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3DCGは独学1年でどれほど上手くなるのか 1日目〜120日目



はじめに


作業環境はMacBook Pro 13-inch 2020 M1。
現在はBlenderのみを使用しており、平日3時間、休日7時間を目安に制作しています。作りたいもの、制作することで成長できると思ったものを優先し、行き詰まったらYoutube上のチュートリアル動画やネット記事・ブログ等を参考にして制作しています。

この記事は、開始から115~120日目の間に制作しています。

また、120日目までの制作にかけた費用は0円です。
現在Blenderへの寄付も考えているので、その際はまたご報告します。

1日目 「瓶」


まずは簡単なものから。練習として何が最適か考えた時に、私が出した答えは、でした。

Youtubeで初心者用の動画をいくつか参考にして、基本的な操作方法も確認しながら、形を作っていきます。

日本酒セット

ラベルはお絵描きアプリのibisPaintのアプリを使い画像を制作しています。実際にある日本酒を参考に制作したので、ラベルや蓋はそっくり再現です。

おちょこと徳利の陶磁器を再現したかったのですが、この時点ではシェーディングが全くをもって理解できなかったので、勉強も兼ねて翌日以降の課題としました。

2〜5日目 「アコースティックギター」


手元にあるものを作っていったほうが良いと考え、アコースティックギターに挑戦しました。

2日目

実際に持っているギターの写真を撮り、立方体をナイフでギターの形に切り取って作っています。
この時点では、トポロジーや適用の概念を知らず、今後数週間ほどモデリングに苦労します。

3日目
4日目

3日目で弦を巻き、4日目にUV展開を理解して、画像テクスチャからマテリアルを設定しました。

ペグに弦を巻く作業では、スクリューモディファイアがうまく効かなかったため、丸一日をかけて手動で巻きました。
しかし、初心者が時間をかけてやるべきことではありませんでした。
問題点を理解し、解決することに時間をかけたほうが良かったと、今は思います。

5日目 完成

最後に、カメラやライティング作業をしました。
見てくれはいいですが、トポロジーの概念すら知らない、かなり暴力的な面の形になっています。
しかし、ここまで形にできたのは自信につながりました。

6~8日目 「ロードバイク」


先日ついた自信を元に、少し複雑なものを作りたくなってきました。
所持はしていませんが、ロードバイクを制作していきます。

8日目 完成

しかし、大苦戦。

特にギア関係が圧倒的に難しい。左右非対称かつ手元にないもの、ということで形にすることが困難となり、モチベーションが急低下。なんとか形にしたところで作業をやめて、新しいものへ移行することにしました。

9~13日目 「マウス」

先日の経験をもとに、手元にあり、かつ左右非対称で練習になりそうなものとしてマウスを選びました。
公式の資料も参考にしていきます。

11日目

しかしまたしても、大苦戦。

3日が経過して、ようやく外枠だけできました。滑らかな曲面を再現するために、どのようにモデリングを進めればいいのかわからず、藪の中を進むような感覚でなんとか完成まで持っていきます。

13日目 完成

作っていて楽しかったため、モチベーションが低下せず、苦戦しただけあってモデリングの作業をかなり理解することができました。

ここにきて、ようやく「面の形とスケールって大事なのでは?」と気づきます。
そして、2週間後にようやく実践できるようになります。


14~24日目 「キーボード-アニメーション」


Youtubeショートで見たキーボードのアニメーションを見て、どうしても真似をしたくなり、キーボードのモデリングからアニメーションまでを作ります。

14日目

ここまで2週間の経験を活かし、モデリングを順調に終えました。


16日目

しかし、ここでジオメトリノードが現れました。

今まで楽しく砂場で遊んでいたら、突然マトリックスのような、緑の線と情報でいっぱいな世界に引きずり込まれました。

その状態からなんとか理解を進めながら、同時にアニメーションについて学んでいきます。

そして、なんとか完成したのがこちら。

ジオメトリ近接でキーキャップや光源を動かしていきながら、一つの動画を作っていきます。
こちらも粗は目立ちますし、リアルな表現に欠けますが、概ね満足する出来になったと思います。
何より、自分が作ったものがしっかり動いていることに感動しました。3DCGの醍醐味だと思います。

25~39日目 「ハンドガン-アニメーション」


キーボードのモデリングの際に、ハードサーフェスモデリングは、初心者にとっていい練習になることに気づき、銃の製作に取り組みます。
資料も膨大で、細かな部品ごとの図面も揃っていることも初心者にとっていい要素だと感じます。

初日はアサルトライフルのような大きい銃を作ろうと思いましたが、リロードモーションや発砲などのアニメーションもやってみたくなり、より簡単なハンドガン製作にシフトします。

思った通りいい練習になります。Youtubeの教材も豊富で、トポロジーの考え方や、細かな部品などの表現方法なども学べることができます。
個人的にハンドガン製作は、初心者に最もおすすめしたいモデリング作業の一つです。

割と早く完成しました。マテリアルを軽くつけて、アニメーションに移るために肘先の腕と手を作っていきます。
これもチュートリアルがたくさんあり、日本語のものも多かったので大変参考になりました。

ここで、初めてリグという存在を知ります。ボーンを使い、それぞれ単独したパーツのように扱い動かすことができます。ボーンの配置の仕方、ウェイトペイントなど、リグに必要な初歩的な技術を学びました。

