小説家になろうで短編の毎日更新を100日続けてみたらコミカライズした話
タイトルにある通り、『小説家になろう』で短編の毎日更新を100日続けたので、そのエッセイを残しておこうと思います。
元々は、ひょんなきっかけから知り合ったプロの先生に「れんちゃん(作家名:久遠れん)よければ短編を書いてみない?」と提案を頂いたことです。
その時の私は「アルファポリス ファンタジー小説大賞」に出す20万文字を書き上げて、燃え尽き症候群になっていました。
私は年に一本程度10万文字の小説を書いて、公募に出しては一次に通ったり通らなかったり、といった感じでゆるく活動をしていました。
趣味で書いている作品は多々あったのですが、真剣に「プロになりたい」と思ったのは2025年7月の中旬くらいだった気がします。
漠然と「いつかプロになれたらいいな~」という思いは長年抱いていましたが、とはいえ、公募に出す以外のプロの成り方など知らないまま、マイペースにネットに小説を載せていました。
そんな私の転機となった先生を、仮にY先生とします。
とあるディスコードのサーバーで仲良くなったY先生は、それはもう親身に話を聞いてくださりました。
私が燃え尽き症候群でぼんやりしてた時期に「小説家になろうで短編を書いてみようよ!」とご提案頂いたのもY先生です。
「小説家になろうは異世界恋愛の短編がいま強いから、れんちゃんなら行けると思うんだ! アンソロジーの拾い上げを狙おう!」というお言葉を頂いて、単純な私は「それなら書くか~!!」と女性向け異世界恋愛の短編を書き始めました。
当初は「女性向けの異世界恋愛」の基礎の基礎すらわかっておらず「断罪ってなぁに? ざまぁってなぁに? 聞いたことはあるけど、どうやって書くの?」と首を傾げている始末でした。
小説家になろうにアップする前にY先生に読んでいただき「いや、これは、ちょっと……」と言葉を大分濁していただきながらダメな個所のご指摘を頂いて、直した作品が――なんと、1万ポイントをこえました。
それまでの私は三桁ポイントがせいぜいで、辛うじて100ポイントいく作品があるような……? というレベルだったので、それはもうパソコンの前で恐れおののき――調子に乗りました。
調子に乗りに乗った結果、なぜか「100日連続更新」を目標に掲げるに至ったのですが、これにはY先生のほうが驚くという結果に(笑)
「100日?! そんなに無理しなくていいんだよ!」
「いける気がするんです!!」
みいたいなやり取りをしたようなしなかったような。多分しました。
そんなわけで、まずは「30日」「50日」「70日」で区切りつつ、最終的な目標は「100日連続更新」に落ちつきました。
結果から言えば、100日連続更新をする中で、1万ポイント超え作品を7作、ホラー・コメディーのジャンルで1位を4作取りました。
異世界恋愛を描いていたはずが、なぜホラーで1位に? という話は今回は省くとして、100日更新をしていると、時々味変をしたくなり、異世界恋愛以外のジャンルにも手を出しました。
その結果、ホラーが大の苦手と自負がある私が書いたホラーが4作中3作品が1位を取り、思わぬホラー適正が発覚したりしたのです。
その辺りは今回は置いておき、100日更新で101話書いたのですが(1日目に2作品更新しているため)中々上出来な結果を残せたと思っています。
私とY先生が「戦闘力」と呼んでいる「小説家になろう 総合ポイント」の推移をご報告しておきますと。
連続更新を始める前 総合ポイント 320
連続更新後 総合ポイント 260440
連続更新前の総合文字数 46万6182文字
連続更新後の総合文字数 127万7383文字
(なお、他サイトからの転載約10万文字を含む)
という結果になり、総合ポイントは脅威の約813倍、文字数は約70万文字をかいたことになります。
これは結構頑張ったのでは?! と自画自賛をしております。
【その後の話】
このエッセイを書いたのは12月13日だったのですが、翌日14日のお昼過ぎに「もしかして昨日は99日目だったのでは……?!」と、日付を一日勘違いしていたことが発覚し、慌てて一作品を書き上げました。
それが『婚約破棄を望んだ結果』なのですが、この作品が日間異世界恋愛のランキングで3位まで登り、過去最高のポイントを叩きだしました。
有終の日を飾れたと思っています。自分でも予想外で驚いておりました!(笑)
▽▲▽▲▽
はてさて『短編の100日連続更新』をしたエッセイの続きなのですが、100日連続更新をする中で、予想外の適性が発覚したりしました。
それが『ホラー適正』です。
前提条件として、私はホラーが大の苦手です。
どれくらい苦手かというと、幼少期に某幼女向けアニメの悪役が自宅に押し掛け母を殺す――そんな悪夢を見たのが最初の夢の記憶として残っている程度には、苦手です。
小学生の頃に弟と怖いもの見たさで見た某週刊誌のホラーアニメが特大のトラウマになり、以降ホラーというホラーを避けてきました。
そんな私が、どうしてホラー作品を書いたのか、ですが。
ホラーを書いた自覚がありませんでした……!!
