やり続けていることを「もうやめた」と言った方がいいのはどんな時なのか
一般的には「やり続ける」、そして「やり遂げる」ことの重要性を説くことが多いです。
私もいろいろ記事にしています。
「継続は力なりという格言について」もその一つです。
逆に、前回の「株式相場の格言①リスク管理編」に登場した“見切り千両”という言葉もありますね。
ことわざには、よく反対のことを言っているものがあります。
物事の見方が表と裏の両方あるということですが、今回のテーマの“継続すること”と、“見切りをつけてやめること”もその一つです。
“見切りをつける”、つまり今までやり続けてきたことを止めてしまう判断をするということは、とても難しいことです。
これまでは「失敗しても諦めず、その失敗を糧として成功に導く」というようなことを、エジソンや松下幸之助の言葉を借りて記事に書いてきました。
しかし、時にはやめてしまった方がいいという場合もあるのです。
どんな場合なら、やめてしまって他のやり方にした方がいいのか、いくつか考えてみましょう。
最初はやる価値があると思っていたことが、状況が変わって、もうやる価値がなくなってしまったという場合や、市場の変化などで、前提条件が崩れてしまった場合などは、やめた方がよくなります。
どれだけ頑張っても、成果が出ない、出る見込みがない、出てもそれまでの努力に見合わないというなら、やめることも選択肢の一つに入ってくるでしょう。そのことに多大な費用や労力、時間をかけているなら尚更です。
やり続けることが、強いストレスを生み、精神的に消耗して、体調を崩してしまっているなら、本末転倒で、何のためにやっているかわかりませんね。自分の健康を害してまでやる必要は全くありません。
すぐにやめるべきです。
やり続けること自体が目的となってしまって、義務的になってしまっているようでは、ただの惰性で動いているだけです。本来の目的を見失っているので、達成には程遠い状況です。
やめてしまった方がいいでしょう。
最後に、米マイクロソフト社のエンジニア牛尾剛さんの言葉を紹介します。
仕事で“難しすぎる”、“無理をしている”と感じる時は、「脳の使い方が間違っているサイン」。
自分でしんどいと思う努力は、一切やめることだ。」
やり始めた事というのは、本来自分の成長のためだったはずです。
自分にとってマイナスだと判断したり、もっといい方法や近道を見つけたならば、今までのやり方に固執する必要はないのです。
それは、挫折したのでも、諦めたのでもありません。
より良い選択をしたのです。
道を変えて新たなチャレンジをする勇気も時には必要と言えるでしょう。
山登りで、天候急変した際、無理に登頂を続けるのではなく、途中で引き返す勇気を持てということと同じですね。

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