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デアデビルのコミック紹介①(目次・概要)

【はじめに】

 ここから始まる一連の記事は、マーベルコミック『デアデビル』2期以降の感想や概要などを書いていこう、という趣旨のものです

 アメコミのアの字も知らなかった人間が、マーベルコミックのキャラクターであるデアデビルをNetflixドラマで初めて知り、ドラマの出来の良さとキャラの魅力から、完全にハマってコミックも読むようになりました。2年ほどかけて、1998年からの2期より後から現在までのデアデビル本誌と、デアデビルがメインのミニシリーズとイベント誌をほぼすべて読めた、はずです。せっかくですし、自分のための覚書にもなると思うので、それらの感想などをまとめておこうと思います

 2025年3月にはNetflix版の続編ともいわれているデアデビルの新ドラマがディズニープラスで配信になる予定なので、デアデビルのコミックに興味を持つ人も増えるかもしれない。わたしも初めてデアデビルの原書に手を出したときはマジでもう何が何やらさっぱり分からず完全に手探りで読み進めていた状態だったので、この記事が、過去の自分のような人がデアデビルを読む取っ掛かりのひとつになればいいなとも思っています。
 ちなみに超のつくアメコミ初心者なのでちょっとした間違いなどはご容赦ください(ひどい間違いがあればこっそり指摘してください)

 今回、デアデビルのコミックに関してこれからいくつかの記事を書いていく予定ですが、初回のこの記事は、デアデビル本誌のライター・年代ごと(ラン)の概要・感想などを説明する、目次のようなものになります。その後、各ランやデアデビルの絡むイベント、ミニシリーズの詳細などを説明する記事をそれぞれ書いていくつもりです

【デアデビルは読みやすい】

 まずはデアデビルのコミックのおすすめポイント!デアデビルは読みやすいんです。なぜなら、以下の特徴があるから…

■(めったに)宇宙に行ったりしない
■魔法や超能力も(デアデビル自身は)使わない
■クローンも(厳密にいえば)いない
■タイムトリップもしない(←読んだことはないです。1期とかであったらすみません)
■歴史の書き換えも(ほとんど)なく、デアデビルの正史のタイムラインは基本的に1本のみ
■本拠地はほとんどがニューヨークのまま(ただし世界中のいろんな街にはけっこうよく行く)
■チームプレイは(ほとんど)なく、覚えなくてはならない名前も少ない
■メイン誌がほぼ1誌のみ(最近は例外あり)

 これらの条件が初心者にはどれだけ有り難かったことか!わたしは初めて読んだアメコミは邦訳・原書ともにデアデビルだったのですが、それが本当に大正解だったと思います

 他のメジャーなキャラ(たとえば、「メンバーがよく入れ替わり宇宙規模の事件が頻発するアベンジャーズ」「メンバーの数も刊行誌もとにかく多くこれだけでひとつのユニバースを築いているX-MEN」「クローンや派生キャラがたくさんいるスパイダーマン」など)のコミックが最初だったら、もともとの知識がゼロのわたしは複雑さに投げ出してしまったかもしれません。アメコミに少し慣れた今はこれらも少しずつ読んでいますが、「最初」だったら無理だったと思います

 ですので、デアデビルなら特にお気楽に手を出しても大丈夫。どの時期もおもしろいので是非読んでみてください!

【デアデビル本誌のざっくり紹介】 

ここからが本題。まずは年代ごとにこういう構成だという、目次のようなもの。
 ここの紹介文だけでもあるていどのことは分かるかとは思いますが、次回の記事から、各ランごとのデアデビルがこういう雰囲気だというもう少し詳しい説明をするつもりです

< 1期(1964 - 1998)>

Daredevil #1(1964)カバー画像の切り抜き。イエロースーツのデアデビル
Daredevil (1964-1998)(Amazon.co.jp)
Daredevil (1964-1998)(Marvel.com)

(1期はほとんど読めていないのでただ調べて書いただけの本当に単なる説明です)
 キャラクターの創設から30年以上と長い期間で号数も380ほどあり、担当ライターも多岐に渡っています。主だったところではスタン・リー、ロイ・トーマス、スティーブ・ガーバー、デイヴィッド・ミッチェリーニ、フランク・ミラー、デニス・オニール、アン・ノセンティ、D・G・チチェスター、ジョー・ケリーなどがいるようです。名作として名高く、邦訳も出ているフランク・ミラーの『ボーン・アゲイン』はこの時期の226号から233号になります。わたしもまだボーン・アゲインやフランク・ミラーまわりの十数話のエピソードしか読めていません。いずれは1号からすべて読みたい


