37. 学校は、とても苦手な場所でした
前回から、自分の幼い頃を振り返りながら、気づいたことを書いています。
今回は、私にとって学校という場所がどんなところだったのかを振り返ってみたいと思います。

私は幼い頃から、学校へ行くことがとても苦手でした。
もちろん、友達が欲しくなかったわけではありません。人と話したい気持ちはありました。
でも、人の顔色を伺うだけで自分から言葉を発したことがなかった為、何をどうやって話しかければいいのかが分からなかったのです。
今振り返ると、私は「人と関わりたくない子」だったのではなく、「人との関わり方が分からなかった子」だったのだと思います。
授業中も、恥ずかしいという気持ちが強く、なかなか手を挙げることができませんでした。
「はい」「いいえ」で答えられる問題なら言い間違えないので答えられました。
でも、理由を説明してくださいと言われると、答えがわかっていても、
「分かりません。」
と答えることが多かったことを覚えています。
間違えることを極端に避けたかった為です。
休み時間も、同級生と遊ぶことはほとんどなく、机に突っ伏して寝たふりをしたり、一人で過ごしたりしていました。
でも、本当は友達が欲しくなかったわけではありません。
友達が欲しかった気持ちは強くありました。
ただ、どう関わればいいのかが分からなかったのです。
私は、学級委員やクラブの部長に選ばれることもありました。
騒いだりもせず、黙々と言われたことはなんでもやった為、真面目な人間だと思われてしまったのかもしれません。
私は断る方法を知らなかったのと、人の期待を裏切りたくないと言う気持ちで、その話を受けてしまいました。
人前に出ることが極端に苦手だった私にとって、それは嬉しいことというより、大いなる苦痛でした。
人前に出ると手に汗でびちょびちょになるくらい緊張してしまうし、どう振る舞えばいいのか分からない。
それでも人から委員長や部長を求められたので「ちゃんとしなければ」と思ってしまう。
人との話し方すらまともにわからない人間が、クラスや部活をまとめる事などできる訳はありませんでした。
当時の私は、自分でもなぜ学校がこんなに苦手なのか、よく分かっていませんでした。
「自分は人付き合いが苦手なんだ。」
「自分は普通の人とは違うんだ。」
そんなふうに、自分自身を否定してしまうことも多々ありました。
でも、もし当時の自分に、
「人と関わるのが苦手でもいいんだよ。」
「人と話せなくてもそんなに悩む必要はないよ。」
「嫌なことは断ってもいいんだよ」
と言ってあげられていたら、少し違ったのかもしれません。
人との関わり方には、きっと人それぞれの形があります。
一人でいることが好きな人もいます。
大勢の人といることが苦手な人もいます。
話すことが苦手な人もいます。
そして、友達が欲しいのに、どう関わればいいのか分からない人もいると思います。
だから、「人と関わるのが苦手=人が嫌い」とは限らないのだと思います。
私自身、今過去を振り返ることで、少しずつそのことに気づいていきました。
もし今、人との関わり方が分からず悩んでいる方がいたら、自分は人付き合いができないと決めつけなくてもいいのかもしれません。
もしかすると、まだ自分に合った関わり方を見つけられていないだけなのかもしれません。
私も年齢を重ねて初めて人との関ることができるようになった為、その方法を学んでいる途中です。
焦らず、自分なりのペースで、人との関わり方を見つけていければいいのだと思っています。
※こちらの内容は、私自身の幼少期や重度のうつ病を経験した後に感じたことをもとに書いています。幼少期の性格や環境、対人関係と精神疾患との関係は人それぞれであり、今回の内容がすべての方に当てはまるものではありません。一つの体験談として読んでいただければ幸いです。
