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闇バイトに安易に応じてしまう人に足りないもの

最近あちこちで闇バイトによる強盗が起こっていますが、あの「ぽつんと***」なども実際襲撃先選定の参考にされており、ここでも後先考えないテレビの弊害が露呈した格好となっています。
テレビの話題はさておき、この闇バイト問題には、どこかの“やくざ”組織が、撲滅に乗り出したとかしないとか。
日本のやくざ組織が、外国勢に縄張りを荒らされることに業を煮やしたということでしょう。
昔のやくざのあり方に立ち戻ったような感じですね。

この闇バイトは、黒幕は海外にいて、実行部隊である突撃隊や運転手、運搬人、集金人、採用担当などは全て日本の若者となっているケースが多いようです。
分業化することで、罪の意識や心理的負担を軽くさせ、応募しやすくしているのでしょう。
「ちょっと一晩車を運転するだけで5万円稼げます。」というような軽いノリでお金に困っている若者を集めているようです。

ここで疑問点が2つあります。


<一つ目の疑問>

一つ目の疑問は、「なぜそんなにお金に困っているのか?」ということです。
借金苦で返済に困ってといっても、そもそもなぜそんなにその若さで借金がそんなにあるのかということです。

多くはギャンブルで作った借金ということですが、なぜギャンブルにそこまでのめりこんでしまうのでしょう。
ギャンブルは一度大当たりするして大金を得たり、身近にそういう話を聞いたりすると、もっともっとと欲が出てやめられなくなるといいます。
大リーグのどこかの通訳も信じられない額の借金を抱えていましたね。
私は全くやらないので、そこまでの心理は分からないのですが、そもそもギャンブルというのは、少ない掛け金で、大当たりを狙うというものですね。

このような心理は、今の自分の境遇から抜け出したいという夢を買う宝くじにも似たものがあります。
逆に言うと、抜け出したくても抜け出せない苦しい状況下にあるということです。
だから一攫千金を狙ってギャンブルに手を出してしまうということです。

抜け出したくても抜け出せないと思っている本人は、抜け出すためにどんな努力をしているのでしょう。
いったいどこまでもがき苦しんでいるのでしょう。

<二つ目の疑問>

もう一つは、「なぜそんなに安易に怪しい仕事に飛びつくのか?」、「やばいと思っていないのか?」、「思っていてもやってしまうのは何故なのか?」ということです。

先ほども述べたように、闇バイトの多くは、作業を細かく分担しています。
応募する側にとって、ちょっと怪しいなと思っても、荷物を運ぶだけだからというように、罪の意識は薄く、心理的負担は軽いにもかかわらず、高額な報酬を謳っているからです。
これくらいなら大丈夫だろうと思わせて深みにはめていくのです。
いったん加担してしまうと、個人情報を握られているので抜け出せなくなるのです。

<闇バイトに応じてしまう人に足りないもの>

先の二つの疑問に共通していること、それは「楽して稼ぎたい。」ということです。

どこかの特集記事に「もっと楽して稼げる仕事はないと教えるべきだ。」というものがありました。
確かにそれも現実かもしれません。
しかし、それは教えるべきことでしょうか。
人は誰しも楽をしたいものです。
楽して稼げる仕事がないと教えるから仕事をしなくなるのではないですか。
そんなことを言うから誰も聞く耳を持たなくなるのではないでしょうか。
人の本性は逆だからこそ、「若いうちの苦労は買ってでもしろ」ということわざが生まれるのです。
人は皆楽をしたいのです。

ですから、私はそうではなくて、仕事は楽をするためにするものだと教えるべきだと思います。

「楽をしたいなら、仕事をしろ」、そのように視点を変えるべきなのではないでしょうか。

仕事とは、労働の対価として報酬を得ることです。
どのようにすれば、その報酬を大きなものにすることが出来るか、日々もっと考えることを教えるべきなのではないでしょうか。

自分自身を見つめ、自分には何が出来るのか、人よりも秀でたところは何なのか、それは必ずあります。それを武器に仕事をするのです。

その武器を武器として認める社会も大事です。
職業差別など存在させてはいけないのです。
その人の持つ“人よりも秀でたところ”つまり、個性を大切にしない今の教育も根底には潜んでいるのではないでしょうか。

一人一人の個性を認め尊重し合うことの大切さは以下の記事にも書いていますのでご覧ください。

人との違いを認めること、それぞれの個性を認めること、他人を尊重すること、これがすべての人がそれぞれの場所で頑張れる、生きがいを見出せる、基本になるのではないでしょうか。

闇バイトに応じてしまう人に足りないもの、それは、自分自身を見つめ直すこと、自分に自信を持つこと、そして行動することです。

その行動によって得た喜びを胸に、更なる次の行動に移っていくことです。

そして、闇バイトを産んでしまう社会に足りないもの、それは“いじめ”や“ハラスメント”に見られるような他人を虐げることでしか自分の存在価値を認められないという甘えではなく、しっかり他人を尊重し自分も活かす、つまりお互いで高め合う姿勢ではないでしょうか。

他人を認めるということは自分はその下になってしまうのではないかという恐怖があるのかもしれません。
もっと自分の秀でた素晴らしい所に自信を持っていけばそんな恐怖は無くなっていきます。
そういう人の個性に優劣はありません。お互いが並び立てる社会は今よりもっと充実したものになると思います。

今日もお読みいただきありがとうございました。
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