空気になってしまった」
実は、小学生のバスケ(特に心技体の「心」の部分)を育てる上で、親御さんの「声かけ」はコーチの指導と同じくらい、いや、それ以上に大きな影響力を持っています。
今回は、我が子がもっとバスケを好きになり、自ら「上手くなりたい!」と心に火をつけるための、OKな声かけ(○)とNGな声かけ(❌)を具体的に紹介します。
⚠️ なぜ、親の言葉で子どものモチベーションが下がるのか?
大前提として、親御さんは「子どもに上手くなってほしい」「試合で活躍してほしい」という愛情から言葉をかけています。
しかし、大人が「結果(シュートが入ったか、勝ったか)」や「ミスの指摘」ばかりに目を向けてしまうと、子どもは「怒られないためにプレーする」ようになり、次第にバスケが窮屈になってしまいます。
小学生の時期は、低学年・高学年問わず「認めてもらうこと」が最大のエネルギー源です。
では、具体的にどんな声かけが良いのか? よくある3つのシチュエーションで見ていきましょう!
🏀 シチュエーション別!「心」に火をつける声かけ ❌と○
① 試合でミスをした後・シュートを外した後
試合中、ノーマークのレイアップを外した!
パスミスをしてしまった!そんな時、親の口から出やすい言葉です。
❌ NGな声かけ
• 「なんであそこでシュート外すの!」
• 「もっと周りを見てパスしなさい!」
• 「全然走れてないじゃない!」
【解説】
これは「ダメ出し(評価)」です。子ども自身が一番「やっちゃった…」と落ち込んでいるタイミングでこれを言われると、心が折れてしまい、次のプレーでボールをもらうのが怖くなってしまいます。
○ OKな声かけ
• 「ナイストライ!次、次!」
• 「最後までボール追いかけててカッコよかったよ!」
• 「あそこへ切り込んだ判断、すごく良かったね!」
【解説】
結果(外したこと)ではなく、プロセス(挑戦したこと・走ったこと)を褒めます。
「失敗してもいいから、次も挑戦していいんだ」という安心感が、積極的なプレーを生み出します。
② 試合や練習の帰り道(通称:車内反省会)
ミニバスあるあるですが、親の車に乗った瞬間から「恐怖の反省会」がスタートしていませんか?
❌ NGな声かけ
• 「今日のあのプレー、〇〇ちゃんを見習いなさい」
• 「コーチに言われたこと、全然できてなかったね」
【解説】
密室の車内で逃げ場のないダメ出しは、子どものバスケへのモチベーションを急激に奪います。
「車に乗る=怒られる」というトラウマになりかねません。
○ OKな声かけ
• 「今日のお弁当、どうだった?」(まずは全く違う話でリラックス)
• 「今日の試合、パパ(ママ)は〇〇のあのディフェンス、すごく好きだな〜」
• 「今日、自分で一番上手くできたなって思うプレーはどれ?」
【解説】
車内はリラックスする空間にしましょう。
バスケの話をするなら、まずは「良かった探し」から。
高学年であれば「自分でどう思った?」と質問し、言語化させるサポートをしてあげるのがベストです。
③ 練習に行くのを渋っている時
特に低学年(3年生以下)に多い、「今日練習行きたくないな〜」という場面
❌ NGな声かけ
• 「行かないなら、もうバスケ辞めなさい!」
• 「月謝払ってるんだから行きなさい!」
【解説】
強制や脅しは、一時的に体育館に向かわせることはできても「やらされている感」を増幅させるだけです。
○ OKな声かけ
• 「そっか、今日は疲れちゃったか。でも体育館行ってお友達と会ったら元気になるかもよ?」
• 「今日は〇〇の練習するのかな? 見学だけでもいいから行ってみようか」
【解説】
まずは子どもの気持ちを受け止め(共感し)、「行けば楽しいことがあるかも」とハードルを下げてあげます。
体育館にさえ行ってしまえば、ボールを触りたくなるのが子どもです。
🌟 低学年と高学年で変わる「魔法の言葉」
子どもの成長段階(低学年と高学年)によって、響く言葉は少し変わります。
• 【低学年(3年生以下)】には「純粋な承認」を!
とにかく「見ているよ」というサインが大切です。
「いっぱい走っててすごかったね!」「ドリブル、前より上手になってる!」と、小さな変化を大げさなくらい褒めてあげてください。
• 【高学年(4年生〜6年生)】には「リスペクトと自立」を!
高学年になると、ただ褒められるだけでは満足しなくなります。
一人の選手としてリスペクトを持って接することが大事です。
「あの場面、どうしてパスじゃなくてシュートを選んだの?(責めるのではなく純粋な興味として)」「パパはこう見えたけど、〇〇はどう感じた?」と、自分の頭で考えさせる声かけが、自立心(強い心)を育てます。
まとめ:親の最強の役割は「一番のファン」であること
いかがでしたでしょうか?
コーチは時に厳しく指導しなければならない場面もあります。
だからこそ、家に帰った時、親御さんは「世界で一番の我が子のファン」であってほしいと願っています。
失敗しても、シュートが入らなくても、「あなたの頑張りを見ているよ」というスタンスで声をかけ続ければ、子どもは絶対にバスケを好きになり、自分から「心技体」を磨き始めます。
ぜひ、次の練習や試合の時に、1つでも「○の声かけ」を試してみてくださいね!