短編の100日更新をする中で、38日目に書いた作品は『異世界』で『欲しがりの妹』をテーマにした作品でした。
なろうのランキングでよく見る要素です。私もそのつもりでした。
ただ、書いてみたら恋愛要素がなかったので『異世界恋愛』ではなく『ハイファンタジー』で作品を登録したのです。
私の中では『異世界が舞台だけど、恋愛要素がないので、ハイファンタジー』そのくらいの認識でした。
私は短編の更新を18時以降と決めているのですが、当作品をアップしたのは19時過ぎ。
短編をアップして一時間立たないうちにY先生から連絡が入りました。
「れんちゃん(作家名:久遠れん)、今日の更新分を読んだけど、あれはハイファンタジーじゃなくてホラーだよ?!」
「????」
よくわからず首を傾げる私にY先生は「カテエラ(カテゴリーエラー)なので、怒られる前に登録ジャンルを変えた方がいい」と言い募ります。
本当によくわからないまま「Y先生がいうなら……?」とホラーにジャンルを変更したその翌日――朝のランキング更新で [日間]ホラー〔文芸〕 - 短編 1位になりました。
その後、順調にポイントを重ねて [日間]ホラー〔文芸〕 - すべて でも1位を取りました。
私はただ唖然とし、思ったのです。
「Y先生はすごいなぁ」と。
そんな風にぼんやりしている私に、交流のあった別のプロ作家のK先生が言うのです。
「れんさんはホラー適正があるんじゃないですか?」
そんなまさか、と思いました。そんな馬鹿な、と。
だって人生からホラーというホラー作品を除外して生きてきたのです。
ホラーの適性などあるはずがない。今回は偶然だ。まぐれだ。ビギナーズラックだ、と。
そう思い込んでいた私のスマホが夜になって、プルルとなり。
「まっっって! 今日の更新読んだけど! アンタ、ホラー書けたの?!」
作家として活動していることを知っている親友から通話で怒られたのです。
「え? でも全然怖くなかったでしょ?」
「怖かったが?! 普通にヒトコワだったが?!」
「え、でも、あれ、私はファンタジーだと思ってて」
「どこが?!」
そんなやり取りをしていると、なんだか自分がとっても怖い話を書けたような錯覚を抱くのです。人間って怖いね。
そんなわけで、ホラー適正がある、と周囲に判断された私は調子に乗って――。
ホラー作品を合計四つ書きました。
内、三つがランキングで一位を取りました。
さすがに、認めざるを得ませんでした。
皆様、ホラー嫌いが書くホラー作品、案外怖く仕上がるようです。
このエッセイをご覧の貴方もチャレンジしてみても良いのでは?
なお、インパクトに残っている先生方のお言葉は。
「人を殺した作品はホラーだよ!!」
です。肝に銘じておきます。
(でも、ハイファンタジーでも人は死にますよね……?)
▽▲▽▲▽
ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!(くそでかボイス)
やっっっと発表できます!
この度『幼馴染の伯爵に婚約破棄されたので、学友の公爵と契約結婚をすることにしました』がコミカライズされました~!!!!
わ~~~い!!!
一迅社様より発売中の『婚約破棄されましたが、幸せに暮らしておりますわ!10巻』に収録されております!
サンプルなど詳しくは『小説家になろう』の活動報告をご覧いただければと!
当作品はこちらのエッセイに綴っている『短編の毎日更新を100日続けてみた』の一作目になります。
まさか1日目の作品に商業化のお声がけを頂けるとは思っておらず、小説家になろう様からメールがきたときは手が震えたものです。
たしかメールをいただいたのは100日連続更新の折り返しが過ぎた頃だった気がします。
それが早いのか遅いのか、いまいちわかりませんが、商業化のお声がけを頂けたことは望外の喜びでした。
いずれ商業作家になるぞ……!!という意気込みの元、アンソロジーの拾い上げを狙いつつ修行を兼ねて始めた短編の連続更新で商業作家デビューできて本当に嬉しいです!
異世界ロマンスファンタジーで商業化を狙う方、短編の連続更新は結構いいかもしれません……!
血の滲むような努力とまでは言いませんが、毎日悲鳴を上げながら書いていた日々が報われて感無量です。
当エッセイは商業化のご報告をもっていったん終了です!
またなにか綴りたくなったら書くかもですが、読んでくださりありがとうございましたー!!!
【補足】
投稿時期を見ていただければわかると思うのですが、私が100日毎日更新を始めたのは昨年の9月で、小説家になろうでインセンティブが始まる前です。
小説は全てネタ出しから本文まで、完全なる人力ですのでそこだけ誤解なきようお願いいたします……!!!