< 2期(1998 - 2011) >

Daredevil #1(1998-2011)カバー画像切り抜き。街をバックにスイングするデアデビル。顔は暗くて見えず、ビリークラブのワイヤーが印象的
Daredevil (1998-2011)(Amazon.co.jp)
Daredevil (1998-2011)(Marvel.com)

 2期の序盤はTPB(単行本)ごとにライターも違い、あるていど独立したストーリーアークです
■1-8号:『ガーディアン・デビル』(邦訳あり)
■9-15号:‘Parts Of A Whole’(マヤ・ロペス初登場回)
■16-19号:‘Wake Up’(ベン・ユーリック目線の話)
■20-25号:‘Unusual Suspects’(デアデビルが訴えられ、原告の弁護をマットがやることになる話)
 ここまでは、それぞれ別々で読んでも楽しめるかと思います。どれもおもしろい!

 そして26号からは連載10年に渡る長い一連のストーリーアークが始まります。ここは基本的には続けて読んだほうが分かりやすそうです

■26-82号(2001-2006年)ライター:ブライアン・マイケル・ベンディス
■83-500号(2006-2009年)ライター:エド・ブルベイカー 
 ※途中で通しナンバーに変更になったのでぜんぶで37話です 
■501-512号(2009-2010年)ライター:アンディ・ディグル
(ただし51-55号には、エコーことマヤ・ロペスがメインの‘Daredevil: Echo - Vision Quest’というべつの話が挟まります)

 フランク・ミラーをリスペクトしたような、どこもシリアスで波乱万丈なデアデビルで、Netflix版ドラマの雰囲気の基調ともなっているようです。かっこいいアートのマットがこれでもかというほど精神的に打ちのめされてゆく、大好きなストーリーです。そして507号以降はデアデビルがメインのイベント『シャドウランド』(邦訳)へ繋がります


< 3期(2011 - 2014) >

Daredevil #1(2011-2014)カバー画像の切り抜き。赤いコスチュームでビリークラブを構えるデアデビル
Daredevil (2011-2014)(Amazon.co.jp)
Daredevil (2011-2014)(Marvel.com)

 ライターはマーク・ウェイド。ベンディス期からシャドウランドにかけての沈鬱なマットからうってかわって、あっけらかんと明るく、でもやるときはやるマットが楽しめます。7巻中の1巻である『サウンド&フューリー』はこのあいだ邦訳も出ました。いきなりここから読み始めても楽しそう。
 このランでは特にフォギーとも仲が良く、フォギーのために必死になるマットがたくさん出てくるところがとてもいい。パニッシャーやスパイダーマンとのクロスオーバー部分も楽しい。シーハルクのドラマにゲスト出演した回のようなチャラいプレイボーイなマットが好きなかたにはぴったりかと!


< 4期(2014 - 2015) >

Daredevil #1(2014-2015)カバー画像の切り抜き。軽やかにジャンプをするデアデビル
Daredevil (2014-2015)(Amazon.co.jp)
Daredevil (2014-2015)(Marvel.com)

 制作陣は3期から続投、内容も3期の続き。マットたちは弁護士事務所をサンフランシスコに移し、新たな敵や、なぜかニューヨークでもお馴染みの敵と戦うことになります。これは3期から続けて読んだほうがマットたちを巡る事情が分かりやすいと思います


< 5期(2015 - 2018) >

Daredevil #1(2015-2018)カバー画像の切り抜き。赤く染まった街をバックに立つ、ブラックコスチュームのデアデビル
Daredevil (2015-2018)(Amazon.co.jp)
Daredevil (2015-2018)(Marvel.com)

 ライターはチャールズ・ソウル。マットのシークレットアイデンティティは2期の途中で世に暴かれましたが、ここではデアデビル=マットだということを再び世界中が忘れてしまった状態で始まります(理由は終盤で明かされます)。ですのでやはりここから読むのもよさそうです。
 デアデビルはサイドキックを持つようになり、中国本土やマカオなどに何度も飛び、フィスクがニューヨーク市長になり、マットの「家族」が出現し…とにかくジェットコースターのような激しい勢いで話が進み、引き込まれてあっという間に読んでしまいました。今度の新ドラマでフィスクが市長になるようですので、このあたりのコミックを引用している部分も多そうです。話としてはいちばん好きかもしれません。チャールズ・ソウルは自身も弁護士でもあるらしく、法廷や法律に関するシーンが多いのもデアデビルの醍醐味のようなものを感じられて好きです


< 6期(2019 -2021) >

Daredevil #1(2019-2021)カバー画像の切り抜き。血にまみれた手をクロスさせているデアデビル
Daredevil (2019-2021)(Amazon.co.jp)
Daredevil (2019-2021)(Marvel.com)

