ミトスで世界が変わるのか
2026年4月7日アメリカのアンソロピック社は、人工知能AIの新モデル「ミトスClaude Mythos Preview」を発表しました。
既存のAIをはるかに上回る性能を持ち、あまりにも危険なため一般公開されていません。
アンソロピック社は、元OpenAIのメンバーによって設立された人工知能AIのスタートアップ企業です。
4月22日になって、片山さつき金融相が、三菱UFJや三井住友、みずほなどのメガバンク幹部に植田日銀総裁を交えて会合することを検討しており、アメリカのベッセント財務長官やパウエルFRB議長も銀行トップらと、金融リスクや防衛策について協議したと伝えられました。

片山金融相がミトス巡り3メガ銀幹部と24日に会合-日銀植田総裁も
同日のロイター通信によると、マイクロソフト社は、自社のソフトウエア開発工程に「ミトスClaude Mythos Preview」を組み込むことを明らかにしたと伝えています。
アンソロピック社によると、すでにアクセス権限のないユーザーが不正にアクセスしようとしたと発表しています。
このミトスは、それほど世界を変える可能性のあるソフトなのだと言えるでしょう。
では何がそれほど危険なのでしょう。
ミトスはサイバーセキュリティの脆弱性探査能力に優れた超高性能AIモデルで、サイバー攻撃に悪用されれば、甚大な被害が予想され、危険すぎるといって一般公開されていないのです。
現在、「世界の重要ソフトウエアを守るためのProject Glasswing」を通じて、Previewモデルが先ほどのニュースにあったマイクロソフト、グーグル、アップルなど、ごく限られた企業にのみ提供されています。
悪用を防ぐことは最も重要ですが、ここに参加できなかったセキュリティ関連企業の株価が下落しているように、こうした選別が新たな差別化を生むという今後の新たな不安も抱えています。
いち早く対応を始めている片山さつき大臣に大いに期待しましょう。
ミトスは、GPT-5など既存のトップモデルの性能をはるかに上回っています。
ほぼすべてのベンチマークで歴代最高スコアを記録しており、大量の長文データを瞬時に読解し理解し推論する能力も飛躍的に向上しています。
実際に、27年間誰も気づかなかったOpenBSDのバグや、16年間自動スキャンツールをすり抜けてきた脆弱性を自律的に発見しています。
私が特に驚いたのがこの「自律的に」ということです。
つまり、人間の指示を待たずに、複雑なネットワークへの侵入、脆弱性の特定、そこへの攻撃コードの生成を完結できる能力があるのです。
既存のソフトとの性能差は圧倒的で、「ついにここまで来たか」と思います。

具体的な懸念は、
〇 現行の金融システムがあっという間に突破される可能性があること。
〇 電力や交通といったインフラシステムにも広範囲かつ同時多発的に攻撃しダメージを与えることが可能であること。
〇 企業の内部情報も簡単に盗むことができ、社員に成りすましてフィッシングを行ったりすることもできます。
人間の力ではこれらを見抜くことができないレベルになっているのです。
ミトスはこれらの作業を淡々と自動でミスなく超高速で大規模に行えるのです。
確かにこれは危険すぎると思いますね。
これに対抗するのは人間ではなくAIということになるのでしょうが、敵の弱点を瞬時に発見して攻撃するミトスに対抗できる、或いはそれを上回りしかも安全なAIがすぐに現れるのでしょうか。
今の開発スピードを見ているとそう遠くない将来かもしれません。
その前にミトスが流出して悪用されないことを願うばかりです。
また、アンソロピック社によると、「これまで発見した潜在的脆弱性の1%未満しか完全にパッチされていない」といいます。
人間の対応が完全に遅れてしまっているのです。
「せっかく見つけてくれた弱点をなぜ早く直さないんだ」と思っているのでしょうね。
まさにその通りだと思います。
まずは今日飛び込んできたニュースを考察してみました。
お読みいただきありがとうございます。
スキ・フォロー・チップを頂けると嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。

いいなと思ったら応援しよう!
良ければサポートお願いします。