そして、銃を握り込ませるところからアニメーションを作っていきます。
時間の関係でレンダリングは行っていませんが、完成したものがこちら。


かなり苦戦しましたが、リグアニメーションの基礎を学び、様々なアクション要素を入れ込むことができました。最後は手を抜いてしまいましたが、全体的に自然な動きにできたのではないかと思います。
レンダリングされていないので見えませんが、発煙もしっかり出ています。

40~42日目 「環境と物理演算」

3DCGの背景デザインに必要な知識と、前日の最後で少しだけ学んだ物理演算をもう少し深掘りしていこうということで、あまり深く考えず、森に小屋を建ててそれを爆発させます。

少し頭が悪そうな発想ですが、結構いい勉強になりました。
何より、ここでオートセーブの存在をようやく知ります。ようやくビクビク震えながらデータ喪失に怯える生活とおさらばすることができました。
設定から、2分でオートセーブに変え、やり直せる回数もここで増やすことで、作業がかなり楽になりました。

環境面では木の作り方を学ぶのではなく、ジオメトリノードを使った木や草の配置法や、地面の作り方を学びました。アセット素材頼りになってしまいましたが、環境部分ではあまり面白さを感じなかったので、サクッと終わらせてしまいました。


そして、ここからはアニメーションから一度離れ、挫折したロードバイクのようなものも今なら作れるだろう、という自信のもと、より複雑なオートバイ/バイクに挑戦していきます。

43~58日目 「バイク」


ひたすら図面や資料を見ながら作っていきます。自身のモデリングの成長を強く感じました。かなり時間がかかりましたが、予定を大きく超えることなく完成させることができました。
完成がこちら。

ホンダ・CBR1000RR-R

8日目から大きく成長したと思います。
しかし、テクスチャの勉強はこれまであまりやってこなかったので、リアルな質感は全く表現できていませんし、外部マテリアル素材に大きく依存しています。これは、120日経過した段階でも同様の課題となっています。

59~67日目 「人間」


自分にキャラクターモデリングの才能はあるのかという疑問、そして作ったバイクに人を乗せて動かしたいという動機から、人間の全身と衣装の制作に挑戦していきます。

チュートリアルを見ながら作成していきます。
顔の造形は、ヘルメットを被ることが決まっていたため割愛しました。作っていてうまくできる自信が湧かなかったのも理由の一つです。
人体は1日でできましたが、服の製作は難しくペンタブ等も持っていないのでなかなか辛い作業でした。

概ね出来上がったモデルにmixamoで動きをつけてもらって、クロスシミュや人体が自然か見ていきます。
貫通が目立ち、どうやっても改善できませんでした。

学び方が悪いのか、Blenderがそもそも衣装制作に向いていないのかわかりませんでしたが、あまりうまくいきませんでした。
あまりこの分野の才能はないのかなと思いつつ、それらしくなった段階で次の作業に移ります。

68~71日目 「バイクリグ」

先日作ったバイクにリグをつけていきます。これはYoutubeのチュートリアルで完全に再現することができました。地面に対応してタイヤが動いてくれたり、左右移動によって車体が傾いたりと、リグにここまでの可能性があったことに驚きました。

72~76日目 「パリ風建築」

人体の制作段階から、カーチェイスのアニメーションを作ろうと思っており、舞台をパリとしました。某スパイ映画に強く影響を受けています。

オスマン建築

なるべく汎用的かつポリゴン数を抑えるよう意識しましたが、全て終わってみると、予想より多いポリゴン数になってしまいました(以下全て合わせて226万ポリ)。

完成

77~116日目 「カーチェイス-アニメーション」


これまでの知識を使って、1分以上のアニメーション作りに挑戦していきます。今後の成長の記録にもなると思い、制作していきます。

82日目 オペラ通り
90日目 ヴァンドーム広場

当初の予定では100日目までに終わらせる予定でしたが、レンダリングの面でかなり時間がかかってしまったため、予定を大きく上回る日数がかかりました。

使用した外部アセット素材は、バイク以外の車両全て・ナポレオン像の円柱・ゴミ箱・一部道路・歩道になります。
動画効果音は、ロイヤリティフリーのものを使用しています。

(↓音量が大きい可能性がありますご注意ください↓)
完成したものがこちら。


一部が壊滅的に暗かったり、ノイズが多い場面も見られます。特に0:41のシーンは、パトカーの車内の視点から前方にあるバイクを追いつつ、右からくるトラックに気づくというシーンなのですが、何が起きているか全くわからない状態になってしまいました。
しかし、概ね作りたいものが作れたと思っているので満足度は高いです。
何より課題も多く見つかったのが、この動画を作って良かったことです。足りない部分がはっきりしてきました。

117~120日目 「背景画」

先日のカーチェイスアニメーションでテクスチャ、そしてライティングに大きく課題があることを知ったので、改善のための練習を始めます。

具体的には、背景をとにかく4ヶ月作り続けます。
最終的に4つから6つの背景画を制作することを目標とします。

ということで、まずは屋外の背景から作ろうと思ったのですが、センスが絶望的に無く、山一つさえまともに作れなかったので屋内の背景から作っていきます。

ロンドンパブをイメージして、実際に存在するお店をいくつか参考にしながら作っていきます。

120日目

120日目までの進捗はここまでです。早く終われば2、3週間で終わる予定です。
やりたいことがはっきりしており、モチベーションも高い状態を維持できています。今後も同じペースで、続けていけそうです。

終わりに

かなりの長文となりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。
本記事は、3DCGが継続できるかがわからなかったため、120日目での公開となりましたが、今後は30日ごとに更新していきます。

毎日の作業の様子をX、Blueskyで公開しています。よろしければこちらもご覧ください。


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