 ライターはチップ・ズダースキー。わたしが初めて読んだデアデビルの原書なので思い入れも深い。ソウル期のラストを経て、身体もボロボロのマットがどうにかデアデビルを引退しようとしては引き戻され、フィスクが市長のままでもあり、マットを巡る状況はさらに混沌としていきます。エレクトラが紆余曲折を経て彼女もデアデビルを名乗るようになるのもこの時期です。
 7巻あるうちの、1巻の『ノウ・フィアー』と、2巻の『ノー・デビルズ・オンリー・ゴッド』は邦訳も出ています(電子書籍もあり)。メインでアートを担当しているマルコ・チェチェットの描くマットがほんとうに格好良くて、アートを楽しむためだけに読む価値さえもあると思います


< 7期(2022 - 2023) >

Daredevil #1(2022-2023)カバー画像の一部切り抜き。屋上の石像の上で雨に打たれるデアデビル
Daredevil (2022-2023)(Amazon.co.jp)
Daredevil (2022-2023)(Marvel.com)

 イベント‘Devil's Reign’を挟み、6期から制作陣もそのままで続きます。マットとエレクトラはハンドと戦い、破滅へとひた走っていきます。ドラマティックで悲しく、そしてうつくしい。最後まで読んだときはもう感無量でしたね…6期から続けて読んだほうが分かりやすいとは思いますが、ここだけでも充分楽しめるのではないかと思います


< 8期(2023 - 現在) >

Daredevil #1(2023-)カバー画像の一部切り抜き。しゃがんで雨に打たれるデアデビル
Daredevil (2023- )(Amazon.co.jp)
Daredevil (2023- )(Marvel.com)

 現行ランで、2025年2月現在で18号まで刊行。ライターはサラディン・アーメッド。ズダースキー期の最終回を経て、マットはとある教会で神父として「新しい生活」を始めています。今までとは少し毛色の違うデアデビルが楽しめます。完結していないので今後の話がどう転がっていくのか楽しみです


【自己紹介】

 おまけです。せっかくブログを書くので、デアデビルやアメコミに関する自分のことも書き記しておこうと思います

 「アメコミというジャンルそのものの存在」をMCUきっかけで知った、超にわかです。ただし好きなのはデアデビルやディフェンダーズの「ネトフリMCU」のほうで、MCUといえばネトフリドラマだという、「ネトフリMCUガチ勢」といって差し支えないと思います(そのへんの語りは1本の記事にもできる)。ネトフリドラマに出会わなければもうとっくにMCUを追うのはやめていたのではないだろうか…
 映画アベンジャーズなどの本流のMCUに対しては、子どもも一緒に楽しめる娯楽として気楽に親しんでいます(デアデビルのためにディズニープラスには入りっぱなしなこともあり、なんだかんだとMCU映像作品はドラマシリーズも含めてほぼ全作観ています)。なおかつ、デアデビルが映像作品で活躍する可能性のある場は多いほうがいいので、MCU本体にそう肩入れしているわけではないとはいえ、成功してくれたほうが有り難い、というスタンスです

 アメコミ原書は、基本的には、電子書籍(Kindle)か、マーベルコミック読み放題アプリのMarvel Unlimited(アンリミ)で読んでいます。デアデビルの現行ランなどはKindleで買ってすぐ読み、過去のものはアンリミで読んでから気に入ったら電子書籍で購入する、という形が多いです。邦訳本はデアデビルの新しいものが出れば紙の本で買っています

 初めて読んだ原書はチップ・ズダースキーのデアデビル。電子書籍で90%オフという大セールをやっていたので、読めるかどうかも分からなかったけれど安いからと6期を全巻買ってみたのがきっかけです。ズダースキー→ソウル→ウェイド→2期、という遡った順番でデアデビルを読みました

 英語力はべつにぜんぜんなく(大学の一般教養止まり)、原書も読みこぼしているものもあるかもしれませんが、今は翻訳アプリもありますし、なんといってもコミックなので雰囲気で分かるはず!という気概で乗り切っています。デアデビルが好き、という気持ちのほうが上回っているのでなんとかなる(笑)

 アメコミ趣味も、今はデアデビルだけではなく、ムーンナイトやX-MENなどをアンリミで追うようになりました。あとは新しいアルティメットユニバースが熱い!DCコミックではアローバースで大好きだったキャラのコンスタンティンを読み始めました

【次回予告】

 時期は未定ですが、次回はデアデビル2期についてのもう少し詳しい感想や概要などの記事を更新する予定です



更新日時:2025年2月22日 23時45分
文責:kude
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※gooブログに上記日付に掲載したものをnote用にタグなど編集し直し、2025年4月15日にnoteに本文の文章はそのまま転載しました

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