立場より、自分軸で生きるということ。
「妻として、母として」
よく耳にする何気ない言葉が、私に気付きを与えてくれた。
多くの人は、自分の役割、職業、肩書きなどの「立場」を意識して
「こうしなければ、こうしてあげたい、こう思われたい」と、動いていることもある。
だけど私は「自分の立場をあまり意識していない」という事に気がついた。
よくよく考えてみたら、20代の頃から立場よりも、「私はこうしたい」が軸になっていた。
結婚することが決まった時のこと。
父から、「◯◯くん(夫)は、長男なんだから、親族だけで式をやってもいいんじゃない?」
と言われた。
それに対して私は、「うーん、◯◯さんと話し合ってみる」と、曖昧な返事をした。
父らしい優しさのある提案だったけど、
その言葉で、気持ちが揺れることはなかった。
ただ、「長男なんだから」という言葉が少し引っかかった。
父の優しさや想いは感じていたけど、立場で決められてしまうことには、少し違和感があった。
それに、夫が「長男だから」結婚を決めたわけではない。夫の人間性に惹かれたのだ。
私は、相手の考えや立場を尊重している。
それと同じように、自分のことも尊重する。
これって大切なことだと思う。
それは「そのままの自分を認めてあげること」だから。
結婚して今年で8年になるけど、
式をやらなかったことに後悔はない。
周りがなにか言ってくることは1度もなかった。
いつでも信頼して見守ってくれている、
言葉のない愛だな、と思う。
式をやりたい気持ちは、今でもないけど、
「結婚して8年目の、ウェディングフォト」
なんて、いいんじゃないかなと考えている。
夫とふたりで、こじんまりと。
やりたい時に、やりたいことを。
自分のことだけではなく、人の気持ちも考えているけど
まず、自分の気持ちをしっかり見てあげる。
無視をしない。
無視すると不機嫌になるのも、体調不良になるのも分かっているから。
少しは我慢して、柔軟に対応できたらいいのにと思うことが、何度もあったけど無理だった。
きっと、自分の気持ちを無視した時、
人の気持ちにしっかり向き合って、寄り添える余裕がなかった時と、同じくらいの苦しさがあるからだと思う。
いつでも、人の気持ちにしっかり向き合ってあげられるように、まずは自分から。
そして、「私が」どうしたいのか。
立場より「自分軸で生きる」ということ。
それは人によって、無責任やわがままに見えるかもしれない。
だけど、私にとっては
「私らしく生きてきた」という誇りであり、
今の私にしかできない生き方だと思う。
積み重ねてきたからこそ、
自分の意思も尊重できる。
それが、自分軸で生きるということ。
