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昼の三日月 《詩》

その昼は完璧だった。


おしゃれなアンティーク調のベンチに座る。
うねった背もたれが身体に馴染む。

胸元に当たる初夏の日差しは、そっと毛布をかけてくれているようだ。

雲ひとつ無い水色の空。
そこに薄っすらと浮かぶ白い三日月は、私が今、優しい球体の中にいることを知らせてくれる。


パン屋で買った、茶色いクロワッサンを口に運ぶ。

大きく口を開けてひと噛み。
クシュッという音と共に、幸せの香りが口いっぱいに広がった。


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